倉山満のレビュー一覧
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財務省、大蔵省は、元々増税なんぞ最後の手段で、徹底的に避けるものだと考えて抵抗し続けていた。
なんて言われても、全く信じられるところではないのだが、そうだったのだ。
腐った政治家、国民の方を向いてる降りして、利権と権力に腐心する政局に対抗して巻き込まれて戦っているうちに、ミイラ取りがミイラになりまともな判断もできなくなって現在に至る。
そんなところか。
この本の時代はまだ民主党政権だったが、防衛力増強にこれ幸いと増税を放つ、まさに倉山先生が心配していた通りの時代になっております。
悪じきに悪い奴らが重なったんだな。
ま、最後に責任取らされるのは国民なのは、戦争と同じ。 -
Posted by ブクログ
昭和の田中角栄以後、竹下登氏ががいかに権力を握っていたかわかる。
自民政治を「親中」「親米」の切り口からも振れており、なるほど〜と思わせられる。
結局、政権の命運は景気によるところが大きいし、日銀人事によっても決まってしまうんだなと実感。
自分が生きてきた昭和後期から平成を政治の観点から振り返るのにはよいと思う。
政治家の失言がいろいろ紹介してあるのが面白い。あの頃ニュースで騒がれていた政治スキャンダルはこういう背景があったのか!と発見がある。
政権運営は経済第一。増税はやったらだめだけど、財務省の役人のイデオロギーみたいなもんだとわかりちょっと納得した。日銀の金融政策をうまくコントロールした -
Posted by ブクログ
皇室の歴史を要点ごとに解説した上、なぜ天皇が必要なのか、皇室が長く続いてきたのはなぜなのか、そもそも天皇とは何なのか、という疑問に著者なりに答えている。
東大憲法学の権威である宮沢俊義のせいで、現代日本人の多くは天皇について誤解している。天皇は戦前も戦後も変わらず国家元首だし、政治的決定権たる主権をもたない。
なぜ皇室が長く続いてきたかといえば、タマタマだと著者はいうが、歴史上、皇室のピンチは何度もあり、その度に先人たちが知恵と努力で皇室を守ってきた。これから先、皇室が窮地に陥ったとき、今の日本人がこれを守っていけるかどうか、心配でならない。 -
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Posted by ブクログ
序章p21にある、
“ロシア語には「安全」という語はないと聞く。あるのは「無危険」だけだという。”
というのは本当の話なんだろうか?
さすがに、お国柄ジョークだろーと思うんだけど!?(^^;
でも、ロシアじゃあり得るのかもなぁーと思ってしまうのは、やっぱり今回(2022年3月)のロシアの蛮行があるからだろう。
ずいぶん前に買って積読だったこの本を急に読んでみようと思ったのも、その蛮行があったからだ。
自分が子どもの頃は、親戚等に戦争(第二次大戦)に行った人、あるいは敵機から面白半分の機銃掃射を受けたと言っていた人が、まだ結構いた。
子供だったこともあって、詳しいことを聞いたわけではなかったが -
Posted by ブクログ
現代においてもどうしても坂本龍馬や西郷隆盛といった、ある程度の自由闊達さと浮世離れした人物を日本人は判官贔屓の感情も混じり好きになってしまうが、外国国家に負けじと後世の国家建築に携わった点においては大久保利通において勝る者はいないのではなかろうかと思わされる一冊であった。
途中徳川慶喜の圧倒的な政治力の下りについては、それに対する大久保という本を成り立たせる構想上致し方ないものではあるが、少し主役を脇に配置しすぎているところがあるのが残念である。
またこの本ではただ一人大久保だけと思われるかもしれないが、私心のないところにおいては西郷隆盛にも無論あり、ベクトルの違う方向となったのは残念と