倉山満のレビュー一覧

  • 国際法で読み解く世界史の真実

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    【インターナショナリズムとコスモポリタニズム】
    ここで二つの概念を考える必要があります。
    国際主義と訳されるインターナショナリズムと、世界主義と訳されるコスモポリタニズムです。

    コスモポリタニズムというのは、全人類が一つにまとまれるという前提です。
    コスモポリタンのことを地球市民といいます。
    コスモ(世界)がポリス(都市)であって、そこのアン(市民)、つまり、地球という都市の民という意味です。

    一方、インターナショナリズムというのは、地球には一つのまとまった人類の政府などというものはないという前提です。
    だから、いろいろな主権国家が並立している中で、知恵を出しあい、国際慣習に立脚して、仲良

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    2020年02月28日
  • 大間違いの織田信長

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    以下、本書より。

    【本能寺の変の黒幕は誰か】
    最近の学界では、長曽我部元親黒幕説が有力視されています。
    本能寺の変は、黒幕がいたのか否かの他に、光秀の動機が謎とされています。
    その有力な動機として、信長の四国政策の変更を多くの人が主張しています。
    曰く、それまで信長は明智光秀を取次とし、長曽我部との連携で「四国切り取り次第」としてきた。
    ところが、羽柴秀吉の仲介で敵であった三好を重視するようになり、遂には長曽我部打倒作戦を発動するに至る。
    ここに光秀の面目は丸つぶれ、秀吉に出世競争で抜かれると思った光秀は将来を不安視し、謀反を起こすに至った。
    さらに念入りに、光秀の年齢は通説の五十五歳ではな

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    2020年01月27日
  • 並べて学べば面白すぎる 世界史と日本史

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    タイトルが面白そうだなと思って購入。
    読んだら確かに面白かったというよりも、ああそうか~!!!
    っていう改めて気付きのほうが大きかった。
    分かりやすく書いてあるので初心者の方でも読めると思う。
    日本って(日本人)みんなのんきなんだけど、確かに昔(昔といえど大昔)は
    いざという緊急時はちゃんと団結してたのだなーとかも含め
    今この現代とは雲泥の差…とはいえ、先の大戦から大きな紛争がないのはいいことだと思う。
    筆者が書いていた内容の中で、思わず頷いたことが多々あって
    「何事も、何が書かれてあるかよりも何が書かれていないかのほうが大事」
    「人を騙す時は、うそをつくよりも本当のことを隠すのが効果的。書か

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    2020年01月24日
  • 自民党の正体 こんなに愉快な派閥抗争史

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    以下、本書より。

    【麻生内閣は自民党の遺産をすべて食い潰した】
    自民党の存在意義は「国民を食わせること」でした。
    池田勇人政権がその意味での自民党の絶頂期です。
    経済政策を大失敗して国民を食わせられなくなったら、もう終わりです。
    ただでさえ賞味期限が切れているのに、ここまで国民をデフレで苦しめ、リーマン・ショックの対応を間違えて、失業、就職超氷河期、円高、自殺の増加を引き起こしたら、国民の多くが

    「もう鳩山由紀夫でもいいから自民党は嫌だ」

    と思うのは当たり前です。

    麻生を支持する人はよく

    「史上最悪の民主党政権」

    と簡単に言ってくれますが、はっきり言います。
    麻生よりは鳩山のほうが

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    2020年01月21日
  • 嘘だらけの日英近現代史

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    今まで読んだ国は日本を滅ぼしたり迷惑をかける国が多かったけど、イギリスは日本と一緒に衰退していったので切なさもひとしお。そしてスコットランド、アイルランド、ウェールズなどイギリスのこと全然理解してなかった。前回の読書なんやったんや…。

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    2020年01月20日
  • 嘘だらけの日仏近現代史

