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「そもそも中国は近代国家ではありません。近代国家の尺度で中国を判断するから見誤るのです」。――気鋭の憲政史研究者が「嘘にまみれた中国」の正体を明かす。
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Posted by ブクログ
中国の歴史よりも大日本帝国の悲惨さが後半目立ってしまって読むと悲しい気持ちになる一冊。なんなら清と同じ運命たどってる(現在進行形で)この本が出たときはアベノミクスも絶好調だったんだなあ…と二重の意味で悲しくなった。
中国には近代などない。あるのは、独裁の古代と殺戮の中世だけ。 大切なのは外交でも経済でもなく、内部闘争。 モノの限度を知らない相手とは分かり合えない。 いろんなキーワードがある。 そんな「文明」と対峙せざるを得なかった日本の現代に至るまでの「見方」を記述してあり面白い。 韓国、という視点はすっぱ...続きを読むり無視しているけども。 政治は怖い。 国際政治はもっと怖い。 よくこんなお人好しな国が、今まで残ってるもんだと思う。
私が読んできた著書による歴史観からすれば、大きな違いはない。しかし、本著は半ば週刊誌のゴシップ記事のように、陰謀論的な裏の論理を結びつけ、時代背景を解き明かす。真偽はさておき、読んでいて興味深い。多面的な観察力を要する、時代を紡ぐ一本の論理。複合的なその回路の本線を辿るには、立場や思想が邪魔をする。...続きを読む本著にそのノイズがないとは言えないが。
日本のお人好しな歴史と、シナの独裁と殺戮の歴史がよく分かる。現代の中国も古代シナと変わらないんですね。 日本については現場の帝国陸海軍の練度は最高レベルだがそれを率いるエリートやマスコミにバカが多いという構図は満洲事変以来の日本の伝統になってしまった気がする。
じつはYouTubeで済ましてて一冊も読んでいなかった倉山満さんですが、嘘だらけシリーズの3冊買ってみた。 「通説はこう」「事実はこう」という書き方で解説されていて読みやすいし、動画よりわかりやすい。
今のチャイナ・・・建国はたかだか65年くらい この国を理解する法則は・・・ 1)力がすべて 2)陰謀でごまかす 3)かわいそうな・・・ 歴史はパターン化されていて、近代も中世も同じ。 1)新王朝成立 2)粛正 3)対外侵略 4)歴史の改ざん 5)皇帝側近の跳梁 6)秘密結社乱立や農...続きを読む民反乱 7)地方軍閥の中央侵入 ⇒ 1)へ戻る。 の繰り返し。今は、3〜4あたりですか? とてもわかりやすい本でした。
(本文より) 日本の歴史学界で絶対に使えない学術用語があります。 「中国のプロパガンダ」です。 自分の見聞きした範囲ではっきり断言しますが、中国を研究している平成の日本人で、中国共産党に遠慮なくモノが言える人など数えるほどしかいません。 理由は三つあります。 一つめは、中国の悪口を言うと、...続きを読む基本的に入国させてくれませんし、必要な資料を見せてくれないなど研究にさまざまな支障が出ます。 二つめは、戦後の中国研究者のほとんどが親中派だったので、弟子や孫弟子は先生・先輩の業績を否定するような研究は許されなかったのです。 三つめは、さまざまな名目の「日中共同研究プロジェクト」に依存している研究者が多いので、研究資金を打ち切られる恐怖に打ち勝てる人は少数です。 日本国内では博士号を取っても非常勤講師の職すらなかったところ、中国では語学教師として雇ってくれたので最低限の生活は大丈夫だったなどという話を聞くと泣きたくなります。 まともな国ならばとっくに大学教授になれる実力のある研究者が食うや食わずのフリーター生活をしているのが、今の日本という国です。 そのような環境に置かれている人が親中派になったとして責められるでしょうか。 甘いと思われるかもしれませんが、私のように一度も筋を曲げず、自由に信じていることを書き続けるなど、例外中の例外です。 ましてや、その内容を一般に広く知れ渡るかたちで出版できるなど、奇跡です(あなたが今、読んでいる本のことです)。 かくして、日本の歴史学界では「中国のプロパガンダ」を研究することはタブーです。 だから、同じ手口で何度も負けるのです。
著者が既存の中国史に一石を投じた一冊。 多少右寄りな感はあるものの、フィクションの嘘を暴いてて面白い。 中国の歴史は以下の繰り返しだと分析。 時々逆行したり飛ばしたりするものの、基本的にはこれの繰り返し。 秦の始皇帝も毛沢東も7に過ぎなかったと。 1.新王朝設立 2.功臣の粛清 3.対外侵略戦争...続きを読む 4.漢字の一斉改変と改ざん歴史書の作成 5.閏閥、宦官、官僚など皇帝側近の跳梁 6.秘密結社の乱立と農民反乱の全国化 7.地方軍閥の中央侵入 8.1へ戻る 確かにこの法則にしたがうと色んな歴史上の出来事が腑に落ちた。
