あらすじ
史上、最も格調高い「ヘイト本」
世界が知られたくない暗黒史を大暴露!
倉山「世界で一番幸せなのは日本民族!」
世界での立ち位置を知り、本気になれ日本人!
(本書を読めば)「世界で一番素晴らしい国民性の国は、昔の日本!」という結論がおわかりいただけたと思う。われわれは千数百年間、「大和民族(ネーション)中心の日本国民(ネーション)による日本国(ステート)」を当たり前と思っている。しかし、そんなノンキな民族は日本人だけである。世界の大勢が国民国家に向かうのは、ここ数百年の現象にすぎない。人類がようやく日本に追い付いてきたのだ。(おわりにより)
◎ドイツの歴史を奪い取り、「ヨーロッパの裏切り者」と言われても意に介さない、共産党でさえ愛国心がある典型的な「国民国家」フランス
◎「皇帝」を中心としたワンパターンな歴史を持ち、漢民族による少数民族大弾圧で国民国家化を目指す「紅い帝国」中国
◎「シアター(場)」にすぎず、条約遵守能力がゼロでいまだ主権国家にさえなっていない韓国
◎「エンパイア」「タタールの軛」「ギリシア正教」をアイデンティティとし、多彩な言語と捏造だらけの国史で成り立つロシア
◎「マニフェスト・デスティニー」という名の虐殺が国体で、プロパガンダを流した張本人が信じ込むのがお国柄の「人口国家」アメリカ
◎辺境の蛮族から神聖ローマ帝国へのし上がり、強い統一国家への希求から国民国家となるも「民族主義」のヒトラーに破壊されたドイツ
◎国民国家になる前にエンパイアを始め、「清教徒革命」と「名誉革命」を経て別々のネーションがまとまっていく歴史のイギリス
◎皇室のもとに七世紀には国民=民族という理想的な国民国家となっていた世界でも唯一の国・日本
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Posted by ブクログ
憲政史家の倉山満による、主要8か国の歴史について記した一冊。
フランス、中国、韓国、ロシア、アメリカ、ドイツ、イギリス、日本とそれぞれの国について分析しており、とても勉強になった。
Posted by ブクログ
最初に「国民」とは「民族」とは…から始まり、「国家」というものを分かりやすく説明してくれるとともに、他の国はどうなのか、ということを解説してくれた本。外国の国の歴史が面白すぎて、すぐ冒頭の説明が抜けてしまう自分の頭が残念だった。
日本になった途端歴史学会?の文句が始まるのと、少し文章でおかしなところがあるのが残念。
Posted by ブクログ
倉山先生の本を読むと、あらゆる議論はまず、言葉の定義をきちんと共有しないと始まらないといつも思う。
もっとも、その定義が一般に認められているものと合致しているのかがよくわからないのだけど。
もっとも、だからと言って議論の内容がおかしいとも思えず。
国民国家とはなにか。国民国家になるのに必要な要件はなにか。何が問題か。
そういうことが紹介されている各国の歴史、地政の違いから説明されている。
日本で当たり前のことが、実は当たり前ではない。