倉山満のレビュー一覧

  • 若者に伝えたい 英雄たちの世界史

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    世界史を同時代の日本史とつなぐことで過去の日本の歴史がより明確に理解できる内容になっている。北条時宗等は全く習った記憶もなかったが、元寇のイメージを一新する内容であり、豊臣秀吉のキリシタン禁令も断片的な知識はあったものの全体像が理解できる内容。ビスマルクと日清戦争後の三国干渉など全く理解していなかった側面を学ぶことができた。

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    2021年03月18日
  • 史上最強の平民宰相 原敬という怪物の正体

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    令和になってから世の中大変だ
    ウッドローウィルソンや原敬のような怪物が書籍になる
    本書を読み原敬が本当の勤王家と知り得たコトが嬉しい
    皇太子の婚約や外遊が原の命を脅かす原因だとは知らなかったし、勤王家故の行動もあるのかな(´・ω・`)

    教科書にもある普通選挙に反対
    民主化を進めたという評価
    普通選挙を封殺した評価
    時々の政治力学で決定が変わるだろうから歴史は難しい

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    2021年02月03日
  • 検証 財務省の近現代史~政治との闘い150年を読む~

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    大蔵省から続く財務省の通史。
    大蔵省~財務省目線での近現代史が書かれており、必然的に同情的・共感的な書かれ方をしている。
    昨今の増税をしたがる財務省の癖を、本来の大蔵省の遺伝子ではなく、歴史の中で政治家に際限のない財政拡大を飲まされてきたことと、日銀独立により金融政策の自由を奪われていることと結論づける。その上で日本の財政浮揚作として日銀を再統合し地上に出すお金の量を増やせばいいと主張している。
    執筆が2012年のため、その後日銀が日経ETFの買い支えで通貨供給量を増やしても株高となるだけで、国民生活には変わりがなかったことまでは反映できていない。金融経済の難しさと言うべきか。
    また、財務省に

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    2021年01月23日
  • 嘘だらけの日韓近現代史

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    韓国人の歴史観は”ファンタジー”。当時の状況を考慮することはなく、現在の価値観で書き換え、嘘偽りを主張して恥じることはない。
    逆に日本人のお人好し過ぎる馬鹿さ加減にも厭れるが、主導する朝日新聞などのマスコミも何が目的なのか。中共のスパイに踊らされているのか。
    強い日本にならなければならない。
    韓国人の反日は単純な精神構造ではなく、ねじ曲がっていることを認識しなければならない。
    韓国が好きか嫌いか、と言われたら嫌い。しかし嫌いな国だからこそ、付き合わねばなりません。無理に好きになろうとするのではなく、自分を嫌っている相手にこそ、いう事を聞かせるべき。
    という本。0か1かで判断せず自分の軸を作るこ

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    2021年01月10日
  • 学校では教えられない歴史講義 満州事変

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    一言で言えば、何してくれとんじゃ、やな。

    世界最強の大日本帝国が地球上から消えなければ、世の中はどんなに変わっていたか。

    無論、ましな方にだ。

    それが、近視眼的な官僚や俗政治家の利害関係や思惑で、全て吹っ飛んだ。
    その結果が現在。

    歴史に学ぶというのはこういうことだ。

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    2020年12月12日
  • ウェストファリア体制 天才グロティウスに学ぶ「人殺し」と平和の法

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    心の中で何を思ってもいい
    人は殺してはいけない
    お互いの存在を認め合う

    そんな当たり前が当たり前でなかった欧州の獣の時代に、文明的な戦争を説いたグロティウス。

    犯罪者と敵は違う。つまり、戦争は犯罪ではない。

    欧州の法だったウェストファリア体制を本当の国際法体制にした、日本。

    日本の罪は、国際連盟を抜け、先の大戦で殲滅されることで、再び獣を世界中に解き放ってしまったこと。

    倉山先生の本は、ちょっとあれって思うところもあるが、唸らされる。

    どーすんだ、本当。

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    2020年12月02日
  • 若者に伝えたい 英雄たちの世界史

