倉山満のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ第一章:人殺しに囲まれた国、日本
防衛費が他国よりも低いこと(対GDP比1%未満)が最初の驚きで、憲法の条文や解釈以前の考え方が問題であること、自衛隊の立ち位置、軍隊と警察の違いなど、自身の知見のなさを感じる。
やはり、「知識より意識」の派生で、条文の文言や解釈以上に自衛隊をどのような組織にするのかという意志力の欠如がこの事態に繋がってるのだと思う。
第二章:先人たちは、どのように祖国を守ってきたのか
まず、幕末の大久保利通や大村益次郎の考え方に心を打たれた。本気で国のことを想い、行動し続ける。決して容易ではないはずです。分母意識の高さが行動力を生むのだと思う。何かできることはないかを探し続 -
Posted by ブクログ
私は世界史の授業を高校二年生で受けましたので今から40年ほど前になります。高校二年になると受験科目を決めていて、理系を志望していた私は世界史は範疇に入っていませんでしたので、別の科目の勉強をしていました。とはいうものの歴史好きの私は、先生の授業の耳だけは機能していたのかもしれません。
中でも印象に残ったのは、ドイツのハイパーインフレの時の倍率を、ゼロをいくつも書いて示したことと、この本のタイトルである「ウェストファリア条約」のことでした。先生は確か、この条約により世界が変わった、もしくは近代になった重要な条約であると説明されていました。
それ以来、頭の隅に残っていた私は、今まで何冊も楽しく -
Posted by ブクログ
国際法と地政学。
双方の視点が欠けている上に、危機意識もない。
アクターではなくてシアターだという一言はかなり強烈だ。
二代超大国であった米ソが、国際法を理解できない国と、判っていて破る国だったこと、ダブスタのウィルソン主義と共産主義という、やべえ宗教戦争じみた話だったこと、米が味方と敵を見誤る天才であったこと。
色んなことが絡み合って、近代より野蛮になった現代。
米国から派遣が失われた瞬間に、日本は破滅するよね。
そうならないようにするにはどうするかという、この瀬戸際にあっても、そんな声が上がらない。
いや、上がろうとすると潰される。
確かに、日本は、すでに国ではなくなったかもしれな