国際法で読み解く世界史の真実

国際法で読み解く世界史の真実

880円 (税込)

4pt

●明治日本はなぜ成功できたのか? ●ナチス・ドイツと昭和の日本は何が違うのか? ●「戦争廃止」によって、なぜ残虐な紛争が続発するようになったのか? 世界の歴史を通観すると多くの疑問に出会う。しかし実は「国際法」を理解すれば、たちまち疑問は氷解する。そして、日本がなぜ「侵略国」などではありえないのかも、すぐにわかる。「国際法」は、すべての謎を解く、最強の武器なのである。では、国際法とは何か。それを知るために重要なのは、ヨーロッパで戦われた最後の宗教戦争=“30年戦争”である。この戦争のあまりに悲惨な殺戮に直面した法学者グロチウスは、戦争を「無法で残忍な殺し合い」から「ルールに基づく決闘」に変えようと考えた。「戦争に善いも悪いもない。だからこそ戦争にも守るべき法がある」――国際法は、このような思考から生みだされてきたのであった。「国際法に基づく『決闘としての戦争』が許されたのは文明国だけ」「戦争に善いも悪いもない」「国際法に違反するとはどういうことか」……。これらがわかれば、これまで見えなかった「歴史の構図」が見えてくる。世界史の本質を解き明かし、日本人を賢くする驚愕の一冊。【目次より】●第1章:国際法で読む国別「傾向と対策」 ●第2章:武器使用マニュアルとしての「用語集」 ●第3章:国際法はいかに成立し、進化したか ●第4章:国際法を使いこなした明治日本、破壊したウィルソン ●第5章:満洲事変とナチス・ドイツを一緒くたにする愚 ●第6章:「戦争がない世界」は夢か欺瞞か

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国際法で読み解く世界史の真実 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    あまり頭使わずに読めるやつが読みたい、という理由で書店に行きうっかり手にとってしまいましたとさ。

    「法は守るものでなく使うもの」とか「安全保障の力のない国は主権国家としての地位を守れない」という当たり前のことを歴史を紐解きつつ、雑かつ丁寧に解説してある。

    読む前の期待では「そもそも国際法とは」と

    1
    2020年07月17日

    Posted by ブクログ

    この本を、読んだあとに「帝国憲法物語」、「歴史問題は解決しない」を読むと、おそろしいほど理解が深くなる。

    倉山氏の思考や分析の基本となるエッセンスがふんだんに盛り込まれている。大学で講義を聴いているような感覚になった。

    1
    2016年12月08日

    Posted by ブクログ

    【インターナショナリズムとコスモポリタニズム】
    ここで二つの概念を考える必要があります。
    国際主義と訳されるインターナショナリズムと、世界主義と訳されるコスモポリタニズムです。

    コスモポリタニズムというのは、全人類が一つにまとまれるという前提です。
    コスモポリタンのことを地球市民といいます。
    コス

    0
    2020年02月28日

    Posted by ブクログ

    倉山満は現代人に必要な事実・知識を、幾度も繰り返し、同じ事柄も常に現代抱える問題を例示しながら伝える。言論人として、自分の考えを布教するわけでもなく、自分で考える力を身に着けさせるために・・・。なぜなら、無知が日本を無間地獄に落としたため、また、さらなる国難が迫っているから

    0
    2017年11月09日

    Posted by ブクログ

    解説では以下のように書かれている。
    ヨーロッパで戦われた最後の宗教戦争である“30年戦争”。
    そのあまりに悲惨な略奪と殺戮に直面した法学者グロチウスは、戦争を「無法で残忍な殺し合い」から「ルールに基づく決闘」に変えようと考える。
    「戦争に善いも悪いもない。だからこそ戦争にも守るべき法がある」
    ――こ

    0
    2017年04月02日

    Posted by ブクログ

    一冊で随分と勉強になった。
    先の大戦に至る歴史、何が起こって、当時どう評価されるべきであったかということが、新書と思えない分量で展開される。

    日本は優等生ゆえに、ボコられた。

    決して正しかったわけではないのだろうが、正しくあろうとして、踏み外した。いや、はめられた。

    そうした視点を持ち直した上

    0
    2020年02月15日

    Posted by ブクログ

    倉山氏の主張だけが真実とは思えない。主張を正当化するために断片的に真実を述べているところもあるだろう。
    しかしこの本は、間違いなく今までの常識を大きく変えてくれる良書だと思う。
    日本人はなぜ、戦争へ突き進んでいったのか。
    単に個人名を挙げて悪役にする今の日本史の解釈では、また同じ過ちを繰り返すかもし

    0
    2017年08月09日

    Posted by ブクログ

    何冊も読んでいる倉山氏の新作だと思って、昨年(2016)の末頃に購入してたのですが、最初を少し読んだままになっていることを、GWの部屋の大掃除で発見しました。新書にしては大部(300頁超)で読むのに時間がかかりました、でもとても楽しく読めたGW明けの一週間でした。

    今年(2017)になって世界史(

    0
    2017年05月25日

    Posted by ブクログ

    憲政学者の倉山満による、国際法を読み解くという視点で近現代の世界を紐解く一冊。

    1648のウェストファリア条約が起点になり国際法ができたという著者の説はわかりやすい。
    また、国際法は国内法みたいな強制法ではなく(強制を実行できる国がない)、あくまでやくざの仁義と同様であること、またこれを守れるでき

    0
    2016年12月25日

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