金田一秀穂のレビュー一覧
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名前だけは知っていたが、読んだことがなかった北欧女子、オーサさんのコミックエッセイ。
日本人でもしっかり説明できない、マナーやお金の慣習をプロに学ぶといった趣旨のもの。
食事の作法や礼儀は自分もウィークポイント…。改めて勉強したくなった。
知らなくても生きていけるけど、大人である以上社会の常識って知っておきたいですね。
知らなかった!と色々な情報に驚くオーサさん。
スウェーデン人のオーサさんだからこそフラットな気持ちでこの漫画をかけるんだろうな。
日本語を学ぶ回でも、敬称について外国の方は難しいのか!と新鮮な気持ち。
当事者の人に聞かないと分からない事ってある。
豆知識的な情報もりだくさ -
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漢字 小6以上レベル
フリガナ なし(難しい字のみあり)
文字の大きさ 中
長さ 中くらい(94ページ)
出版年 2010年
内容 言葉の力について深く考察し、言葉を使って考え、伝える力の重要性を訴える。
感想 言葉は、伝える道具である以前に「考える道具」であり、客観的に考え、正確に定義し、判断を下すうえで、人間がいかに言葉に支配されているかがまず語られていく。したがって、語彙を豊富に持ち、かつ言葉の意味を正確に理解することが、思考の整理と正しい判断をする上で必要であり、日本語力とは「頭を柔軟にし、視野を広げて」「ある知識を全く別の知識と結び付けて、別の考え方を作り上げる力」と定義する。一方、 -
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言語学者として現代の言葉遣いに辛辣な評価が列挙されるような読み物かと思いきや金田一氏はかなり寛容な人なんだということがわかった。とくに若者が作り出す言葉には若者への賞賛もしている。ちょっと物足りないと思いながら読んでいたが、コロナ禍での「不要不急」について、不要不急の定義を決めろなと多くのコメンテーターがコメントしていたことについて「日本人はいつのまにかこんなに愚かになったのか?不要不急の用かどうかなど自分で決めれば良い」と書いてあり、全く同感。当時TVにこのセリフをぶつけていたことを思い出し、金田一氏と同じ意見であることが嬉しかった。
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コロナ禍をテーマにした、識者たちの短いインタビュー記事が集められたものだが、人間の生死について、人間どうしの関係性について、また経済について(これに関しては私自身の基礎知識がなく、よくわからなかったが…)など、コロナ禍に限らず、人間社会が抱える普遍的で本質的な事柄が多岐にわたって言及されていた。
色々なるほどと思う言葉に出会ったが、特に、世界的な傾向にある「分断」が抱える問題について、アメリカ人経済学者の言葉が腑に落ちた。彼は、それは誰か一人の責任ではなく「差異を超えて互いに話し合うことを妨げている深い分断そのもの」が問題であると語った。特定の人物に責任を転嫁させるような報道に違和感があったが -
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ネタバレ外国人のオーサさんが日本を学ぶ本。
今までは外国人からみた日本の特徴や他国との違いだったけど、マナーや日本語の使い方や日本の曖昧な表現の対応の仕方などを学ぶ本で日本人でも知らない事が学べる本。
以下個人的に印象的だった事柄
・おしぼりは手を清めて神様、他の生命に敬意を払うものなので手以外を拭くのはNG
・割り箸にも種類と格式がある
・懐石(お茶会の際出される)と会席料理の違い
・敬称は難しい。例外ありすぎ。
・日本語に同音異義語が多いのは日本語の音が少ないから?あと短い言葉を好むから?
・日本人は言語的には太平洋の人達の子孫(縄文系)と言われているがDNA的には大陸系(弥生)の影響が強く、文 -
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ゆるくて、さらっと読めて、気持ちが軽くなる、手製のジンジャーエールを飲んだ時のような読後感。
努力は最も忌避する行為で、世の中はほとんど運だという話が印象的だった。
また、子どもの本の監修の話も興味深く読んだ。頭が上がらないとかあわせる顔がないとか、例文が不自然で、子どもの時期には使わない、使えない、大人になったら使える言葉がある、と。娘が小さかった頃、まずいというのは失礼だから、口に合わないと言うように教えた時のことを思い出した。小さな女の子が「お口に合わない」というのはかえって失礼、というくらい違和感があり、このことだったんだな、と。
こういうのも時々読みたいな、と思える一冊。 -
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ネタバレ学校で勉強することじゃなくて、言葉を得ることの大切さ。
文字が書けるということではなく、言葉を、語彙をどれだけ持っているか、の話と捉えた。自分が思考するのに、世界を捉えるのに、言葉を使う。だから、言葉をたくさん持っていて、たくさん使えた方が、より世界をくっきりと捉えられるし、自分をしっかり伝えられる。言葉にならないこともあるし、言語が異なると捉え方は重ならない。だから伝わらないこともある。でも、自分が使っている言葉に目を向け、外国で異なる言語を使う文化を知り、古典から過去の人の言葉に触れれば、世界はもっと広くなるし、自分はもっと深くなる。 -
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TPOに応じた言い回しのパターンを紹介、解説している本。言い回しを上手く変えて自分の考えをより正確に表現したり、相手に与える印象を操作することで、より快適な生活を送ることができるようになりたい人にオススメ!言語学者は言葉の乱れは変化だと考える。(より客観的に捉える為) と言ってる通り、第三者の視点から書いている印象を受けた。
#1.頼み事
『合意の原則 』
同じことは強調(共感) 違うことは極力目立たせない
お力添え(骨折り)お願いします
不躾なお願いですが
ダメ元で そこを何とかなりませんか
あ、最後にひとつ聞いていいですか
つかぬことをお伺いしますが
(内)承知いたしました かしこま