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    世界史の偉人、具体的にはチンギス・ハーン、コロンブス、ナポレオン、パーマストン、ビスマルク、ウィルヘルム2世に焦点を当てた一冊。

    彼らの業績よりも、彼らに対して日本がどう対峙したかというのがメインで、(ナポレオンやパーマストンの江戸時代をのぞいて)我々の祖先は立派に日本を守ったということが理解できた。
    そして、現代の日本も彼らを見習うべきだと痛切に感じた。

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    2020年11月14日
  • 保守とネトウヨの近現代史

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    大半「現代史」なので、あ〜こんなことあったな、と振り返り?ができた。名ばかりの保守にならないように気をつけたい。

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    2020年11月01日
  • トップの教養 ビジネスエリートが使いこなす「武器としての知力」

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    どんなトップがいいのか、ダメなのか歴史上の人物などでわかりやすく書いてあり興味深かった。軍隊組織の話は日本では馴染みがないので面白かった。

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    2020年10月22日
  • 2時間でわかる政治経済のルール

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    こういう系の本は読んだことなかったのですが読みやすかったです。
    参議院選挙の重要性や国・政治の定期的なイベントから突発的な事象を想像するといった勉強になる点が幾つもありました。

    この本がと言うよりも、こういった本を読む時は、著者の主張と推測と事実を切り分けながら読まないと偏った知識になるんだろうなと。
    本当に使える知識にするためには、他の人が書いた同じようなテーマの本も読んで客観的に見比べるところまでやらないとダメなんだろうなと思いました。
    次は池上さんかな?

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    2020年10月20日
  • 13歳からの「くにまもり」

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    これ、小中学校の歴史教科書にしてもいいんじゃないか。

    文明国とは、人を殺さないこと。
    自由主義は人を殺さない。
    共産主義は、世界中の金持ちを殺せばみんなが幸せになると言う思想。

    国の守りとはなんだ。

    金と鉄と紙。

    端々、どうかなあ、と思うところはあったが、迫力ある主張。

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    2020年10月04日
  • 2時間でわかる政治経済のルール

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    マスコミに騙されないために

    一部ご紹介します。
    ・嘘に騙されなくなるには、公開情報を読み解く癖をつけることだ。
    ・カレンダーを見れば、社会のことが見えてくる。
    ・地政学を理解するには次の用語を覚える必要がある。
    ①関係国:主体性のある国
    ②大国、列強:その国の言うことを聞かないと話がまとまらない国。
    ③覇権国:列強中最強の国。現在はアメリカ
    ④挑戦国:列強の中で覇権を奪おうとしている国。かつてはソ連。現在は中国。
    ⑤争点
    ・どちらにつくのか、どちらにもつかないのか(中立)。それは、地理的条件や勢力均衡次第。
    国々の関係は固定的なものではなく、争点により変化する。
    ・東アジア・太平洋地域における大国:

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    2022年09月30日
  • 世界の歴史はウソばかり

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    最初に「国民」とは「民族」とは…から始まり、「国家」というものを分かりやすく説明してくれるとともに、他の国はどうなのか、ということを解説してくれた本。外国の国の歴史が面白すぎて、すぐ冒頭の説明が抜けてしまう自分の頭が残念だった。
    日本になった途端歴史学会?の文句が始まるのと、少し文章でおかしなところがあるのが残念。

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    2020年08月30日
  • トップの教養 ビジネスエリートが使いこなす「武器としての知力」

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    トップの教養とは何か、どう実践するかというと難しそうな内容だが、例として出される話が面白くスラスラと読めた。
    以下個人メモ
    マキャベリと韓非子
    号令、命令、訓令
    有事への切り替え判断、情報の最終評価、決心、戦機を捉える

