倉山満のレビュー一覧

  • 陸・海・空 究極のブリーフィング - 宇露戦争、台湾、ウサデン、防衛費、安全保障の行方 -

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    YouTubeにちゃんねるくららなる番組があって、そこで陸海空自衛隊OBと保守系知識人が現在進行形のウクライナ戦争と日本の防衛問題について扱っていて、それを書籍にしたもの。ウクライナ戦争は細かくフォローしていなかったのでその分析がどうなのかを評することはできないが、オープンソースで説得力のある分析をしていると思う。
    ロシアのBTGや黒海の封鎖、ドネツ川渡河作戦の失敗など話していて勉強になる。現状のウクライナのロシアへの逆侵攻とかどう議論しているのか気になる。あまり時間ないので見ないけど。
    日本の防衛に関しては、ここでOBたちが言っていた統合司令部の創設や戦車のモスボールなどは実行に移されてきて

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    2024年09月13日
  • 嘘だらけの池田勇人

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     さすがに倉山満氏の本だけあってとてもわかりやすい。我々はムードや感覚で政治家を捉えていることが多いのですが、実態はかなり違うということが勉強になりました。池田勇人より田中角栄の方がすごい人かと思っていたけれど、池田勇人の方がずっと上、この本の題名から想像されることと中身はかなり違います。これだけ細かく政治家たちの健忘術数を描いているのは流石だと思いました。政治家を見る目を養うにはとてもいい本だと思います。
     
     

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    2024年05月06日
  • 嘘だらけの日本古代史

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    排他的共同意識という言葉を初めて知った。
    本書とは関係ないけど沖縄と本州の意識を理解するのに大事そう。

    あと読んでみて気づいたが、たしかに教科書では天皇や皇室に関する言及が少ない気がする。事実としていまのいままで続いている制度なんだからもっと知るべき内容はあったんじゃないかと思う。歴史を知るだけなら無条件な礼賛になるわけでもないし。

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    2024年03月06日
  • これからの時代に生き残るための経済学

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    ここまでの経済政策を分かりやすくまとめた入門書。
    初心者にもとっつきやすい。

    経済を知らない政治家と、経済の理想を追求する官僚のせめぎあいが経済政策を産み出す構図は、国民としては理解しておきたいところである。

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    2023年10月16日
  • 保守の心得

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    「保守」について真面目に考察した目からウロコ本です。
    まず、国を守れなかった場合は「滅亡」ですが、筆者によれば8通りの形態があります。
    ①タスマニア(民族殲滅)
    ②カルタゴ、満洲(国家灰燼)
    ③チベット(民族奴隷化)
    ④旧ユーゴスラビア(国家解体)
    ⑤冷戦期の東欧(衛星国家)
    ⑥ワイマール共和国(内戦直前)
    ⑦ナポレオン時代のスウェーデン(国内代理戦争)
    ⑧三島由紀夫理論(ニュートラル)
    以上は、悲惨さの度合い順に並べていますので、⑤あたりからは独立国家としての尊厳が確保出来なくなる状態も含まれます。そして、筆者は今の日本を⑦だと定義します。形式上は主権国家ですが、実質は米国の属国だという点で

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    2023年08月24日
  • 検証 検察庁の近現代史

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    日本の真の三権分立とは、内閣法制局が立法権を、財務省主計局が行政権を、司法権を検察庁が握っていることである。

    そう端的に切り捨てる筆者。

    いや、その通りのような気がする。
    修正しようとする政治家は潰されて来た。
    つか、修正しようともしないか。
    利用し、利用される。

    なーんでみんな自分の権益のことしか考えないんだろう。偉くなってくると特に。いや、そういう人だから偉くなるのかなあ。

    検察庁も、もちろん絶大な権限を握っているが、それでもその、権益、政局の波を無傷で突破する事はできず、翻弄され、行き抜き、潰してきたわけで。

    日本国民が黙って働いて、大人しく従って、税金払ってくれる前提。
    なん

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    2023年08月19日
  • 検証 内閣法制局の近現代史

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    20230715-0808 内閣法制局という、おそらく一般にはあまり知られていない官庁の内幕を成り立ちから現在(2022末位)までに視点を当てた近現代史。佐藤・岸政権あたりまでの書きぶりと、それ以降特に安保法制についての書きぶりには著者の思い入れが違うのか、少し違和感を覚えた。読み物としては面白い。

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    2023年08月09日
  • これからの時代に生き残るための経済学

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    ネタバレ

    経済学の本ではないです「歴史本」でOK(´・ω・`)
    オイラは何回も倉山詐欺に引っかかるw
    嘘だらけの池田隼人・財務省の近現代史・
    沈鬱の平成政治史にネタは殆ど含まれて
    いて、毎回同じ材料で別の料理を出され
    既視感に悩む・・・あれ?読んだよね?

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    2023年07月08日
  • 決定版 皇室論 - 日本の歴史を守る方法 -

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    世界で一番長い王室を持つわが国は国際的に尊重されているらしいが、現在の皇室を取り巻く状況(陰謀の有無を問わず)にはあきれる処が多い
    初代神武天皇から公式2683年第126代、万世一系と言われる意味は男系継承であり、守るべき伝統
    しかし、国体を揺るがすのは社会情勢であり、愛子様も悠仁様もお生まれになっていない状況下の小泉内閣では、有識者も女系天皇容認の姿勢も散見した(現在は否定)
    日本で(世界で)皇族男子は常陸宮、秋篠宮、悠仁親王の御三方しかいないため悠久の歴史を紡ぐ一員として様々な状況に耐えうる論議を、重要性の順番にしていくのだが、畏れ多い事柄かつ現実離れしたテーマなので、倉山満先生は情報整理

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    2023年02月16日
  • 検証 内閣法制局の近現代史

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    それもこれも、憲法が面倒くさいからのだと思う。
    日本の国体を維持すると言いながら何気に爆弾仕込んできた、しかも、おそらく作ったGHQすら想定していないやばい解釈で日本を解体していく、日本国憲法。
    ここが問題なんだろうな。

    しかも生真面目な日本人は過去の法律の整合制とか、ルールに従うことを必要?以上に生得化しているので、まさに、ルター以前の司教様なのだ。

    周りもそれを恐れながらも利用するし、本人たちもそれを分かって、世の中を思い通りにコントロールする。

    何が日本に大切でその為に今あるものは正しいのかという議論がどこにもないことの歪みがここにもある。

    それにしても、令和についての倉山先生の

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    2022年12月08日
  • 説教ストロガノフ 「日本の敵」を叩きのめす!

