倉山満のレビュー一覧
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ネタバレ島津の工作員としての西郷隆盛像は新鮮でした。公然の事実ではあるのでしょうが、明らかにそう銘打った本は初めて読みましたので。
そして、人の思惑とは、恋の熱情によって、あるいはつまらぬ思い違いによって、うまく運びもすれば、真逆にうまく運ばないこともあるのだなと、しみじみとしたものです。
嫡子と権力者の思惑よりも恋心が優先されたり、そうするしかないのだと互いに分かっていても、いざ戦い、訃報を知れば、顔をぐしゃぐしゃにして泣き散らかすほど、失い難い人を惜しむ絆があったり。なるほど、激動の帝国時代においても、あるいはそんな時代なら尚更なこと、人間らしい、現実的な落とし所を探しつつも、結局は愛情のために生きていたと伝わります。
るろうに剣心によって描かれたため、大久保卿の最期を知る人は多かろうと思います。あのとき、彼の胸元には、西郷さんの手紙があったのですね……。
渡辺惣樹さんの本を読んでいると、歴史を動かした男を操る美女たちの活躍ぶりは凄まじいものがあり、かつ、それに勝る友情の絆もあったと伝わりますように、倉山満さんの本書もまた、そんな妖しい関係と、ときめく絆模様を確かめられる名作だと思いました。
とはいえ、人物の評価は、なるべく私は現実的に、かつ感情に依存しないように気を付けているので、「エゴイスト」「政治的冷徹」など、繰り返し、一橋慶喜を人格否定している旨が記されているのは、何か、倉山満さんのシンクタンクの、背後にいる人間への忖度があるのかしら?と、少々訝しむ想いがありました。なんといっても、倉山塾のサーバー管理者が、確か、上念司氏ですものね。
私は、古びた官僚体制で、閉じた日本は、海外に乗っ取られていたであろうとは考えません。なんといっても、慶喜の血筋にあたる、蜂須賀正氏は、かのウォルターロスチャイルドと、文化教養、友情、そして打算的、現実的な交流を持っていたからです。互いにバードウオッチングが大好きであったらしく、趣味を楽しむ真の友情があったのは疑いもなく、一方、バードウオッチングは今尚、極左エリートに利用される側面がある以上、当時もそれらを利用して、互いに、英国と日本の『事実上の』頂点にいる血筋の実力、肚を探る思惑があったであろうことは想像に容易いのです。※カラスは飼えるか/松原始 参照
つまり、徳川も、世界を見ていたと言えます。
惜しむべき人が世の中から、そのとき亡くなるのか!とばかり、大勢失われてしまったことが悔やまれますが、それでも、白人秩序も、ユダヤ金融支配権力も、客家華僑資本権力も、ハートランドパワーも、中東諸勢力も、ヨーロッパも、そして、日本の神話たちも、絶対の普遍ではなく、揺らぎ、試され、より人にとってやさしいものに生まれ変わろうとしています。
日本が敗れ、水遁一号、農林十号がアメリカに持ち去られることによって、インドをはじめ、それらが輸出された国々は救われました。大勢の日本人の犠牲の末に、それを遥かに超える人口の餓死の運命を救ったと言えるのかも知れません。
第二次大戦で莫大なゴールドとFRBの利権を手に入れたアメリカ、正確には国際金融資本・ネオコンも、ポリコレや多様性の訴え(これ自体、プロパガンダなのですが。苦)により、白人秩序どころか、白山逆差別が始まり、自分たちのこれまでを振り返るようになり、互いにもうこんな差別の応酬は終わらせたいと願う人たちが増えているのです。
日本の敗戦もアメリカの勝利も、歴史の決まった事実ですが、そこから早くも80年が経ち、絶対だと思われた価値観は少しづつ変わり始めています。私はそこに希望を感じます。
ゆえに、そこに交換してくれた大久保卿、西郷さんには深く感謝を送りつつも、慶喜には不可能だったとは考えておりません。正確には彼の周りの忖度がそうはさせなかったかもしれません。令和の、自公立維が、グローバリストに飼い慣らされた売国奴しか、選挙に勝ち残れない残酷な様子にも似ています。※原口議員のような例外ももちろんいます。 -
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ネタバレ連名記載 委譲方式 などを併用することを前提にすれば、中選挙区も候補になり得る。当選後に同じ党の他の候補者に票割りをすればいい。
しかし、これを想定しない場合は、望まない候補者ばかりが当選する悪夢になり、小選挙区制度の批判の理由には値しない。
検察庁は法務省の下部組織。
法務大臣を派閥の内に取り組めば、マスコミがどれだけ騒ごうが意のままに治めることが出来る。
