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日本は世界に誇るべき「近代文明」を有しているのに、なぜ永遠に“敗戦国”のままなのか? ――それは、国際政治の掟(ルール)を形づくる「本当の世界史」を知らなさすぎるからだ。本書は新進気鋭の憲政史家が、古代ヨーロッパから十字軍、ウェストファリア体制、反近代の衝動、第一次・第二次世界大戦の「総力戦」の真相をひもときつつ、日本人に「世界史観」を根本から改める覚悟を迫った一冊。「戦争はなくせないとの思想が『文明』をもたらした」「ヨーロッパ公法にすぎない国際法の実態」「アメリカは国際法を理解できない」「聖戦論に回帰した第一次世界大戦」「終戦記念日はアメリカの総力戦開始の日」――“歴史の本質”が武器であり、支配の道具である事実を説いた、学校では絶対に教えられない「世界史」講義。日本はなぜ、敗戦国の立場を自ら強化し続けるのか? 正しい歴史認識こそ最大の武器である! 『歴史問題は解決しない』を改題。
...続きを読むPosted by ブクログ 2019年05月13日
近代日本がいかに成り立ったか、そして何故いまだに敗戦国のままでいる(それはどんなに国連への貢献度が高いとは言え)のかを十分に理解させていただいた。
やはり先ずは日本人が歴史を知る必要があり、それを踏まえての行動と言動をしていかないと、ただでさえルールを守れないアメリカや中国などに喰い物にされていくだ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月15日
この人が自分で解釈した世界史の見方を凝縮した1冊で、単に歴史上の出来事をだけ書いた「世界史」の本ではない。西欧のキリスト教徒は700年もの間、イスラム教国に負け続け、1492年にやっとイベリア半島を回復するのだが、700年間もの間恨み続ける宗教的執念を私たちはわからない。
西欧がキリスト教を公認...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月06日
序章p21にある、
“ロシア語には「安全」という語はないと聞く。あるのは「無危険」だけだという。”
というのは本当の話なんだろうか?
さすがに、お国柄ジョークだろーと思うんだけど!?(^^;
でも、ロシアじゃあり得るのかもなぁーと思ってしまうのは、やっぱり今回(2022年3月)のロシアの蛮行があるか...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年03月20日
・近代の欧州諸国や日本は無差別戦争観。戦争のやり方には善悪があり、軍事合理性に反する無意味な殺傷を軽減・根絶するが、戦争そのものには正義も悪もない。敵とは利害が異なるものであり、犯罪者ではない。
・一方、アメリカは差別戦争観、すなわち正義の戦争があるとする考え方。自分の行う戦争は常に正義で、相手は悪...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年05月05日
この本の著者である倉山氏には、「嘘だらけシリーズ」でお世話になっていますが、彼が最近(2016.4)、この本を書かれました。
タイトルは、日本人だけが知らない本当の世界史、です。今から20年ほど前に、清水馨八郎氏の本を読んで、私が高校時代に習ってきた「西洋史」は、西洋人から見たものであることを感じ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年06月16日
過去に目を背けるものは、現在に対しても盲目になる。
我々は西洋社会の歴史が唯一の真理と考えがちだが
本書その思い込みを解いてくれる。
欧州のウェストファリア体制から生まれた国際法が
米国の殲滅主義でいかに歪められたか。
中国台頭で新たな世界秩序が生まれる中、狭間に
いる日本はどう進むべきか?
...続きを読む
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