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なぜ日清日露戦争に勝てたのか? こんなことやってて……
・明治の指導者は立派だったが、昭和になってだめになった
・明治時代の日本は、藩閥専制の時代だった
・非民主的な明治憲法により、政党内閣制はなかなか実現しなかった
・明治憲法下の衆議院は、最弱の存在だった。
・民衆は自由民権運動で政府に対抗した
――こうした明治日本の通説はみな大間違いだった。
明治から現代に至る日本の憲政史、すなわち憲法というルールに基づいて行われる政治というゲームの歴史を読み解く鍵は、拒否権です。帝国憲法でも現行憲法でも、「何ができるか」という指導力ではなく、「何をさせないか」という拒否権で、日本の政治は動いているのです。要するに、「誰が一番、人の邪魔をするのがうまいか」を見ないと、真の権力者が誰だか、わからなくなるのです。
何を実現したかという指導力ではなく、誰が誰を潰したかという拒否権を通して見ると、全く違う世界が見えてきます。
(「はじめに」より)
「拒否権」というキーワードから見れば、すべての謎がすらすらと読み解ける!
教科書では絶対に教えない、今に続く日本政治の不甲斐なさの理由が、世界一よくわかる本。
Posted by ブクログ 2019年08月24日
原敬内閣が評価される理由は?
「膨大な日記を残しているから」
チコちゃんに叱られる形式だな(笑)
資料が沢山あるから研究した学者が
「原敬は偉大で、オレの研究スゲエ」
こういいたいだけです
こういう分かりやすく皮肉たっぷり
事実に基づいた(膨大な引用)内容
今まで学んだ世界と別景色が見える
倉山満最...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月14日
「俺は、こんなことのために西郷さんを殺し、自分の命まで投げ出したのか?」
著者が、大久保利通ならこう絶叫したんじゃないかと記しているのが強烈だ。
まさに、授業される通説とは全く違ったぐだぐだな政局。
指導力でなく、拒否権により右往左往する日本の政治。
まだ、幕末明治の元勲が生き残っていてなんとか...続きを読む
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