小泉改革は劇薬に過ぎない。
数年の後に政策を翻されるようなものは功績とは呼べない。
自民党は地域に利する政党を語りながら、世論を気にかけては都市部に媚びることを繰り返す。これに一切関わりがないのが、自身が港湾権力の組織票を持つ小泉一派のような例外の場合。※農協の影響を受けないということ
政党助成金欲しさに結党することはあってはならない。
意欲的に成果を見せている小さな政党が、活躍できなくなる可能性はもちろんあるが、企業献金を辞めさせる約束の元に始まった政党助成金であるのに、未だに裏金が続いている有様である以上、こうした制度は見直しも検討に入れて良いのではないだろうか。
※例に参政党とNHK党が挙げられていた。
以下、個人的雑記となります。
時間の許す方だけ、お付き合いを願います。
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などなど、興味深いところがたくさんありました。
相変わらず、小泉と維新の再エネ事業の癒着ぶりについては言及が一切なかったので、そのあたり、倉山さんのシンクタンクの経営に何か不都合があるのかな・・と今でもそこだけは気がかりでございます。
代わりに、以前は参政党さんに対して、奇妙に批判的に見えた倉山さんでしたが、今回は、政党助成金を使って、党是としている成果を題している小さな政党として、若干の評価をしてくれているのが嬉しく思いました。
とはいえ、参政党さんへの直接の評価ではなく、NHK党との連立評価でしたが。笑 浜田さんと共著されたこともあるので、何かとNHK党の方が息が合うのかな?とも考えております。
あと、維新の批判ができないのは、杉田水脈さんとの兼ね合いもあろうかと思います。けれどそれは個人を評価するべきであって、政党云々ではないと思います。むしろゴレンジャーの個人に落ち度はあった参政党さんですが、党是としてやっていることは少しもぶれていないという点において、党をこそ評価できると私は考えています。グローバリストの間接的侵略からいかに日本を守るか・・・そして、教育の形を寺子屋の基本まで取り戻す、やっていることが一貫していますから。
倉山さんは、ダイレクト出版の人物と絡むのなら、これ以上の協力はできないと、具体的に名指しはしていなかったものの、私が察するに、林千勝さんの登壇以降、CGSを降りることとなってしまいましたが、元々維新の名付け親が神谷さんであったように、CGSの名付け親は倉山さんです。その倉山さんが、ブレない神谷さんの仕事ぶりを評価していただけないのは、なんとも不思議な感覚なのです。
とはいうものの、「未来党」さんのように、根拠のないゴシップで、お注射批判をしている党員さんも一部に目立ちましたので、しっかり、宮沢ニャンコ先生や井上正康先生や大村智先生のように、学術的に理解した上で間違いを指摘できるようにはなって欲しいとつくづく思っています。
さて、内容のお話に戻ります。
小選挙区制が全ての根源と切って捨てている人は、ちょうど前述のように、学術的な理解をしないままお注射批判していることによく似ていて、しっかりと仕組みを理解するべきだということはよくよくと伝わりました。
政党助成金をほしいままにしている、単一の公約すら守れていないような政党は、事実上のただの政治集団であり、政権担当能力を持たず、早々に解散すべきというのも全く同意です。けれどその場合、小さな政党が立ち上がる機会が事実上消え去ってしまうので、そうした時はどうするべきかということについては、私たち読者が一生懸命知恵を絞ればいいということなのでしょう。
資金は確かに必要ですし、あれば便利に違いないですが・・・本当に志だけで集うことができれば、資金ありきではなく、目的は、集まった人たちの体力や知恵によっていくらでも成し遂げられますものね。それこそ、仁徳天皇陵や彼が生前の最中、荒廃してしまった皇居を、我こそが我こそがと争って、直し、立派に建て直した国民たちの姿は、印象的なものです。そういう綺麗事が本当にできてしまう国民性なのですから、本来は。そこを目指していくのも大切な心構えであるように思います。我が国最初のデモクラシーは、「陛下!税金を受け取ってください!」であったというのも、なんともおったまげる話でございます。笑