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    上念先生と倉山先生の対談本なので、面白くないはずがない。
    2014年と少し前の本なので、その後大いに情勢が変わったところはある。
    本来投資のための投資で、物が積み上がって破綻するはずのシナ国経済がいまだに持っているのは、どの国も買わなくなった太陽光パネルとか、どこかのお人よし国家が国をあげて勝ってあげてるからだという気がしなくもない。
    結局、シナ国も、K国も、R国も、日本という類まれなお人よしにおんぶ抱っこで生き延びている気がする。これだけ寄生されていれば、そろそろ我が国も干上がる。

    はあ。

    部分正解の全面展開みたいな記述があった。
    今、いろんなところで、自分の正義を尊重せよ的な動きがあっ

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    2022年12月03日
  • 並べて学べば面白すぎる 世界史と日本史

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    日本が、どんだけ「まし」だったか。
    つか、西欧なんてところがどんだけとんでもなかったか。
    もともと西洋史と関係なく進んでいた東洋史、日本が否応なく世界史として関係を持たざるを得なくなっていく。当然、同時並行に進んでいくわけだから、影響があるわけだ。

    それにしても、日本最強だった。

    相変わらず、読みやすすぎてあまり知識として残らない。勿体無い。

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    2022年11月20日
  • ウルトラマンの伝言 日本人の守るべき神話

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    ウルトラマン、自分が生まれる前の怪獣もの、特撮ものが流行った時期の詳細な解説。マニアックすぎる、けど、そういう時代だったんだなーと痛感。

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    2022年11月16日
  • 沈鬱の平成政治史 なぜ日本人は報われないのか?

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    政治史見る時は、派閥や人脈だけではなく政治生命をかけるような出来事があったのか書いてあると納得が大きい
    平成の政治を竹下登がいかに政治勢力バランスを操り織りなしてきたか、政治の重心をよく知らないとできないという事を倉山氏は語る
    背後の「親中」「親米」の原則からも、景気という重要要素からも(日銀人事も)説明されて分かりやすい
    現代の加藤の乱や石原オウンゴールもなぞれてお得な現代史解説なのだ(´・ω・`)

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    2022年11月06日
  • 歴史検証 なぜ日本の野党はダメなのか?~「自民党一強」を支える構造~

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    ネタバレ

    いつもの料理人がいつもの材料でこんな味付けにした
    「歴史検証 なぜ日本の野党はダメなのか?」
    「自民党一強を」を支える構造

    国会議員は選挙で当選するために国家の大義も関係なく
    選挙の旗頭(党首・公約)を決める、せめて制度のせい
    で腐敗が解消できない(←今ココ)状況は脱出したい

    ひとつ覚えた(´・ω・`)
    「トリガー条項は民主党が作った法律なので使いたくない」

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    2022年08月22日
  • 嘘だらけの日英近現代史

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     ちょっと癖があるけど、面白い。やはり歴史は嘘で固められているから違った角度で見ることは重要だと思います。

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    2022年07月27日
  • ウェストファリア体制 天才グロティウスに学ぶ「人殺し」と平和の法

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    ちょっと乱暴で偏った意見ではあるが、割引いて読んだとしても、自分が知らなかった新しい視点で、欧米の歴史を知る事が出来た。

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    2022年05月13日
  • 保守とネトウヨの近現代史

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     オーディオブックだったから読みましたが、本屋で買おうとは思わないだろう。でも内容は良かった。オーディオブックの無料本はこんなことがあるから良いよね

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    2022年04月30日
  • 嘘だらけの池田勇人

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    池田勇人の本を前に読んだことがあったけれど、すっかり忘れていて改めて思い出した。
    著者の少し攻撃的な物言いが個人的には読みにくかったけれど、こういう著者の思いがある方がストーリーとしては記憶に残りやすいなと感じた。

    池田勇人は、吉田茂の元で佐藤栄作と共に戦後日本を支えて、作り上げた人で、本当に国のために行動していた政治家の1人であることを知った。

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    2022年02月04日
  • ウルトラマンの伝言 日本人の守るべき神話

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    <目次>
    はじめに  ~過酷な現実にこそ神話を
    第1章  円谷英二と『ゴジラ』と『ウルトラQ』~神話の創造
    第2章  ウルトラマン~異端を受け容れる正統
    第3章  ウルトラセブン~軍神の記憶
    第4章  帰ってきたウルトラマン~なぜ日本は敗戦国のままなのか
    第5章  ウルトラマンエース~史上最も成功した「失敗作」
    第6章  ウルトラマンタロウ~本格派だが異色作
    第7章  ウルトラマンレオ~たった一人でもお前を欲している間は死ねない
    第8章  ウルトラマン80~日本「特撮」の金字塔
    第9章  ウルトラマンメビウス~歴史の完結と新たな神話の創造
    終章   なぜウルトラマンは自分の星でもない地球のため

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    2021年12月17日