【感想・ネタバレ】沈鬱の平成政治史 なぜ日本人は報われないのか?のレビュー

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Posted by ブクログ

平成の総理大臣は宇野宗佑からなんだけど、この本は昭和の総理大臣の田中角栄から始まる。別に竹下登から始まっても良かったんだけど、やはり角栄のほうがインパクトがあるんだろうか?
先に『参議院』の方から読んだけど、こちらから読んだほうが分かりやすかった。失敗したー。
平成の最初の方は、ニュースを見てたこともあり、「あったね、そういうこと」と思うことも多かったけど、後半はネットが中心になってくるので「え?そんなふうに言われてたの?」と思うことも多かった。
個人的に意外だったのは小沢一郎。腹黒で売国のイメージが強かったけど(失礼)本当の目的は違ってて驚いた。
それと、作者は麻生太郎を結構ボロクソに言ってたと思うんだけど、いつの間にか実力者扱いになっていた(笑)
今の政治がそれほどグダグダだってこと?

経済本とビジネス本、そして政治の本は内容を結構読んだはしから忘れてしまうので、また読み返すことになるんだろうな、と思った。

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2023年09月27日

Posted by ブクログ

小学生の時に平成を迎え、霞が関に勤める人間としては、だいたい知っているハズの後半ですら、知らないことが多かった。前半はもちろん。
こういう現代史があるのはありがたい、切り口するどい本作に感謝。

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2022年12月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

結局は財務省を押さえたものが勝つとか、財務省の意を酌まないと潰されるとか妨害されるとかあるんだけど、
財務省の力の源泉とか、どうやって政治力を発揮するのか、とかその辺を具体的に知りたいと思った。
第6章の民主党のくだりは大笑いしてしまった。

作品紹介・あらすじ------------
失われ続けた31年。
日本を小国に叩き落とした政治家の大罪とは?
知っているようで知らない
平成政治史の大事なコト。
本書は、日本の政治がなぜダメなのか、ひいては日本人が如何に落ちぶれたのかの原因をこれでもかと抉り出す本です。どの頁を開いても、不愉快な話しかないでしょう。
では、なぜそんな本を書くのか。
悔しがってほしいからです。
かつて、日本は大国でした。ところが、たった一回だけ戦争に負けたくらいで、立ち上がれないくらい打ちのめされている。もはやもう一度強くなる意思すら持てなくなっている。すべての周辺諸国の靴の裏を舐め、「殴らないでください」と懇願するだけの情けない国に落ちぶれてしまいました。
そして取り柄の経済も、「失われた三十年」「日本病」と呼ばれるデフレ不況で、何の自慢もできなくなりました。経済大国が経済力を失えば、大国ではなく単なる小国です。
昭和期はまだ経済大国でいられましたが、今やすっかり中国に抜かれてしまいました。
一体、原因は何なのでしょう。
その原因を探り、適切な処方箋を見つける。
本書はそんな人に向けて書きました。
どの頁を開いても不愉快な話だらけですが、我慢してお読みください。

<本書の構成>
第一章 本当は怖い竹下登
第二章 平成の政治改革と挫折
第三章 経済大国なのに取り柄が経済ではなくなる
第四章 小泉政治とは何だったのか
第五章 地獄絵図の自民党
第六章 民主党政権の罪と闇と暗黒と絶望
第七章 みんな大好き安倍晋三♪
終 章 パニックに翻弄される令和の日本政治

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2023年03月31日

Posted by ブクログ

ひとつの視点で平成の政治を振り返ることができる。細かい点をつなげられた。他書も読んでみたいと感じられるようになった。

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2023年01月25日

Posted by ブクログ

昭和の田中角栄以後、竹下登氏ががいかに権力を握っていたかわかる。
自民政治を「親中」「親米」の切り口からも振れており、なるほど〜と思わせられる。
結局、政権の命運は景気によるところが大きいし、日銀人事によっても決まってしまうんだなと実感。
自分が生きてきた昭和後期から平成を政治の観点から振り返るのにはよいと思う。
政治家の失言がいろいろ紹介してあるのが面白い。あの頃ニュースで騒がれていた政治スキャンダルはこういう背景があったのか!と発見がある。
政権運営は経済第一。増税はやったらだめだけど、財務省の役人のイデオロギーみたいなもんだとわかりちょっと納得した。日銀の金融政策をうまくコントロールしたり官僚を使いこなせる優秀な政治家の出現に期待。
個人的には安倍総理は負の面(居丈高な性格、政治私物化、官僚の忖度)が印象強く、よい印象はなかったし、アベノミクスによるトリクルダウンはなかったと思っていた。が、実際は消費税増税という、民主党時代に仕込まれた爆弾が爆発したことが原因だったとは。増税ではなく、減税していたら・・・世論が減税をもっと声にできたら。変わっていたのかもしれない・・・

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2022年10月13日

Posted by ブクログ

政治史見る時は、派閥や人脈だけではなく政治生命をかけるような出来事があったのか書いてあると納得が大きい
平成の政治を竹下登がいかに政治勢力バランスを操り織りなしてきたか、政治の重心をよく知らないとできないという事を倉山氏は語る
背後の「親中」「親米」の原則からも、景気という重要要素からも(日銀人事も)説明されて分かりやすい
現代の加藤の乱や石原オウンゴールもなぞれてお得な現代史解説なのだ(´・ω・`)

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2022年11月06日

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