倉山満のレビュー一覧

  • 政争家・三木武夫 田中角栄を殺した男

    Posted by ブクログ

    よくこう言う面倒臭いことを考えて生きていけるもんだ。
    政策を政局の具としてしか使えない政治家。あるいはその凄まじさ。

    もっとも今の政治家はこのレベルですらない。

    0
    2019年01月19日
  • 右も左も誤解だらけの立憲主義

    Posted by ブクログ

    一番最後吉野作造さんのくだりは時間もなかったんで飛ばしてしまったけど。
    憲法とは何か、日本とは何か、何がしたいのかって、本当にそう言うことを論じる政治家っていなくなったね。
    それは本気でおもう。
    法理論とか法哲学って、面白かったのよ。それが憲法学になった途端に面白く無くなったことを思い出した。

    0
    2019年01月13日
  • 嘘だらけの日仏近現代史

    Posted by ブクログ

    安定の嘘だらけ。
    元の世界史をあまり知らないので通説との違いが分かんないっつちゃ分かんないのだが、フランス革命とか、ルイ16世とか、ルターとか、流石にその辺はうなる。
    日本は平和だ。

    0
    2018年11月27日
  • 検証 財務省の近現代史~政治との闘い150年を読む~

    Posted by ブクログ

     読みやすく、また読み物としても結構面白い本です。
     ただ、文章の中身は、アーカイブ的なものではなくて、良くも悪くも著者の政治史認識とか、財政金融政策観が披露されておりますので、そういうのが苦手な方はおやめになったほうがよいと思います。
     なんというか、折角多数の参考文献が挙げられているにもかかわらず、いまいち文章が信用ならないというか、大蔵省の正史を紹介しておきながら、著者の考えが惜しみなく書かれておりますので、いったいどこからどこまでがその正史の引用なのかというのがわかりにくくなってしまっているのです。
     もちろん、著者の考えが展開されているところが正史ではないというのはわかるのですが、で

    0
    2018年11月06日
  • 説教ストロガノフ ネオ東京裁判 掟破りの逆15年戦争

    Posted by ブクログ

    敗戦から遡ってどこで引き返せたかを考える。
    丁度そういう考えができないかと思っていたところで、驚いた。

    ただ、博識な二人の著者の対話であるので、あまり読者への語りかけにはなってないというか、一定の知識と見識がないと理解が難しい。

    そもそも歴史は現代から遡って学んでいくのもいい方法だと思うし、近代史を殆どやらない今の学校のカリキュラムは変だし、近衛文麿が悪い奴だってのは何となく判った。

    0
    2018年09月16日
  • 世界の歴史はウソばかり

    Posted by ブクログ

    世界の歴史を各国毎にその成り立ちから現代まで,一気に俯瞰できます。

    こうして各国の歴史を紐解いていくと,日本の国家の成り立ちが特殊であることがよく理解できました。

    世界史の知識がもっとあれば,この本に記載されていることをより理解できると思いますので,もう少し,基礎的な知識を身に着けて,機会があれば再読したいと思います。

    0
    2018年07月16日
  • 検証 検察庁の近現代史

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    歴史学に必要なのは視点だと思い知る
    まだ、歴史観がふらつく我々庶民は
    この視点が定まらず、歴史流れを上手
    に表現できない

    誰もが巻き込まれると帯にあるが、村
    木事件を考えると恐ろしい

    0
    2018年05月13日
  • 日本一やさしい天皇の講座

    Posted by ブクログ

    確かに平易に書いてある。(「やさしい」という言葉はあまりに似合わない筆者なので、タイトル見るだけで疑ってしまった。丁寧に帯に顔写真がついてるのに、どの本も睨み付けてきてるので。)同じ主張を繰り返し書くことで語調を強めるのは十八番。その部分だけ印象に残ってしまう。よく調べてあるので、たしかに「やさしい」

