金田一秀穂のレビュー一覧
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外国人のオーサさんが日本を学ぶ本。
今までは外国人からみた日本の特徴や他国との違いだったけど、マナーや日本語の使い方や日本の曖昧な表現の対応の仕方などを学ぶ本で日本人でも知らない事が学べる本。
以下個人的に印象的だった事柄
・おしぼりは手を清めて神様、他の生命に敬意を払うものなので手以外を拭くのは...続きを読むPosted by ブクログ -
日本とスウェーデンの文化の違いがわかりやすく描かれていた。絵柄も見やすく好感が持てます。
けれど、『日本人の知らない日本語』の二番煎じの感が拭えません。また内容的に直線的で捻りが足りず、面白みにやや乏しいのが残念でした。
おしぼりの扱い方等、意外に知られていない作法も取り上げていて、勉強にな...続きを読むPosted by ブクログ -
新型コロナで経済格差は拡大し社会の分断は深まり、暮らしや文化のありようも大きく変わった。歴史の転換期とどう向き合えばよいのか。各界で活躍する精鋭たちが「変化」の本質に迫る。『朝日新聞デジタル』連載を書籍化。
それぞれの話をじっくり読みたい。Posted by ブクログ -
全部が◎ではないけれど、示唆に富む意見を読むことができる。
旦那→ロバートキャンベルさん「「見つめ合わない」日本は貧困が見えにくい」が1番腑に落ちた。
私→多和田葉子さん「日本の不思議はダメ政府と良心的な市民かもしれません。」メルケルさんと比べられちゃうとなあ…とトホホな気持ちになる。
パオロジ...続きを読むPosted by ブクログ -
コロナによって浮き彫りにされてきた、日本(人)の弱点や、今まで当たり前だったこと、生死観、人同士の距離感などについての、国内外20人の著名人によるインタビュー・寄稿。
柳田邦夫さんの、コロナによる死は「あいまいな喪失」(生きているのか死んでいるのか分からない別れ)による残されたものたちの葛藤だという...続きを読むPosted by ブクログ -
ゆるくて、さらっと読めて、気持ちが軽くなる、手製のジンジャーエールを飲んだ時のような読後感。
努力は最も忌避する行為で、世の中はほとんど運だという話が印象的だった。
また、子どもの本の監修の話も興味深く読んだ。頭が上がらないとかあわせる顔がないとか、例文が不自然で、子どもの時期には使わない、使えない...続きを読むPosted by ブクログ -
カネダ一家と呼んではならない「金田一」家である。
金田一京助、春彦は当然知っているが、三代目の秀穂は寡聞にして知らなかった。
文章は読みやすい。辞書の大家の家庭でのやり取りがどういうものか興味のある向きには是非。第三章「親子ニホンゴ対話」が興味深い。
同著者の「ふしぎ日本語ゼミナール」は、形...続きを読むPosted by ブクログ -
金田一秀穂氏のエッセイ。
雑誌に連載されていたものが本になったということもあり
1つ1つのコラムが短く、軽く読める。
気軽に読めるのはいいとして、せっかく金田一さんが書かれたのであれば、もう少し何かもっと知りたいなあ〜と、いささk消化不良になってしまうのだが・・・これも言葉の面白さといったところだろ...続きを読むPosted by ブクログ -
学校で勉強することじゃなくて、言葉を得ることの大切さ。
文字が書けるということではなく、言葉を、語彙をどれだけ持っているか、の話と捉えた。自分が思考するのに、世界を捉えるのに、言葉を使う。だから、言葉をたくさん持っていて、たくさん使えた方が、より世界をくっきりと捉えられるし、自分をしっかり伝えられ...続きを読むPosted by ブクログ -
ツボが近いw
日本語にまつわるエッセイ集。
金田一秀穂氏が巷に溢れるちょっと気になる日本語について思いを巡らせています。
そしてちょいちょい屁理屈もあるw
が、文句を言うとか間違ってる!けしからん!と言うのではなく、新語や新しい使い方にも概ね優しく受け入れてます。
それは、言葉が何のためにあるのかを...続きを読むPosted by ブクログ -
TPOに応じた言い回しのパターンを紹介、解説している本。言い回しを上手く変えて自分の考えをより正確に表現したり、相手に与える印象を操作することで、より快適な生活を送ることができるようになりたい人にオススメ!言語学者は言葉の乱れは変化だと考える。(より客観的に捉える為) と言ってる通り、第三者の視点か...続きを読むPosted by ブクログ
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この本で初めて知ったのですが、魚には痛覚があって、痛みを感じるらしい。となると、活け造りってのは結構ドSな食べ方なんやな。美味しいけど(笑)
それはさておき、この本は雑誌に連載されていた言葉に関するエッセイをまとめたもので、思わず「そうなんだ」と感心する事柄がちりばめられていました。
一つ挙げる...続きを読むPosted by ブクログ -
言葉に関するあれやこれやのお話はぜひ15歳で知っておいてほしいものだけど、著者の生き方までマネされたら困るよなあという印象。著者が自称不遇な少年時代を過ごしながらも今ここまでの大家になれたのは、著者の生まれが良かったからってのが最も大きい要素だと思うので。Posted by ブクログ
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お父さん(春彦)がお父さん(京助)を語った本を読んできたのに、早その次の世代ですか。
あいかわらず、日本語って面白いです。3代かけても研究しきれない日本語。日本語の面白さを伝えることにかけて、立派な後継ぎの秀穂先生です。Posted by ブクログ -
三世代それぞれの形で日本語の研究にたずさわった来し方と、言葉の面白さが縒り合わされて、興味深かった。
変わっていく言葉、消えていく言葉、ヒトの暮らしのすぐそばに在るからこそなのだ。面白がれる種がまた一つ増えた。Posted by ブクログ