倉山満のレビュー一覧

  • 嘘だらけの日中近現代史

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    著者が既存の中国史に一石を投じた一冊。
    多少右寄りな感はあるものの、フィクションの嘘を暴いてて面白い。

    中国の歴史は以下の繰り返しだと分析。
    時々逆行したり飛ばしたりするものの、基本的にはこれの繰り返し。
    秦の始皇帝も毛沢東も7に過ぎなかったと。

    1.新王朝設立
    2.功臣の粛清
    3.対外侵略戦争
    4.漢字の一斉改変と改ざん歴史書の作成
    5.閏閥、宦官、官僚など皇帝側近の跳梁
    6.秘密結社の乱立と農民反乱の全国化
    7.地方軍閥の中央侵入
    8.1へ戻る

    確かにこの法則にしたがうと色んな歴史上の出来事が腑に落ちた。

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    2016年07月24日
  • 嘘だらけの日英近現代史

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    倉山氏による、嘘だらけ現代史シリーズの第四弾(2017.3現在の最新作)です。今回のテーマは英国で、本の中で片山氏曰く、一番書きたかった国だそうです。現在の覇権国は米国ですが、第二次世界大戦が始まるまでは英国と認識されていました。

    この本では、英国が覇権国を事実上手放した時期について、私が知りたかった回答(米国の武器貸与・英国海軍基地の貸出)も提示してくれています。よく経済的な理由が提示されますが、そうではないと思っていた私はこの本に出会えて嬉しかったです。

    また、サッカーのワールドカップで、なぜイギリスだけ、イングランドとスコットランドが別の国として参加するのかも、英国の歴史を知ることで

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    2016年03月13日
  • 嘘だらけの日露近現代史

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    米中韓と違って、露は文明といものを理解している。
    相変わらずこの人の史観は面白い。
    ロシアの怖さ、凄さを感じさせてくれる一方で、今の日本のひ弱さをひしひしと思い知らされる。

    とても面白かった。
    が、米国は、国民もきっとああなんだろうと感じる。韓国も、まあそんな感じなんだろう。
    中と露は、政治と庶民の関係というか、国がそうだから国民もそうなのかってのが、よく判んないな。

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    2016年02月11日
  • 嘘だらけの日露近現代史

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    ロシアほど「胡散臭い」国はないだろう。
    しかしよく知る必要はある。
    「米中韓は『文明』を理解できない国でしたが、ロシアは『文明』を理解したうえで破る国です!」

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    2016年01月24日
  • 帝国憲法物語 日本人が捨ててしまった贈り物

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    帝国憲法を作り上げた先人達の熱き想いが読み解ける本です。

    憲法とは何ぞや?から解るので、改憲派も護憲派もぜひ読んで頂きたい。

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    2015年05月09日
  • 嘘だらけの日韓近現代史

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    1 頭の中身がファンタジー
    2 軍国主義でないと正気を保てない
    3 反日を言ってないと親日になってしまう

    そんな国と日本がどんな風に関係し、日本がなぜ何をして、かの国がどうして今に至っているのか。

    日本人の歪んだナショナリズムと歴史無知に基づくコンプレックス。

    あと、異様な人の良さだな。
    国民一般はそれでいいのだろうが、政治家、外交化がそれを利用するのか守るのか。
    きちんと戦略を描くこともなく、何をするのか。

    正直空恐ろしいわけで。

    主張の一つ一つを検証できるわけではないが、本として、面白い。

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    2015年03月13日
  • 嘘だらけの日米近現代史

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    アメリカはバカ
    アメリカはへたれ
    だけどやるときはやる。

    面白かった。なるほど、こんな視点で読み解いていけば見方が変わる。
    ただ、これが解釈なのか解説なのか判らない。新書のせいか、出典とかそう言ったものが全く判らず、ただのトンデモさんが思い込みを振り回しているのと、読んだだけではよく判らないところがある。

    どちらにしろそういうことを検証することを、歴史修正主義、といってしまう風潮は、気持ち悪い。

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    2015年03月06日
  • 嘘だらけの日露近現代史

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    日英、日独、日仏も期待してます。
    世界史専攻でしたが、とても分かりやすい近現代史です。歴史の視点が面白い。

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    2015年03月05日
  • 嘘だらけの日中近現代史

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    大正デモクラシーの旗手で中国革命に命を賭ける青年を支援した日中友好論者の吉野作造は、中国の暗黒面を熟知していた。
    職がなかった若い頃、袁世凱の息子である袁克定の住み込み家庭教師をしていたときに不潔で約束を守らない中国人を嫌いになり、袁一族ら政治家・軍閥の腐敗を目の当たりにしている。

    吉野は国際協調論者であるからこそ、国益をしっかりと確保しなければ安定は生まれないとの立場なので、「十四か条の要求」と「七か条の希望」を生温いと切って捨てた。
    民権派と言われている吉野作造ですら、国際社会のパワーゲームを知っているリアリストであった。

    東アジアにおけるパワーゲームは、満州事変に発展。
    満州事変以降

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    2015年01月11日
  • 嘘だらけの日韓近現代史

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    韓国歴史ドラマが流行しているらしい。
    ドラマチックな展開、豪華絢爛たる衣装などが、その魅力として挙げられるが、李氏朝鮮時代を通じて、半島に染色の技術がなかったというのだから驚きだ。絢爛豪華な衣装などは想像上の産物にすぎない。
    そもそもが、水車を自力で量産できない低技術の国であったらしい。