    0
    2018年02月02日
  • 嘘だらけの日中近現代史

    Posted by ブクログ

    倉山満さん、ユーチューブなんかでもいろいろと歴史の解説されていますね。非常に弁の立つ方で、わかりやすく親しみがある方です。内容はともかくとしても、伝えたいという心情はよく伝わります。呑み会のネタとしてはいい本ですね。

    0
    2017年07月07日
  • 保守の心得

    Posted by ブクログ

    保守とは国を守ることで、墨守でも、復古でもない。

    国を守るためには、憲法、財政、外交が大切。外交は当然軍事も含む。外交、軍事の前提に経済力が必要。
    米占領軍は、占領地の法律を変えるという国際法では絶対にやってはいけない非道を行った。日本の歴史文化伝統を破壊するために。
    非武装中立なんちゅう、二律背反な言葉はない。日本のいう平和主義は、無防備孤立に過ぎない。

    日本が敗戦国でないと困るのが今の世界だが、本当にダメになってる感。

    経済政策のところはよ判らなかったが、増税が財務省に押し切られた感覚は何となく解る。
    偏った本なんだろうが、それでいいんじゃないか。

    1
    2017年02月09日
  • 大間違いのアメリカ合衆国

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    織田信長の時代で止まっている国、アメリカの歴代大統領の通信簿。
    1位はフォード。唯一、選挙を経ていない人徳。
    2位はレーガン。世界秩序への貢献。
    3位はワシントン。

    0
    2016年09月19日
  • 嘘だらけの日英近現代史

    Posted by ブクログ

    相変わらず面白いんだけど、当方そもそも歴史に対する造詣がさほど深くないので、そもそもの正誤がよく判らん。
    ネットで見てみると、とんでもねえって言ってる人もいるんだよね。
    最初の、日米は自分の感覚でもストンと落ちるところはあったんだけど。

    少なくとも、日本は歴史に卑下する必要はないし、なぜ卑下することが当然になってるのかよく見直す必要はある。
    んで、そういう状況で国益を売り私欲を満たして「善良な」一般国民を省みてない奴らが存在することは間違いのだろう。

    なんか辛くなるなあ。

    が、幕末あたりの描き方はちょっと賛同できないところはあったがね。

    0
    2016年05月29日
  • 日本人だけが知らない「本当の世界史」 なぜ歴史問題は解決しないのか

    Posted by ブクログ

    この本の著者である倉山氏には、「嘘だらけシリーズ」でお世話になっていますが、彼が最近(2016.4)、この本を書かれました。

    タイトルは、日本人だけが知らない本当の世界史、です。今から20年ほど前に、清水馨八郎氏の本を読んで、私が高校時代に習ってきた「西洋史」は、西洋人から見たものであることを感じました。

    それ以来、自分なりに世界史を学び直そうとは思っていますが、膨大な範囲であるため、なかなか良い本に巡り合うことができませんでした。

    この本は、特に、ウェストファリア体制以降の近代史について詳しく書かれていて、大変ためになりました。その国の成り立ちをある程度知っておくことは、ビジネスにおい

    1
    2016年05月05日
  • 帝国憲法の真実

    Posted by ブクログ

    ――――――――――――――――――――――――――――――
    帝国憲法こそ、日本国の歴史と文化と伝統に則ったまっとうな憲法であり、世界標準の文明国の通義にかなった憲法なのです。10
    ――――――――――――――――――――――――――――――
    吉田茂は答弁しています。
    「御誓文の精神、それが日本国の国体であります」
    「日本においては他国におけるがごとき暴虐なる政治とか、あるいは民意を無視した政治の行われたことはないのであります。民の心を心とせられることが日本の国体であります」33
    ――――――――――――――――――――――――――――――
    警察のようなものである警察予備隊を創設し、海上保安庁