あ、小泉批判がなかったとしましたが、彼の政策とその後の活動内容については言及がないものの、任期中に遂げたことが後に続いていないという点はむしろ批判されていました。おや、風向きが変わった?という印象を少し覚えます。あらすじで個人的に、港湾権力のことを書き足しました。もともと小泉純一郎の父である、小泉純也(すみや、とも読めるそうです)は、婚約予定の人を差し置いて、婚儀を控えた直前に、駆け落ち同然でどこのものとも知れぬ女性と子を儲けたそうで。そこだけ切り取っても露骨にハニートラップの匂いがぷんぷん漂っています。仮にそれが事実であるなら、まさしく、港湾権力をグローバリスト側に取り込むことが目的であったとしか思えません。そしてその息子に、財務省以外の予算を預かっている郵政省を解体させ、今度はその息子に農協を売り飛ばさせようとしているのですから・・・もう、組織票の全てが欲しいとしか思えない流れが見えます。
本来、港湾権力は農協以外の強力な組織票として、これに対抗しうるものなのですが、同じ穴のものに落ちぶれてしまっていては、せっかくの権力も無意味です。その辺り、今後はトランプさんが当選確実なので、アメリカ民主党のグローバリズムの搾取とは違った政治を行えるよう、少しずつ変わっていくことを願います。
連立記名を使えば、有権者の望む候補者を通せるというのも興味深い指摘でした。逆に自分の住む地域で、望ましい候補者が全くいないケースの方が多いとは思うのですが、ご指摘の通り、複数人に当選してもらいたいという素晴らしい場合もあります。そうしたとき、汚職ばかりが目立つような金権政治の政党は軒並み外し、それ以外の期待ができる素直な人を当選させるのは大切なことでありましょう。連立記名ならそれがやりやすいというのは希望がある話です。
検察庁が法務省の下部組織という情報も面白かったです。そういう仕組みがあるから、大臣の地位が大切になってくるのだなと実感しました。こっぱの議員はそんなこと考えてはいないでしょうが、グローバリストに意図して加担している、あるいは加担するように脅迫されている人物は、そうしたことをよくよくと理解しているのでしょう。
それにしても、宏池会がお公家集団と例えられたのは爆笑でございました。初めの人物が立派で、そのあとは軒並み搾取する体制にまわっていくという構図も、藤原家の構図に似ているので、時代は繰り返すなぁと思いました。いわば、池田勇人総理と中臣鎌足はとてもよく似ているのです。国家の危機にあって、必要なことを見通し、自分の代でそれを成し遂げ、後任の者たちが悲しいかな落ちぶれていく様子がそっくりです。どちらも私の大好きな御仁なので、なんとも切ないものです。 -
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ネタバレタイトルの答えは
『近代政党に変化するチャンスを逃し続けた』から
(読み間違いはご容赦)政治改革を本書が説明する
前半はおなじみの倉山流政治史解説「政治改革編」
それを踏まえて日本の政治のダメ部分、政治と金は
矮小化したが、根本的に「国の舵取りする政治家」
が税金使い余計な事(利権調整)に忙殺してんな!
他、公職選挙法・小選挙区制・自民党総裁選・角栄
ブーム・政策立案能力・国会の有り様・参議院制度
・野党と滅多切り、最後にタイトルにある自民党の
国会議員を育てられない構造を書き連ねて「近代政
党」とは何かが浮き彫りにされ、読者は最終章にて
ズッコケさせられる・・・浜田幸一(ハマコー)の
野性的な真理を言い当ててきた歴史が、そのまま自
民党の病巣を指している構造 -
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カエサルはクレオパトラに陶酔しても国をエジプトに売り渡すことはなかったが、アントニウスは売り渡した。▼オスマン帝国最大のライバルはサファヴィー朝(イスマーイール1)。▼ユスティニアヌス(ビザンツ)は、ササン朝ペルシアから攻め込まれるたびに貢納金を払って許してもらった。『誰も教えてくれない真実の世界史講義 古代編』
宇多天皇は臣下して民間人のときに生まれた息子が、のちに醍醐天皇として即位した。醍醐天皇は民間人出身の天皇。p.25▼「神聖ローマ帝国は神聖でもローマでも帝国でもない」(ヴォルテール)。p.34▼高麗を建てた王建は満州人。p.139▼ウィリアム・ピットはユーラシア大陸のヨーロッパを支配したナポレオンを倒した。北条時宗はユーラシア大陸のヨーロッパ以外を支配したモンゴル帝国を倒した。p.153▼モンゴルは敵の中に裏切り者をつくって間接侵略をする。二月騒動で時宗が国内の裏切り者を皆殺しにした。p.157▼足利義満。皇室を乗っ取ろうとし、日本を明に売り飛ばした売国奴。p.219▼足利義持。明の使者を追い返し、明の冊封体制に組み入れられていたのを否定。p.268▼足利義教。父は義満。天台宗の座主。治安が乱れていたため、絶対主義を敷く。p.267▼神の声を聞いたというジャンヌ・ダルク。教皇庁を通さず、神の声を聞いたというのは教皇庁にとって都合が悪いため「魔女」として火炙り刑で殺した。p.305『誰も教えてくれない真実の世界史講義 中世編』