大正デモクラシーの旗手で中国革命に命を賭ける青年を支援した日中友好論者の吉野作造は、中国の暗黒面を熟知していた。 職がなかった若い頃、袁世凱の息子である袁克定の住み込み家庭教師をしていたときに不潔で約束を守らない中国人を嫌いになり、袁一族ら政治家・軍閥の腐敗を目の当たりにしている。 吉野は国際協調...続きを読む論者であるからこそ、国益をしっかりと確保しなければ安定は生まれないとの立場なので、「十四か条の要求」と「七か条の希望」を生温いと切って捨てた。 民権派と言われている吉野作造ですら、国際社会のパワーゲームを知っているリアリストであった。 東アジアにおけるパワーゲームは、満州事変に発展。 満州事変以降、日本は日中戦争の泥沼と欧米列強との軋轢を生むことになる。 第一次世界大戦の外交を取り仕切り、第日本帝国を世界の大国として認めさせた外務大臣である石井菊次郎は「宣伝にかけてはわが日本ほど遅れた国はない」と慨嘆していた。 昭和初期から外務省の能力低下が問題であったのである。 満州事変が問題になった際、当時の外務大臣であった幣原喜重郎は、「我が国の従来かつて国際審議の破りたることなき態度と国民性を了解し、極めて着実にして毫も宣伝がましき行動に出でず」と、何も言わなくても日頃の行いがいいのでみんながわかってくれるという態度。石井菊次郎の懸念が現実のものとなる。 そして、国連に訴える中国側のプロパガンダが欧米列強を動かし、日本は孤立を深めて行くこととなる。 一方日本国内においては、満州事変によって大正デモクラシー的な言説は吹っ飛び、「強くて清廉で純粋な軍人さんならば、この腐った世の中をなんとかしてくれる」という空気が蔓延する。朝日新聞と婦人公論がこういった風潮を先導し、婦人公論のグラビアを本庄繁関東軍司令官や荒木貞夫陸軍大臣が飾るような時代になった。 そして、満州事変後の微妙な国際社会の空気の中、関東軍は熱河作戦を計画する。 満州皇帝溥儀以下満州人たちは、満州人たち父祖の地である熱河に執着。 「熱河が入っていないので満州にならない」との言をまともに受けて熱河作戦を決行。 日本は、国際社会を敵にまわすという困難な状況に陥ることとなる。 敗戦後、溥儀は全ての責任を陸軍の吉岡安直中佐(溥儀のために人生を捧げたような軍人)になすりつけ、「私は常に吉岡に監視されていた人形のような存在だった」などと言い出す始末。 これでは何の為に日本は国際社会を敵にまわしてまで熱河作戦を決行したのかと忸怩たる思いにとらわれてしまう。 本書でも、日本を地獄の底にたたき落とした戦犯として近衛文麿が挙げられている。 近衛文麿の側近にスターリンのスパイが多数潜り込んでいたことが根拠になっている。 ゾルゲ事件に連座した尾崎秀実は近衛文麿の側近であり、近衛自身も河上肇に師事するほど共産主義に共鳴していたと考えられる。 日本の北進派と南進派の対立が日本を泥沼に引きずり込んだことはあきらかで、ソ連への攻撃を回避し、軍を南及び日中戦争の泥沼に引きずりこんだ勢力は、近衛を中心としたメンバーであったのだろう。 国際社会・日中関係・軍閥・アジア主義・コミンテルンなど、複雑な当時の日本の状況を理解するのは困難である。 本書は問題を整理し、解説も簡潔なのでこの時代に詳しくない方でも充分理解できる内容になっていると思います。 近現代史に興味のある方にはオススメの一冊。
大東亜戦争が何故、太平洋戦争に変化したのか? 日本の失敗の本質が解りやすく書かれています。そして、中国という国がよく解り、結果として従属してきた韓国の性質も解ってきます。 私達の歴史認識はきっと間違っているのでしょう。 軍部の独走が第二次世界大戦という結果を生んだのではなく、国民の民意、そしてそれを...続きを読む煽った朝日新聞をはじめとしたマスコミだというのが事実。日本国民はこの本を読んで一度考えることが必要だと思います。 そしてコミンテルンの暗躍は共産主義に対しての警戒を怠ってはならないことを教えてくれます。
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嘘だらけの日中近現代史
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倉山満
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