    李氏朝鮮時代末期の南大門周辺写真を見た事があるのだが、貧民窟のような様相で、国力が備わっていた国家とは感じられなかった。

    李氏朝鮮の建国以来、明・清の属国であったこの国が揺れたのは、清の弱体化とロシアの南下政策、そして日本の近代化である。

    弱体化した清は、朝鮮の統治責任に関しては「我々の属国だが、独自の

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    2015年01月11日
  • 嘘だらけの日韓近現代史

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    韓国を「国」としてではなく「場」として考えると納得いきますね。
    嫌韓として読むと違う受け止め方になってしまうかも。ニュートラルで読むべし。

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    2014年10月12日
  • 嘘だらけの日韓近現代史

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    普段近現代史を中心に本を書かれていたり、CGSとかで講義されている倉山氏ですが、読み手がきちんと理解できるように古代から振り返ってくれているので理解しやすかったです。しかも書かれている内容に思わず「うんうん」
    「中国はお父様、自分は長男、自分より優れている次男なんて許せへん」的な考えがあるっていうのがよ~くわかりました。

    それから、私は韓流ブームの時に韓流映画やドラマがけっこう好きだったんですが、うま~く韓国の国策に載せられていたのかw

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    2014年09月15日
  • 帝国憲法の真実

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    憲法=constitution=政体・国体ということで憲法を語るなら国家論は抜きにはできない。本書は国家論に正面から取り組んでいるので「国家論なき憲法論」(百地章先生の指摘)となってしまっているタコツボ憲法学者の本よりはいいと思う。

    とはいえ著者が帝国憲法ファンダメンタリストであるので主張の部分は割り引いて聞いたほうがいい。読み物としては面白く情報としては相応の価値があると思った。

    帝国憲法の再評価の本としては八木秀次先生の『日本国憲法とは何か』も読んだが、憲法3条の解説と、社会契約説の理解においては本書の方がいい。

    天皇親政の建前でありながらたくみに立憲君主制としての統治機構を組み上げ

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    2014年05月19日
  • 嘘だらけの日中近現代史

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    大東亜戦争が何故、太平洋戦争に変化したのか?
    日本の失敗の本質が解りやすく書かれています。そして、中国という国がよく解り、結果として従属してきた韓国の性質も解ってきます。
    私達の歴史認識はきっと間違っているのでしょう。
    軍部の独走が第二次世界大戦という結果を生んだのではなく、国民の民意、そしてそれを煽った朝日新聞をはじめとしたマスコミだというのが事実。日本国民はこの本を読んで一度考えることが必要だと思います。
    そしてコミンテルンの暗躍は共産主義に対しての警戒を怠ってはならないことを教えてくれます。

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    2014年04月09日
  • 嘘だらけの日米近現代史

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    知らない歴史を知ることができました。なぜこの日本という国では、歴史の本によって説があまりにも別れているのでしょうか。一つの都合のわるい歴史よりは都合のいい歴史を学んで育ちた買った

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    2014年03月02日
  • 嘘だらけの日韓近現代史

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    『嘘だらけの近代史』シリーズは3冊目。
    今回もとっても楽しみにしていました。
    とはいえ、相変わらず人の名前とか時代の流れとか、
    なかなか頭に入ってこない私。
    もーどんだけ頭が悪いんだろう、と自己嫌悪。
    頭に穴でも空いてるんじゃないか?と思いたくなるほどです。
    我ながら情けない。
    人に説明できるくらいにならないと、ちゃんと理解したことには
    ならないと言われるのですが、いつになったらそうなれるやら。

    「朝鮮の歴史は完全にファンタジー」とか
    「こうなったのもすべて、朝鮮の自主性のなさからです。」とか
    はっきり言い切ってる部分や、ところどころに散りばめられてる
    チクチクとした倉山さんの一言、私は好き

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    2014年01月12日
  • 嘘だらけの日米近現代史

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    いつもの様に倉山節炸裂ですが、読み易く、日米歴史の大筋が理解出来、マスコミ報道では解らない日本の位置を知る事が出来ます。
    世界の中では、災害時、略奪が起きない事が稀であるこ事を知った日本国民の知識として一読を。

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    2013年12月21日
  • 嘘だらけの日米近現代史

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    学校では習わないアメリカの歴史。
    習わないというよりアメリカにはまともな「歴史がない」

    こういう本を題材に学校でも取り上げないかな。
    取り上げないだろうな・・・

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    2013年11月27日
  • 嘘だらけの日中近現代史

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    今までの世間のシナ理解が相当歪んだもので有り続けた理由がよくわかるし、今もなお、お隣さんは動乱の中世の只中であり、今の共産党一党独裁もいつ崩壊するか分からない状況にあるということがわかった。
    先人たちに見習い、適切な関わり方をしないといつでも痛い目を見る可能性がある。まともな見方で捉えて、彼らをすら心安らぐ方向へ導いて行ってやらなければなりません。

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    2013年10月27日
  • 嘘だらけの日米近現代史

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    倉持満著。
    この人の本も初トライ。

    基本的に歴史認識を改めましょうって本。
    ・そもそもアメリカの歴史は200年もない。
    ・アメリカの建国者は偉い訳でも何でもない、リンカーンも、ケネディも、クリントンも実は結構なダメな大統領。
    ・第2次世界大戦の勝者はロシア。
    ってな感じ。

    アメリカの戦力は破壊力はすごいが、占有力がないってのは結構面白い言葉だった。

    読みながら、うおうお…大丈夫かなと作者を心配したくなる本。

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    2013年09月22日