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    「嘘だらけシリーズ」も5冊目。
    フランスはジャンヌダルクに始まりルイ14世、16世、ナポレオンと意外に知ってる人多いなという印象。
    シラクとド・ゴールはやはり知っておきたいと思いました。

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    2020年01月20日
  • 嘘だらけの日韓近現代史

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    日韓の関係見てたら戦前から不幸な関係しかなくて笑ってしまう。
    こんな国が隣なんだから本当に不幸だ…。
    でも一番しっかりしていないのは日本なんだけど

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    2020年08月14日
  • 嘘だらけの日中近現代史

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    中国の歴史よりも大日本帝国の悲惨さが後半目立ってしまって読むと悲しい気持ちになる一冊。なんなら清と同じ運命たどってる(現在進行形で)この本が出たときはアベノミクスも絶好調だったんだなあ…と二重の意味で悲しくなった。

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    2020年08月14日
  • 13歳からの「くにまもり」

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    歴史書です、現代に役立てるものです
    倉山満集大成(実は毎回集大成だという疑惑)
    今まで氏の著作で語られた内容が1冊に体系立ててまとめてある。個々のテーマについても多くの氏の著作により補完できるので助かる。13歳で理解できるだろか疑問も湧くが、背伸びすればよい事であるし、また結構侮れない少年少女も多いだろう。日本の未来に何ができるか、13歳に期待する。爺は見守るだけにしておく(笑)

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    2019年12月07日
  • 並べて学べば面白すぎる 世界史と日本史

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    高校時代に歴史の授業がありました、二年生のときに世界史を、受験期である三年生のときに日本史を習いました。日本史を勉強しているときには、世界史の知識は殆どなくなっています。まあ、定期試験の直前に詰め込むだけだったので仕方ありませんが。。。

    そんな私ですが、試験で良い点数を取るためではなく、自分の好奇心を満たすために歴史に関する本を読み始めた社会人から、おぼろげながら、日本で重要な事件が起きている時に、世界は(これも西洋と東洋がありますが)どうなっているのだろうと思うようになりました。

    これを自分で調べるのは大変な作業だと思います。そんな私にとって、倉山氏の書かれたこの本、並べて学べば面白すぎ

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    2019年12月01日
  • ウェストファリア体制 天才グロティウスに学ぶ「人殺し」と平和の法

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    倉山満の思想が詰め込まれている
    0点か100点の二択だけ
    戦争は王様のルールある決闘
    暗黒の中世が無い日本
    この数年、目から鱗が大量剥脱中
    何より、世界史の数々の事件の意味を
    知ることで歴史が楽しくなってきました

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    2019年11月30日
  • 嘘だらけの日独近現代史

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    「嘘だらけ」シリーズの最終巻。何回読んでも「プロイセンって結局いつの間にドイツになったん?」と疑問が残った(笑)
    第2次世界大戦に負けてからの復活がめっちゃ鮮やか。
    日本とは全然違うよね(T_T)

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    2020年08月14日
  • 13歳からの「くにまもり」

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    以下、本書より。

    【絶望的に知性が欠如した自民党議員】
    本書では財務省に対してかなり厳しいことを書いていますが、もともとは愛国官庁です。
    多くの官僚が仕事熱心で、自由闊達な議論が許される気風に溢れていました。
    つい最近でも確認できたことですが、上司に対して部下が対等に議論して構わない官庁だそうです。
    ただし条件(ルール)があって、最終的な結論には従う。
    決定に反対意見でも、自分の本音を外部に漏らさない、です。

    だから、政治家のところに「御説明」と称して増税の必要性を訴えている財務官僚が、実は省内では増税反対の急先鋒ということが多々ありうるのです。
    そういう時、「この主張に反対してください」

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    2019年10月08日
  • 世界一わかりやすい日本憲政史 明治自由民権激闘編