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    2020年08月09日
  • 歴史問題は解決しない 日本がこれからも敗戦国でありつづける理由

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    そもそも戦争とはなんぞや。

    ヨーロッパの当て所もない宗教戦争がどのように文明的な戦争となったのか。

    文明とはなんぞや。

    そうしてそもそも、日本国は文明国であって、維新後も速やかに西欧文明社会で優等生となった。

    それを根底から壊したのは米国である。

    総力戦とは、総力をぶつける戦いではなく、相手の総力を潰す戦いであって、本来これを否定して来たのに、元に戻しやがった。

    総力戦は戦闘行為が終了してからが重要であり、日本の敗戦状態、歴史上の位置づけはその結果、又は過程のことであって、であるなら、これを覆すには、新たな「戦争」を決意するしかない。

    こんなところか。

    どうすんだ。

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    2020年07月25日
  • ウェストファリア体制 天才グロティウスに学ぶ「人殺し」と平和の法

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    ◆「ウェストファリア体制」は日本語
    現代世界のルールの源となっているウェストファリア体制について、深く学ぶことができます。
    日本では当たり前に通じることが、ヨーロッパでは中々通じないことが良く分かります。

    □天才グロティウス
    『戦争と平和の法』の内容を通じて、国際法の概念を解説してくれています。
    戦争そのものは否定していないところがポイントだと思いました。

    本書を通じて、国際社会の根底にある問題を深く学ぶことができました。
    何回も読んでみて、日本には何が足りないか、考える機会にします。

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    2020年07月17日
  • 工作員・西郷隆盛 謀略の幕末維新史

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    最後は西郷と大久保の友情物語になっていた…。しかも主役は大久保っていう(笑)作者の大久保好きがここで出たのだと思う。
    学ぶべきことは、やはり西郷が工作員として活躍していた前半期に多かった。

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    2020年08月14日
  • 13歳からの「くにまもり」

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    第一章:人殺しに囲まれた国、日本
    防衛費が他国よりも低いこと(対GDP比1%未満)が最初の驚きで、憲法の条文や解釈以前の考え方が問題であること、自衛隊の立ち位置、軍隊と警察の違いなど、自身の知見のなさを感じる。
    やはり、「知識より意識」の派生で、条文の文言や解釈以上に自衛隊をどのような組織にするのかという意志力の欠如がこの事態に繋がってるのだと思う。

    第二章:先人たちは、どのように祖国を守ってきたのか
    まず、幕末の大久保利通や大村益次郎の考え方に心を打たれた。本気で国のことを想い、行動し続ける。決して容易ではないはずです。分母意識の高さが行動力を生むのだと思う。何かできることはないかを探し続

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    2020年05月30日
  • ウェストファリア体制 天才グロティウスに学ぶ「人殺し」と平和の法

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    私は世界史の授業を高校二年生で受けましたので今から40年ほど前になります。高校二年になると受験科目を決めていて、理系を志望していた私は世界史は範疇に入っていませんでしたので、別の科目の勉強をしていました。とはいうものの歴史好きの私は、先生の授業の耳だけは機能していたのかもしれません。

    中でも印象に残ったのは、ドイツのハイパーインフレの時の倍率を、ゼロをいくつも書いて示したことと、この本のタイトルである「ウェストファリア条約」のことでした。先生は確か、この条約により世界が変わった、もしくは近代になった重要な条約であると説明されていました。

    それ以来、頭の隅に残っていた私は、今まで何冊も楽しく

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    2020年04月12日
  • 学校では教えられない歴史講義 満州事変

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    一度読んだだけでは頭が整理できず、2度通読した。

    日露戦争以後、東アジア唯一の大国だった日本だが、数度の政変を経て舵取りを誤った結果、国際社会から孤立し小国に転落することになる。

    適時適所に適材が配置されない仕組みやポピュリストが跋扈する政界は今のことかと思ってしまう。

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    2020年02月24日