倉山満のレビュー一覧
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著者が既存のロシア史に一石を投じた一冊。
多少右寄りと感じるものの、色々と目から鱗の記述があった。
特に下記の記述が印象的だった。
著者が既存の中国史に一石を投じた一冊。
「米中韓は『文明』を理解できない国でしたが、ロシアは無軌道に見えて『文明』を理解してます。これは端的に能力の差です」
「米中韓の三国には、外国との約束も自分との都合で勝手に変更するという特徴があるのですが、彼らの意思が問題ではなく、能力的な問題だと考えた方がいいでしょう。
一方、ロシアは米中韓のような文明を知らない野蛮国とは違います。彼らは文明を熟知したうえで破ります。(中略)ただし、外交における巧みさは異なります。」
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倉山氏による、嘘だらけ現代史シリーズの第四弾(2017.3現在の最新作)です。今回のテーマは英国で、本の中で片山氏曰く、一番書きたかった国だそうです。現在の覇権国は米国ですが、第二次世界大戦が始まるまでは英国と認識されていました。
この本では、英国が覇権国を事実上手放した時期について、私が知りたかった回答(米国の武器貸与・英国海軍基地の貸出)も提示してくれています。よく経済的な理由が提示されますが、そうではないと思っていた私はこの本に出会えて嬉しかったです。
また、サッカーのワールドカップで、なぜイギリスだけ、イングランドとスコットランドが別の国として参加するのかも、英国の歴史を知ることで -
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大正デモクラシーの旗手で中国革命に命を賭ける青年を支援した日中友好論者の吉野作造は、中国の暗黒面を熟知していた。
職がなかった若い頃、袁世凱の息子である袁克定の住み込み家庭教師をしていたときに不潔で約束を守らない中国人を嫌いになり、袁一族ら政治家・軍閥の腐敗を目の当たりにしている。
吉野は国際協調論者であるからこそ、国益をしっかりと確保しなければ安定は生まれないとの立場なので、「十四か条の要求」と「七か条の希望」を生温いと切って捨てた。
民権派と言われている吉野作造ですら、国際社会のパワーゲームを知っているリアリストであった。
東アジアにおけるパワーゲームは、満州事変に発展。
満州事変以降 -
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韓国歴史ドラマが流行しているらしい。
ドラマチックな展開、豪華絢爛たる衣装などが、その魅力として挙げられるが、李氏朝鮮時代を通じて、半島に染色の技術がなかったというのだから驚きだ。絢爛豪華な衣装などは想像上の産物にすぎない。
そもそもが、水車を自力で量産できない低技術の国であったらしい。
李氏朝鮮時代末期の南大門周辺写真を見た事があるのだが、貧民窟のような様相で、国力が備わっていた国家とは感じられなかった。
李氏朝鮮の建国以来、明・清の属国であったこの国が揺れたのは、清の弱体化とロシアの南下政策、そして日本の近代化である。
弱体化した清は、朝鮮の統治責任に関しては「我々の属国だが、独自の -
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憲法=constitution=政体・国体ということで憲法を語るなら国家論は抜きにはできない。本書は国家論に正面から取り組んでいるので「国家論なき憲法論」(百地章先生の指摘)となってしまっているタコツボ憲法学者の本よりはいいと思う。
とはいえ著者が帝国憲法ファンダメンタリストであるので主張の部分は割り引いて聞いたほうがいい。読み物としては面白く情報としては相応の価値があると思った。
帝国憲法の再評価の本としては八木秀次先生の『日本国憲法とは何か』も読んだが、憲法3条の解説と、社会契約説の理解においては本書の方がいい。
天皇親政の建前でありながらたくみに立憲君主制としての統治機構を組み上げ -
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『嘘だらけの近代史』シリーズは3冊目。
今回もとっても楽しみにしていました。
とはいえ、相変わらず人の名前とか時代の流れとか、
なかなか頭に入ってこない私。
もーどんだけ頭が悪いんだろう、と自己嫌悪。
頭に穴でも空いてるんじゃないか?と思いたくなるほどです。
我ながら情けない。
人に説明できるくらいにならないと、ちゃんと理解したことには
ならないと言われるのですが、いつになったらそうなれるやら。
「朝鮮の歴史は完全にファンタジー」とか
「こうなったのもすべて、朝鮮の自主性のなさからです。」とか
はっきり言い切ってる部分や、ところどころに散りばめられてる
チクチクとした倉山さんの一言、私は好き