    0
    2015年10月02日
  • 嘘だらけの日韓近現代史

    Posted by ブクログ

    扶桑社新書の151だそうで,嘘だらけシリーズは日米・日中に次いで3冊目。今書いているのは「保守の心得-戦後レジームからを脱却する処方箋」だそうで,若くても歴史学(憲政史学)者ですな!~1嘘だらけの「自称」朝鮮史(1)朝鮮半島は常に「場」にすぎない(2)「古朝鮮」朝鮮はアジアの支配者だった!?(3)「壇君伝説」神話は史実である(4)「新羅」兄より強い弟などいる訳がない(5)「高麗」他国の栄光は自分の歴史(6)「忠烈王」王様は売国奴!?(7)「世宗大王」愚民に文字を与えた名君(8)朝鮮半島は秀吉の「通り道」だった:2目覚める日本と眠る朝鮮(1)江戸時代における朝鮮の軽さ(2)属国朝鮮での「国王殿下

    0
    2015年01月27日
  • 嘘だらけの日中近現代史

    Posted by ブクログ

    日米、日韓に続くシリーズ。
    1.新王朝、成立 → 2.功臣の粛清 → 3.対外侵略戦争 → 4.漢字の一斉改変と改竄歴史書の作成 → 5.閨閥、宦官、官僚など皇帝側近の跳梁 → 6.秘密結社の乱立と農民反乱の全国化 → 7.地方軍閥の中央侵入 →8.1へ戻る
    まさに。

    0
    2014年11月02日
  • 歴史問題は解決しない 日本がこれからも敗戦国でありつづける理由

    Posted by ブクログ

    日本が“敗戦国”から抜け出せない理由について

    ヨーロッパやアメリカの主に軍事的背景について

    著者の考えを鵜呑みにはできないものの、
    一意見として取り入れる必要はあると思った

    足利義教、織田信長など、
    日本の歴史も再考察すべきだろう

    0
    2014年06月28日
  • 歴史問題は解決しない 日本がこれからも敗戦国でありつづける理由

    Posted by ブクログ

    序章を読んだ時には、投げ捨ててしまいたくなったけど、これは「ツリ」というか、煽りなのだろう。本編に入って古代から近代国家の成立までを、法制度を軸に小気味良くまとめている。筆者のいうことが正しい史観とは思えないけどね。いっくらなんでも明治維新を評価しすぎじゃないかな。

    0
    2014年06月25日
  • 嘘だらけの日韓近現代史

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最近軽い本ばかり読んでいたのと、昨今の半島との軋轢の背景を、きちんと歴史として知りたかったので読んでみました。

    はっきりものをいう有名な学者さんのようで、「かの国は嫌いで、絶対に仲良くはできないし、する必要もないけど、国益になるように相手の事を知るべき」というスタンスが伝わってきます。

    ねじれた半日&親日、親北感情。弱腰でお人好しの日本。
    つい最近まであまりにひどい状態だったにも関わらず、
    半島で権力を持った人に、大国中国、ロシア、日本、
    アメリカまでも振り回されてきた歴史がよくわかります。どうしようもないな~と思いながらも、なんでこんなに偏った力を持ってしまったんだろう・・・。

    東アジ

    0
    2014年05月26日
  • 嘘だらけの日米近現代史

    Posted by ブクログ

    不可解な出来事は、受け手の価値観次第で、その不可解さが生じる。今の価値観と、戦前の価値観は異なる。歴史認識とは、本来当時の価値観で綴られねばならぬが、受け手の印象まで当時の価値観とするのは難しい。その意味で、自らを助けたインディアンを虐殺し、大陸を手に入れたアングロサクソンの落ちこぼれは、正か否か。今の価値観で、否と思うから、歴史に嘘が生まれる。堂々と、正しい価値観に基づき、家や人を焼き、女を凌辱し、虐殺した輝かしい過去を語るべきだ。それを悪いと思うから、隠したくなる。アジア人への差別意識も認めなければならない。生理的なものを超越するのは、よほど難しいのだから。

    今になって都合が悪くなった史

    0
    2014年05月10日