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    原敬内閣が評価される理由は?
    「膨大な日記を残しているから」
    チコちゃんに叱られる形式だな(笑)
    資料が沢山あるから研究した学者が
    「原敬は偉大で、オレの研究スゲエ」
    こういいたいだけです
    こういう分かりやすく皮肉たっぷり
    事実に基づいた(膨大な引用)内容
    今まで学んだ世界と別景色が見える
    倉山満最新著書、お買い求め下さい
    (明治40年以降の続編発行の為に)

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    2019年08月24日
  • 誰も教えてくれない 真実の世界史講義 中世編

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    倉山さんの書籍は葉に絹着せぬ!が面白い。
    学校の授業の歴史とは違った視点から興味本位なウンチクも好きだな。

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    2019年07月15日
  • 日本人だけが知らない「本当の世界史」 なぜ歴史問題は解決しないのか

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    近代日本がいかに成り立ったか、そして何故いまだに敗戦国のままでいる(それはどんなに国連への貢献度が高いとは言え)のかを十分に理解させていただいた。
    やはり先ずは日本人が歴史を知る必要があり、それを踏まえての行動と言動をしていかないと、ただでさえルールを守れないアメリカや中国などに喰い物にされていくだけであることを思わざるを得ない。
    すでに西欧中心の歴史教育を受けて、自然と(潜在的に)そういった考えが脳内に意識されている人には是非とも読んでいただきたいものである。
    そして戦後レジームからの脱却には、戦争に勝たなければならないということは、表面上は平和である今においていかに戦争を想定して備えておか

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    2019年05月13日
  • 並べて学べば面白すぎる 世界史と日本史

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    世界史の中の日本史、日本史の中の世界史について。
    以下、本書より。

    【世界史教科書風の年表がいかに罪深いか】
    日本の歴史に鑑みると、白人がやってきた事はつくづく傲慢です。
    と書くと反発を覚える人もいるかと思いますので、世界史教科書風に事実だけを並べてみます。

    1492年
    コロンブス、アメリカ大陸を発見。
    1493年
    ローマ教皇アレクサンドル6世、新大陸における紛争を解決すべく教皇子午線を設定。
    1494年
    トルデシリャス条約。
    教皇子午線に従い、東をポルトガル、西をスペインの勢力圏と決める。

    気の利いた先生なら、
    「ポルトガルはアフリカに、スペインはアメリカ大陸に植民地をつくっていった」

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    2019年04月09日
  • 国際法で読み解く戦後史の真実 文明の近代、野蛮な現代

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    倉山氏の簡潔明瞭でストレートな解説と事実確認は、スッと入ってきますね。近代史を正しく理解し、近隣諸国の歴史や特徴をつかむことが、海洋国家「日本」の取り組むべき方向を決定できることと感じられます。
    少なくとも現状ままでは、危ない!

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    2019年03月30日
  • 検証 財務省の近現代史~政治との闘い150年を読む~

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    歴史を知らないと明日が見えない
    荒れ狂う現代で生きていけない
    正しい知識を得たうえで正しい判断を下すこと
    何をすることが正解かを考える力が
    現代人にもあることを信じて、
    倉山満は歴史と知識を語り、
    荒波をこぎ出す無謀な冒険者の背を押す

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    2019年02月22日
  • 政争家・三木武夫 田中角栄を殺した男

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    【切って貼って、結局切って】クリーンな政治家像を売り出し、田中角栄の後継として首相に就任した三木武夫。そのイメージとは異なる卓越した政争家としての一面にクローズアップした作品です。著者は、日本近現代史に関する多くの著作を持つ倉山満。

    著者の評価軸が非常にはっきりしているため、読んでいて好き嫌いが分かれる作品ではあると感じましたが、あまり類書が多くない三木武夫に関するわかりやすい半生録としてオススメしたい作品。本書を読むと「クリーン」というよりは、「機を見るに敏」という印象を強く受けました。

    〜三木武夫は、最大限原理主義者を装った機会主義者と言えます。〜

    三木武夫から眺めた日本近現代史とい

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    2019年01月16日