北条時宗は文永の役以降は元の使者を切り捨て、自国に返さなかった。p.50▼朝鮮の世宗が対馬に攻めてきた(応永の外寇)が現地の武士だけで撃退。p.53▼悪行の限りを尽くした侵略者コロンブス。エンリケ航海王子はほとんど航海をしなかった。p.68▼鉄砲は弓と比べて熟練せずともた易く使える。p.81▼日本へのキリスト教伝来は763年ネストリウス派。p.82▼日本とインディアンの違いは、カトリックに洗脳されたのは大友宗麟・大村純忠・有馬晴信の三バカくらいしかいなかったこと。p.86▼伊藤マンショ・千々石ミゲル・中浦ジュリアン・原マルティノは、電波少年でアラファトに会った(だけ)の松本明子と同じで日本の運命になんら関係ないどうでもいい人たち。p.88▼フェートン号事件が起きた時、徳川家斉は責任を現場に押しつけ、何もしなかった。p.94▼松平定信。官学の朱子学以外を禁止。浮世絵・好色本を発禁。武士が商人にした借金を棒引きに。飢饉に苦しむ民衆を放置。頼るものがない民衆は天皇陛下にすがる御所千度参り。p.108▼ベートーヴェンはナポ1を尊敬し「英雄」を作曲したが、ナポ1が共和主義をすて皇帝になると激怒した。p.117▼クリミア戦争のとき、英仏の連合軍の軍艦が函館港を基地として出港してロシアと闘った。函館はフランス軍の海兵を療養させた。p.160▼薩英戦争。死傷者は薩摩19名、英63名(艦長含む)。p.168▼戦国時代、城に籠る敵の城下町を荒らして、住民に領主としての統治能力がないことを印象付ける挑発が行われた。p.201▼一番反対しそうな勢力に大事な役をやらせる。p.207『英雄たちの世界史』
歴史教科書に書かれている嘘は論理で見破れるが、書かれていない本当のことは知識がないと見抜けない。▼中立とは戦っている双方の敵を意味する。中立は強い者だけに許される特権。▼聖徳太子は「当時の呼び名ではない」と言うなら、幕府は御公儀、将軍は上様、鎌倉幕府は関東と呼ばなければいけない。▼735年、朝廷は、新羅が日本の許可なく国号を「王城国」に改称したことを叱責し、撤回させた。▼736年、ネストリウス派キリスト教が日本に伝来した。▼アッバース朝カリフであるハールーン・アッラシードは当時の大国ビザンツに遠征して勝利している。同時代、ヨーロッパ辺境のローカルヒーローであるカールとは格が違う。▼吉田は外国の支配を取り払った。鳩山は抑留されていた日本人を取り戻した。岸は外国の軍隊に一方的に支配される関係を脱した。池田は日本人に豊かな暮らしを与えた。佐藤は本土以外の米軍に占領されていた人々を取り戻した。『並べて学べば面白すぎる 世界史と日本史』
ウッドロー・ウィルソン。自分を人類の救世主だと勘違いしている狂人。味方である英仏日に植民地解放を要求し、ハプスブルクとオスマンに領土解体を突きつけ、敵であるレーニン政権の領土保全を訴えた。同盟国の利益を損ない、凶悪な敵を育てて、世界中に民族紛争を撒き散らした。『ウッドロー・ウィルソン』 -
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憲法とは国でありその歴史であり、戦争そのものである。
江戸末期にあって、日本は不明のまま米国の暴力に屈したわけではなく、世界情勢を分析し、いろんな立場での諍いはあったが、みな、日本国を本気で案じていた。
そうして、日本が荒ぶる世界の中で生き残っていくために発見した歴史、その宣言こそが、大日本帝国憲法であった。
それがまあ、いっぺん戦争に負け、「野蛮人」におしつけられた「憲法」をありがたく押しいただいて早幾星霜。
憲法議論すら俎上に上らせない一部勢力の声にも対抗できず、某東京大学教授の保身に惰性で乗り続けてここに至る。
なんかもう、悲しくなる。
倉山先生の本は、結構目を通しているんだが、毎度目鱗で、全然血肉になってないと感じる。頭悪すぎ。
日本とは何か。
我々が受け継いできたものは何か。
裔へ引き継いでいくものは何か。
そこをきちんと議論、共通認識にしないと、憲法の議論なんかできない。
高杉晋作格好良すぎ。
こないだ、高杉晋作史実とちゃうで本読んだばっかりなので、寧ろお目目キラキラ状態。 -
