倉山満のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ楽しく読めたけど、まとめるのにめっちゃ時間がかかった…。
中選挙区制の弊害がなかなか分からなくて、色々と調べてやっとわかった。
でも小選挙区制になったからといって、全てが解決するわけでもなく。
ただ、中選挙区制の同士討ちよりはまし、ということでしょうか。昭和の政治家はある意味豪快な人が多かったような印象だけど、そりゃあれだけ内ゲバやってたら、外のこと見る余裕なんかなくなるよな。
まぁ小選挙区制てサラリーマン化したのも問題だけど。
雑学が多くて読んでて楽しかった。
三木武夫の「男は一回勝負する」とか、「バスの発車に最後まで反対するくせに、いざ発射すると運転席にいる人間」とか思わず笑っちゃった。 -
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Posted by ブクログ
今回も面白かった。
古代史は(も?)全く詳しくないので、系図をにらめっこしながら読んでた。
古事記は何回かは読んでるけど、一話一話の話が独立していて、各人物のつながりがあまり頭に入ってこなかったんだけど、この本ですっきり「あーこう繋がってたんだ!」と理解することが出来た。
奈良時代は、以前聖武天皇を題材にした小説を読んだきりだったので、小説を思い返しながら読んでいた。
平安時代がさっくり終わってしまったのは残念だけど、前の本で「世界一やさしい天皇の講座」で割と語られていたと思うから、そっちで復習するかな。
語り口も、くだけた文章でとっつきやすく、面白く読めた。 -
Posted by ブクログ
平成の総理大臣は宇野宗佑からなんだけど、この本は昭和の総理大臣の田中角栄から始まる。別に竹下登から始まっても良かったんだけど、やはり角栄のほうがインパクトがあるんだろうか?
先に『参議院』の方から読んだけど、こちらから読んだほうが分かりやすかった。失敗したー。
平成の最初の方は、ニュースを見てたこともあり、「あったね、そういうこと」と思うことも多かったけど、後半はネットが中心になってくるので「え?そんなふうに言われてたの?」と思うことも多かった。
個人的に意外だったのは小沢一郎。腹黒で売国のイメージが強かったけど(失礼)本当の目的は違ってて驚いた。
それと、作者は麻生太郎を結構ボロクソに言って -
ネタバレ 購入済み
・保守とはなにか。自国の伝統や文化、習慣や社会の在り方、
さらにはこれらのものの考え方を尊重し、長い歴史の中で培ってきた自国の良いところを大切にしていこうと態度だ。
先人が築いてきた自国の歴史の素晴らしいところを継承し、
国民としての誇りを保持していこうとするのが、大人としての生き方だろう。
そうしたものに敬意を払うことなく、自分たちの利益や気まぐれによって、安易に変えてしまおうとするのは愚かだ。
時代とともに世の中は形を変えていくものではあるが、形は変わっても本質的な自国の良さは大切にしなければならない。
・憲法で大事なのは、自国の歴史を見直すこと。
占領体制で強制された憲法を -
ネタバレ 購入済み
外交の武器としての歴史
・歴史問題の解決とは、もう一度戦争に勝たなければ解決できないほどの難題である。
では、歴史とは何か。外交の武器であり、支配の道具なのだ。
「正しい歴史を知っているということは、それだけでその人間を殺す十分な理由になる」
という価値観で諸外国は動いている。
・参政権とは、戦争に参加した義務の見返りである。
婦人参政権が、第一次世界大戦後、各地で実現したのは、
兵器と戦術の発達により、前線と銃後の区別が曖昧になったからである。
戦争は民主制を促進する。そして、民主制は戦争を残酷にする。
民衆の憎悪は、相手の抹殺へと国家を駆り立てる。
民主政体により選出された政治家が、適度な和平な -
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ネタバレ
現在進行形の間接侵略に対して
・現実の人間社会において、正義は人の眼を曇らせる。
人間社会は矛盾と摩擦によって成り立っている以上、どこかで妥協しなければならない。
もし神の正義を実現しようとしたら、悲惨な宗教戦争が巻き起こるだけだ。
・地球侵略を狙うメフィラス星人の手口は、インディアンから土地を奪ったアメリカ人そのものである。
メフィラス星人は、最も純情な年齢にあるサトル少年を選んで、
「どうだね?この私にたった一言、”地球をあなたにあげます”と言ってくれないかね」と語りかける。
友好的な口調で話しながら、一方でバルタン星人、ザラブ星人、ケムー人を巨大化させてみせ、
「みんな私の命令で地球を攻撃することができ