検証 財務省の近現代史~政治との闘い150年を読む~

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902円 (税込)

4pt

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現在、日本を覆う「増税の空気」はいかにして形成されたのだろうか? 財務省は、前身の大蔵省以来、「戦後最強の官庁」として日本に君臨してきた。しかし、大蔵省ほど絶大な権力を持ちながらもこれまであまり注目されてこなかった組織はない。気鋭の憲政史家が大蔵省・財務省の歴史にメスを入れ、百五十年の伝統を検証しながら、知られざる政治との関係を描き出し、日本再生への道を綴った本邦初となる意欲作。

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検証 財務省の近現代史~政治との闘い150年を読む~ のユーザーレビュー

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    購入済み

    英雄譚のようでした

    大蔵省(現 財務省)の優秀な官僚がいかにして日本の経済を驚異から守ってきたかが、まるで英雄譚のように読めました。
    読み物としても面白かったですし、参考資料などが逐一載っているため、信憑性が高く、他の文献も読んでみたくなりました。
    また現在の問題に対しても言及されており、よくある「日本の未来が危な

    1
    2013年10月14日

    Posted by ブクログ

    歴史を知らないと明日が見えない
    荒れ狂う現代で生きていけない
    正しい知識を得たうえで正しい判断を下すこと
    何をすることが正解かを考える力が
    現代人にもあることを信じて、
    倉山満は歴史と知識を語り、
    荒波をこぎ出す無謀な冒険者の背を押す

    0
    2019年02月22日

    Posted by ブクログ

    眠れぬ夜には最高の一冊!じゃなかった、、増税に邁進する某組織について理解する上でも、我が国の近現代史を新たな視点と最新の研究結果から学び直すという上でも、最良の書です。大変勉強になりました。有権者必読の一冊であると思います。

    0
    2013年09月05日

    Posted by ブクログ

    デフレ派経済学者、デフレ派一般人に対抗するのに有効な知識が得られる。歴史的な見地からリフレ理論は常道であり必然。
    最後の提言が第二次安倍政権誕生を予言していたような内容で、上念司氏の「日本の危機管理はここが甘い」と共に一部では予言の書と呼ばれている。

    0
    2013年02月16日

    Posted by ブクログ

    少し偏った部分はあったもののとても面白かった

    読んだ結論は二点

    1.歴史は繰り返す⇒政治主導は難しい

    2.デフレ放置はもはや日銀や財務省の意地なんじゃないか

    前者について
    減税と戦争推進といった無理難題を承知で当時の政権に迫り、瓦解させた後に成立した隈板内閣
    ⇒政権担当能力は皆無で自滅に近い

    0
    2012年06月18日

    Posted by ブクログ

    歴史を国家予算の観点から見つめると世界が拡がる。

    うーん、財務省のトラウマ。
    田中角栄が引き起こした放漫財政が、引き起こした
    災害なんですね。

    兎に角、日銀は円を刷れ!!

    0
    2012年04月11日

    Posted by ブクログ

    財務省(旧大蔵省)の歴史を紐解く事で、現在のデフレを脱却する為に最良の処方箋は何かを読み解く本。
    財務省の歴史を紐解きながらも、日本の正しい昭和史も学べる素晴らしい本である。
    この本を読めば、日本は戦前戦後を通じて、「共産主義・計画統制経済 vs 民主主義・自由資本主義」の構図から一歩も抜けて出てお

    0
    2012年04月01日

    Posted by ブクログ

    2011年頃までの財務省の歴史についてわかりやすく学べた。財務省の強さの根源は徴税権と予算編成権を持っていることであるとわかった。実際に大蔵省の花形は初期は主税局、現在は主計局であった。また、昭和初期から中期にかけての政治家には大蔵省出身の政治家が多かったことがわかった。加藤勝信氏や片山さつき氏、日

    0
    2024年08月18日

    Posted by ブクログ

    財務省、大蔵省は、元々増税なんぞ最後の手段で、徹底的に避けるものだと考えて抵抗し続けていた。

    なんて言われても、全く信じられるところではないのだが、そうだったのだ。

    腐った政治家、国民の方を向いてる降りして、利権と権力に腐心する政局に対抗して巻き込まれて戦っているうちに、ミイラ取りがミイラになり

    0
    2022年12月27日

    Posted by ブクログ

    財務省うんぬんはともかく、三木武夫が「クリーン」を標榜していたのは見かけ上で、実際は「金権政治」の対極にある「恐怖政治」を敷いていたという筆者の見解は印象的であった。また、竹下登が80年代~90年代の日本を牛耳っていたという件はもう少し他の著書で詳しく知りたいと感じた。

    0
    2013年02月15日

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