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この本は人間の記憶というものはあてにならないものであるということと、ものの見方はいつも間違うものだということを教えてくれます。それ以上前の歴史であればその評価は冷静になされているのですが、自分が生きている間の歴史はきちんと評価されずに忘れてしまうのです。
だから人間は過去に学ぶことができずに何度も同じ過ちを繰り返します。平成の歴史は、自分の歴史なのですが、政治上の判断に限っても何度も間違った評価をしてきたということがわかります。考えてみれば太平洋戦争を持ち出すまでもなく、国民は常に後から振りかええると間違った判断をします。
そして何度間違えても、そのことについて反省する機会を持たない限り教訓とはならないので、同じ間違いをします。平成史は振り返る必要があります。この本は少し右寄りではあありますが、振り返るにはとてもいい本だと思います。自分が当事者であった平成史はオーディブルで十分ですね。 -
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笑いながら読める(^^)
あまりにもウィルソンのマヌケっぷりが笑える。
合間合間に入る著者の倉山氏のツッコミも笑える。
いや、笑えるってことは普通は冗談が面白いとか有り得ない話しとかで笑うのが普通だが、これが本当の話しなんだから、それだけに笑った後に戦慄を覚える。
フロイトがウィルソンの精神状態を研究材料にしたのも分かる。
今に繋がる全世界の紛争地域の殆どがこのウィルソンが作った。
日本の敗戦後、あれほど共産主義が世界を覆ったのはコイツのせいか。
あれほどの大量虐殺が吹き荒れたのもコイツのせいか。
現在もサヨクらが絶賛活動中だがすべてコイツのせいだったのか。
自分をキリストだと信じた男、まったくとんでもないことをしてくれたもんだ。
サブタイトルの「全世界を不幸にした大悪魔」とは大袈裟な形容詞ではなかった。
暗澹たる気持ちになったが、しかし本書の中で無能で外交に無為無策な日本の上層部に代わって国益の為に奔走してくれた外交官の石井菊次郎の活躍が紹介されているのが救い。
陸奥宗光や小村寿太郎、そしてこの石井菊次郎は認知されるべきだと思うが、倉山氏曰く日本の外交史家はどうも日本のために活躍した外交官が嫌いらしい。
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この人が自分で解釈した世界史の見方を凝縮した1冊で、単に歴史上の出来事をだけ書いた「世界史」の本ではない。西欧のキリスト教徒は700年もの間、イスラム教国に負け続け、1492年にやっとイベリア半島を回復するのだが、700年間もの間恨み続ける宗教的執念を私たちはわからない。
西欧がキリスト教を公認してから、文化は衰退し科学や学問や芸術も皆神の僕となってしまった状態を、私たち日本人はずっと進化し続けていたので、わからない。異教人を殺すことは善であり、改宗させて殺すのはもっと善であるという発想を私たちは理解できない。
日本は敗戦国から抜け出そうとしても、日本が敗戦国のままでいることをアメリカや中国などの他の国が望んでいるのだから、いくら日本が謝罪しようが賠償しようが敗戦国から抜け出ることに協力してくれるはずがないのである。
鉄と金、すなわち軍事と経済は国家の問題であるが、紙すなわち文化は国民全体の問題なのだ。国民が敗戦国の歴史認識のままでは、いつまでたっても歴史問題は解決しないというのはとてもよくわかりました。 -
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<目次>
はじめに 私はなぜウッドロー・ウイルソンを呪うのか
第1章ウイルソン小伝‐悪魔はいかに生まれたか
第2章大統領1期目は弱いものいじめに明け暮れる
第3章第1次世界大戦‐まだ参戦していないのに振り回す
第4章14か条の平和原則‐かくして人類は地獄に落とされた
第5章パリ講和会議とその後‐なぜ全世界が不幸になったか
終章ウイルソンを称える人たち
おわりに
ウッドロー・ウイルソン(1856-1924)
米第28代大統領2期(1913/3-1921/3)民主党
世界中に迷惑をかけた、反日の、晩年発狂した人物。
英、仏、日に喧嘩を売り、独を破壊した。
ハプスブルク家を分断した。
オスマントルコを抹殺した。
レーニンを生かした。
自分のやっていることを本当に理解していたのか?
目先の自分の利益に対してのみ、
外交を行っていなかったか?
世界の秩序が壊れ、紛争が激化し、共産主義が世界に
ばらまかれた。