倉山満のレビュー一覧

  • 国際法で読み解く戦後史の真実 文明の近代、野蛮な現代

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    国際法と地政学。
    双方の視点が欠けている上に、危機意識もない。
    アクターではなくてシアターだという一言はかなり強烈だ。

    二代超大国であった米ソが、国際法を理解できない国と、判っていて破る国だったこと、ダブスタのウィルソン主義と共産主義という、やべえ宗教戦争じみた話だったこと、米が味方と敵を見誤る天才であったこと。

    色んなことが絡み合って、近代より野蛮になった現代。

    米国から派遣が失われた瞬間に、日本は破滅するよね。
    そうならないようにするにはどうするかという、この瀬戸際にあっても、そんな声が上がらない。
    いや、上がろうとすると潰される。

    確かに、日本は、すでに国ではなくなったかもしれな

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    2020年02月16日
  • 国際法で読み解く世界史の真実

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    一冊で随分と勉強になった。
    先の大戦に至る歴史、何が起こって、当時どう評価されるべきであったかということが、新書と思えない分量で展開される。

    日本は優等生ゆえに、ボコられた。

    決して正しかったわけではないのだろうが、正しくあろうとして、踏み外した。いや、はめられた。

    そうした視点を持ち直した上で、もう一度歴史を評価する必要もあるだろう。

    確かに、倉山満の過去の著書で述べられていることが、この本を読むことで一層はっきりするような気がした。

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    2020年02月15日
  • 日本人だけが知らない「本当の世界史」 なぜ歴史問題は解決しないのか

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    戦争と総力戦の違い。
    今までの歴史観の学び直しの必要性と周辺諸国との付き合い方。
    この本の全てが正しいとは思わないが、自分の知らない歴史があった。

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    2020年01月06日
  • 日本一やさしい天皇の講座

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    倉本先生の本を読んで、思わず涙ぐんだのは初めてだろうな。

    単に、天皇とは、と言うことを勉強したくて手に取ったのだが、皇室と歴史、政治との関わりから説き起こし、最後はこの度の御譲位と、それによって炙り出されたもの、そうして日本とは何かと言うことを問いかける。

    憲法論議はするべきなのだと思う。
    内容を、本当に変えるべきかも含めてきちんと、日本をどうしたいかを、日本人が、考えなきゃ始まんない。

    今回も、悪徳司祭として宮澤俊義が登場。

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    2020年01月04日
  • ウェストファリア体制 天才グロティウスに学ぶ「人殺し」と平和の法

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    憲政史家の倉山満の一冊。

    ウェストファリア条約が現代の国際史の中で礎となる出来事であるということは彼の書籍で理解してたつもりだが、その体制が確立されてたのは20世紀に入ってからで、かつ日本が大きく貢献したというのは今回の本で初めて知った。

    そして、現在はウェストアリア体制が崩壊して民族紛争が絶えないことを考えると悲しく感じた。

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    2019年12月21日
  • 基礎教養 日本史の英雄

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    20人の日本の英雄にスポットを当てており、その人物が行ったことが分かりやすく書かれているため読みやすかったです!

    有名な人物からあまり知られていない人物まで、でもその人がいたから今の日本に繋がっているのが面白いです。

    もっと詳しく知りたくなる人物もいたので掘り下げたいとも思いました。
    歴史が得意じゃない人でもとっつきやすい書籍だと思います。

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    2019年11月24日
  • 世界の歴史はウソばかり

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    倉山先生の本を読むと、あらゆる議論はまず、言葉の定義をきちんと共有しないと始まらないといつも思う。
    もっとも、その定義が一般に認められているものと合致しているのかがよくわからないのだけど。

    もっとも、だからと言って議論の内容がおかしいとも思えず。

    国民国家とはなにか。国民国家になるのに必要な要件はなにか。何が問題か。

    そういうことが紹介されている各国の歴史、地政の違いから説明されている。

    日本で当たり前のことが、実は当たり前ではない。

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    2019年10月15日
  • 嘘だらけの日米近現代史

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    こっちの日米も、通説はこうで事実はこうで読みやすい。ただし、今となっては「アメリカは大戦における敗戦国」というのは逆に通説になりつつある気もしないでもない。

    あとこうして日米関係を通して読んでいくと、民主党政権の破壊力の凄まじさがよくわかった。よく持ったな日米関係。

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    2019年09月04日
  • 嘘だらけの日中近現代史

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    じつはYouTubeで済ましてて一冊も読んでいなかった倉山満さんですが、嘘だらけシリーズの3冊買ってみた。

