【感想・ネタバレ】若者に伝えたい 英雄たちの世界史のレビュー

あらすじ

混乱や厄災には世界史を学ぶことで乗り切れる!
倉山満が伝える6人視点で読み解く世界史!

世界はこんなにも残酷です、たくましく生きましょう!

■青年宰相(当時18歳)・北条時宗はどう戦ったか?
■鉄砲の世界生産量の過半数に達した日本
■豊臣秀吉は奴隷貿易をやめさせた
■田沼意次の善政を悪にした松平定信のプロパガンダ
■米中露を一人でねじ伏せたパーマストン
■経済をわからない政治家が民を苦しめる
■鉄血宰相ビスマルクのもたらした平和
■「ノックスの十戒」と地政学の基本
■極東の番犬上等!日英同盟成立
■世界を変えた日本の大勝利

チンギス・ハーン、コロンブス、ナポレオン、パーマストン、ビスマルク、ヴィルヘルム2世と、世界の歴史を動かし、我が国にも影響を与えた人たちが何をしたかを描きました。
そして影響を受けた日本の人物、北条時宗、豊臣秀吉、徳川家斉、水野忠邦、大久保利通、伊藤博文がどのような決断をしたのか、読者の皆さんに評価してほしいと思います。
日本人が世界の歴史を学ぶとき、自分たちにとってどういう意味があるのかを考えて欲しいと思い、本書を書きました。(本文より)


【著者プロフィール】
倉山満 (くらやま みつる)
1973年、香川県生まれ。憲政史研究家。
著書に、『ウェストファリア体制 天才グロティウスに学ぶ「人殺し」と平和の法』(PHP研究所)、『検証 検察庁の近現代史』(光文社)、『バカよさらば プロパガンダで読み解く日本の真実』(小社刊)など多数。
現在、ブログ「倉山満の砦」やコンテンツ配信サービス「倉山塾」や「チャンネルくらら」などで積極的に言論活動を行っている。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

チンギスハーンやコロンブス、ナポレオンなど、世界の英雄と日本の繋がりを書いた本。
世界の英雄を、といいつつ日本の偉人や、世界との関わり(大体が危機)が訪れた時に、その時日本はどう対応したか、ということが分かる本。最後は日本が中心になり、昔の日本人が危機にどうやって立ち向かって行ったのかがわかる本。

内容も良かったけど、私は序章やコロンブスに滅ぼされてしまったインディアンに対する倉山さんの言葉がとても身に染みた。
自分の生き方を見直すいい機会になったと思った。

0
2020年10月04日

購入済み

知らなかった英雄の姿

これまでの学校教育で教わった人物と背景を、日本と世界の視点から同時並行に読み解けたのはとても新鮮でした。
馴染みのある人物行動が、世界の情勢を踏まえた上で見るとより凄みを増し、より尊敬する想いが深まりました。

0
2020年09月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

個人的感想としては13歳からの「くにまもり」と同じ趣旨で、根底に日本人への教育視点で描かれている
本書は中学生でもわかる意味が冒頭の「くにまもり」と近く思うのと、双方とも自分を責任者に置き換えて「どのような行動をすべきか」を問うている(責任重すぎ)
「日本人が世界の歴史を学ぶとき、自分たちにとってどういう意味があるのかを考えて欲しいと思い、本書を書きました」(はじめにより)
岡田英弘から学び以前より教科書への熱き想いを表す倉山先生らしく、日本史と世界史への相互の関係づけは馴染みのある素材をいつものように調和の有る物語を紡ぐ
古典芸能のように揺るぎなく「あ、味付けに之を加えたな」などと常連にも心憎い変化を入れつつ、対象が中学生というだけあって分かりやすい

「中華帝国の興亡を記しただけの東洋史と英仏独の歴史観を足しただけの西洋史の二つを『世界史』と呼ぶなら、我が国が登場しなくても結構」※あとがき
郷土史のられつのようなパッチワーク世界史を否定する著者渾身の一冊をじっくり読むはずが、むさぼるように一気読みしてしまった

0
2020年07月26日

Posted by ブクログ

日本史を世界史と連動させて理解させようという試み。具体的には、モンゴル帝国と蒙古襲来、7年戦争と鎖国時代、パーマストンの時代と明治維新、ビスマルク外交と富国強兵、三国干渉と臥薪嘗胆を取り上げており、その中で、北条時宗、水野忠邦、大久保利通といった我が国の英雄を取り上げている。

視点を広く、バラバラの知識を繋げてみよう、それによって歴史を暗記課題ではなく、現実の物差しとして使えるようにしようという筆者の一貫したメッセージが伝わってくる。

0
2021年08月15日

Posted by ブクログ

世界史を同時代の日本史とつなぐことで過去の日本の歴史がより明確に理解できる内容になっている。北条時宗等は全く習った記憶もなかったが、元寇のイメージを一新する内容であり、豊臣秀吉のキリシタン禁令も断片的な知識はあったものの全体像が理解できる内容。ビスマルクと日清戦争後の三国干渉など全く理解していなかった側面を学ぶことができた。

0
2021年03月18日

Posted by ブクログ

世界史の偉人、具体的にはチンギス・ハーン、コロンブス、ナポレオン、パーマストン、ビスマルク、ウィルヘルム2世に焦点を当てた一冊。

彼らの業績よりも、彼らに対して日本がどう対峙したかというのがメインで、(ナポレオンやパーマストンの江戸時代をのぞいて)我々の祖先は立派に日本を守ったということが理解できた。
そして、現代の日本も彼らを見習うべきだと痛切に感じた。

0
2020年11月14日

「学術・語学」ランキング