倉山満のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
トランプが勝利した時期、ちょうどいい本に出合いました(笑)。
気に入ったところを一部紹介。
・史料の選び方が示威的で、史料を写しているだけの学生の卒論のようなものが日本で一番の研究になっているのが日本の歴史学界の実態です。
他にも、史料の偏りが著しく、多角的に史料批判するという概念が欠けているひどい本がたくさんあります。
史料のクロスチェックをしないものは、読書感想文であって、論文ではありません。<略>読書感想文を書いている人が有名大学の権威になっているのですから、頭をかかえるしかありません(笑)
☆次に
「これくらいは知っておきたいアメリカのこと」から
・どちらが正しいのか、あるいは他に解が -
購入済み
英雄譚のようでした
大蔵省(現 財務省)の優秀な官僚がいかにして日本の経済を驚異から守ってきたかが、まるで英雄譚のように読めました。
読み物としても面白かったですし、参考資料などが逐一載っているため、信憑性が高く、他の文献も読んでみたくなりました。
また現在の問題に対しても言及されており、よくある「日本の未来が危ない!」と言って解決策には一切触れない書籍とは違い、納得できる(実績のある)解決策が示されています。
政治を勉強し始めた、あるいは「日本の経済が大変なのは分かるが解決策は増税しかないのか」と危惧していらっしゃる方には是非読んでいただきたいです。 -
購入済み
少し自信が持てそう
日本の歴史教育は批判的なこと
ばかり書いてあるので
あまり見ていて楽しいものでは
なかったのですが、
この本は見ていてとても楽しく
所々吹き出してしまいました(笑)
しかも日本人といて少し自信が持てそうな
気持ちになりました。
読んでよかった。 -
Posted by ブクログ
憲法は条文に書かれてあることだけではなく、憲法の精神と運用が大事。
憲政の常道は政権担当能力がある野党があって初めて成立する。
なるほど~!
日常生活でも明文化されてないんだから何やってもいいじゃないか、みたいな態度の人がいますね。アメリカ人の主婦が電子レンジに濡れた猫を入れて乾かそうとして猫が死んで会社を訴えた事件がありました。説明書に「猫を入れてはいけません」って書いてないのが悪い!という主張だそうです。
そんなことわざわざ文字にしなくてもダメだと分かるじゃないですか。
これはアメリカの話ですが日本でも常識やモラルの崩壊、価値判断が出来ない人はたくさんいますね。
説明書、法律=憲法の条