    「通説はこう」「事実はこう」という書き方で解説されていて読みやすいし、動画よりわかりやすい。

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    2019年09月04日
  • 世界一わかりやすい日本憲政史 明治自由民権激闘編

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    憲政史家の倉山満が、明治維新から明治の終焉までを憲政史の立場から扱った一冊。

    これまで知らなかった帝国議会やその時代の政党の動きについて知ることができた。

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    2019年08月12日
  • 帝国憲法物語 日本人が捨ててしまった贈り物

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    おそらく100年たっても現憲法は一字一句変えられないだろう。ましてや70年前に戻って、大日本帝国憲法から現状にマッチした新憲法を国民の力で構築し直すことなんて夢のまた夢だろう。
    そう考えると本書から読み取れるように、現状で必要な措置を解釈のみで実行していくことが、最も現実的なのかもしれない。
    研究者のエビデンスは納得できる良書だと思います。

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    2019年07月14日
  • 明治天皇の世界史 六人の皇帝たちの十九世紀

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    「19世紀世界」を歴史物語のように読み易くわかりやすく描いた本である。
    日露戦争直前のニコライ二世の対応など、歴史的には事実ではない史観もいくつか見受けられるが、それらを上回る面白さに満ちている。
    まるで「19世紀世界」を鳥瞰するかの様な思いを抱かせてくれる書である。
    日英同盟すらヨーロッパでの抗争のハレーションである構図などは、なかなか他の歴史書では読むことができない。
    読者によっては「独断と偏見に満ちている」との意見も出るかもしれないが、「六人の皇帝たちの十九世紀」との切り口からの世界観は秀逸とも思えた。

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    2019年05月28日
  • バカよさらば - プロパガンダで読み解く日本の真実 -

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    憲政史家の倉山満による一冊。

    国力の中で鉄と金と紙における紙の部分・プロパガンダが外交において必要なことがよくわかった。

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    2019年04月20日
  • 並べて学べば面白すぎる 世界史と日本史

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    なかなか辛口な語り口。
    その点を受け入れることができれば、面白いと思えると思いますが、鼻につくようだと、読むのが辛いかも。

    日本はいかに平和であり続けたか、という点と、日本で学ばれている世界史はいかに不自然か、という点を、力説しています。
    ちょっと偏った印象を受けるものの、こういう捉え方も「あり」なのだと思います。

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    2019年04月13日
  • 嘘だらけの日中近現代史

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    今のチャイナ・・・建国はたかだか65年くらい
    この国を理解する法則は・・・
     1)力がすべて
     2)陰謀でごまかす
     3)かわいそうな・・・
    歴史はパターン化されていて、近代も中世も同じ。
     1)新王朝成立
     2)粛正
     3)対外侵略
     4)歴史の改ざん
     5)皇帝側近の跳梁
     6)秘密結社乱立や農民反乱
     7)地方軍閥の中央侵入 ⇒ 1)へ戻る。
    の繰り返し。今は、3〜4あたりですか?
    とてもわかりやすい本でした。

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    2019年02月10日
  • 日本史上最高の英雄 大久保利通

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    憲政史家の倉山満が、文字通り日本史上最高の英雄として大久保利通を語る一冊。

    西郷隆盛ほどわかりやすくはないものの、明治維新の礎を築いた人物だということがよくわかった。

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    2019年01月21日
  • 明治天皇の世界史 六人の皇帝たちの十九世紀

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    憲政史家の倉山満の一冊。

    明治天皇を取り巻く6人の皇帝(英露独墺中)ということで、皇帝から見た近代史という視点が面白かった。
    また明治天皇について今までより深く知ることができた。

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    2019年01月13日
  • 大間違いのアメリカ合衆国

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    相変わらずバッサバッサと。
    アメリカという国になんとなく抱いていたものを、字にしてもらった感じ。日本の政権との関わりはよくわからないけども。そこも勉強したほうがいいのかもしれない。

    面白いな。

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    2019年01月03日
  • 並べて学べば面白すぎる 世界史と日本史

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    憲政史家の倉山満による、7世紀から18世紀までの同時代の世界史と日本史を比べるという一冊。

    同時代の世界と比べて日本がのんき、ただ国力があって国防だけは怠ってなかったということがよくわかった。

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    2018年12月23日
  • 嘘だらけの日独近現代史

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    憲政史家・倉山満による嘘だらけシリーズのラスト。

    日独という一見関係の深そうで微妙な両国について、今まで深く知ることができた。
    特に戦後の国際的な立ち位置についてはEUの経済を握っているドイツに学ぶべきだと強く感じた。

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    2018年08月31日