金田一秀穂のレビュー一覧

  • 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2
    コロナ後の日本社会はどのように変化してゆくのか。変化した社会にどう生きるか。桐野夏生さんの「不寛容な時代、自由な小説から力を得て欲しい」の言葉に、不安の塊がふうっと軽くなりました。
  • 小学生のまんがことわざ辞典 改訂版
    学校の宿題にことわざの宿題があったのでど書館で借りました。
    4コマ漫画に使いみち、意味が書いてあったので読みやすかったです。
  • 金田一秀穂の心地よい日本語
    面白かった。「っす」が敬語というのも納得。
    おしたじ=醤油
    おこうこ=漬物
    なおらい(直会)=神事が終わったあと、皆で飲み食いする宴会
  • 金田一秀穂の心地よい日本語
    この先生の感性面白すぎる。真面目な話をしてるのに笑いが込み上げる。どの話題もマスクの下でニヤニヤ。もちろん蘊蓄も。

    特別な名前があるということは、そういう配慮が必要であり、特に名前のないものは、特に配慮されないということを意味してしまう。社会の貧しさの表れ。

    怒ると叱るは似て非なるもの。怒るは相...続きを読む
  • 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2
  • 金田一秀穂の心地よい日本語
     エッセイとしても、日本語学の入門書としても面白い。
     作者の人柄が出ていて、力が抜けた本なので読みやすかった。
     私も大学時代、国文学を専攻していたが、当時の先生方を思い出した。未熟な私たち学生を面白がりながら、気さくに話しながら、導いてくださる方ばかりだった。
     特に国語学の研究者は、言葉は生き...続きを読む
  • 北欧女子オーサ日本を学ぶ【電子特典付き】
     「日本の不思議」シリーズとは別カウントで、こちらは数ページごとにひとつの話題をまとめた構成になっている。
     ただ、ベースはほぼほぼ同じで、マンガ・アニメで日本に惚れて来日して漫画家している著者が、日本を勉強・取材して感じたことを分かり易くマンガで構成した内容。

     基本面白い。ただ「日本の不思議」...続きを読む
  • 気持ちにそぐう言葉たち
    しとしとと雨が降るのは、見ていてそんなに悪いものではない。しかし、じとじとしているのは不快である。しっとりと濡れているのは落ち着いていて上品でさえある。じっとりとしているのは、蒸し暑く汗臭い
    時間を目で見ることは出来ない。しかし、小学校に行くと、時間の流れを目ではっきりと確認できる
  • 金田一秀穂の心地よい日本語
    雑誌『毎日が発見』に2004年から2011年まで連載されたコラムに加筆・修正。
    日本語の新しい言葉・用法、懐かしい言葉・言い回し、熟語、会話の言葉。気になる言葉・表現を一つ取り上げつつ、ウィットとユーモアで気楽に読める。テーマに合わせたイラストも楽しい。
    著者のヘタレなヘナチョコ自慢の飾りのなさに好...続きを読む
  • 15歳の寺子屋 15歳の日本語上達法
    学者の家に生まれ当然のごとく学者になったと、思っていたが、実は全く違っていた。こんなところが興味深い。
  • 15歳の寺子屋 15歳の日本語上達法
    お父さんの金田一春彦先生がとっても好きだった。
    この先生は若者の言葉の乱れを追及する番組で
    「言葉は変わるものですからね。
     長く使われれば、それが当たり前の表現になる。」
    と、サラッと言った人。なんて、おおらかなんでしょう、なんて柔軟なんでしょう。
    その先生を父として、さらにはおじいちゃんが金田一...続きを読む
  • 「汚い」日本語講座
    「触るという身体知」が面白かった。

    五感のヒエラルキー:触覚>味覚>嗅覚>視覚・聴覚。
     柔らかな味。重たい色。
  • ことばのことばっかし 「先生」と「教師」はどう違うのか?
    著者は某クイズ番組で「国語の神様」とも称されている金田一秀穂氏。
    (祖父の金田一京助、父の金田一春彦は共に言語学者、という
    言語スペシャリスト一族ですね。)

    サブタイトルは「『先生』と『教師』はどう違うのか?」
    となっていますので、日本語のあいまいな意味づけの言葉を比較し
    解説してくれる類の本なの...続きを読む
  • 「汚い」日本語講座
    ・途中までおもしろいなと思って読んでたら後半飛躍しまくって、それはそれでおもしろかったんだけど、ちょっと頭の良い友達と大騒ぎしてバカ話した後みたいな感じ。
    ・何に対して人は「汚い」と思うのか、ってのは大変おもしろかった。汚い、と汚らしい、の違いとか。
  • ことばのことばっかし 「先生」と「教師」はどう違うのか?
    1つ1つの文章が短くて読みやすかったというのが率直な感想で、
    息抜きとして読み進めることができた。
    (言語本を息抜きにしている私って一体…)

    シニフィアン(音声言語)とシニフィエ(意味言語)というのを、
    ホントにひさびさに目にすることができたのが収穫かなと。
    あと、チョムスキーというのも懐かしい響...続きを読む
  • ことばのことばっかし 「先生」と「教師」はどう違うのか?
    そういえばそうだ、
    ほぉ〜ということも、もちろんあるけど、
    くすっと笑ってしまうことが多かった。
    “金田一一”(きんだいちはじめ)の話とか、
    タラちゃんの「動詞+です」は
    誰のコトバから習得したんだ…とか、
    気になって仕方がないのですね^-^
    目をキラキラ輝かせて調べているお姿が浮かびます。

    テレ...続きを読む
  • 「汚い」日本語講座
    「汚い」とはどのような定義で汚いのか。
    人間の起源から現代にまで考察して述べられている。

    内容も重くなく、気軽にする雑談のような印象。
  • あなたの日本語だいじょうぶ?
    言語学者として現代の言葉遣いに辛辣な評価が列挙されるような読み物かと思いきや金田一氏はかなり寛容な人なんだということがわかった。とくに若者が作り出す言葉には若者への賞賛もしている。ちょっと物足りないと思いながら読んでいたが、コロナ禍での「不要不急」について、不要不急の定義を決めろなと多くのコメンテー...続きを読む
  • あなたの日本語だいじょうぶ?
    「曖昧言葉」の生み出す社会
    日本は「曖昧社会」を多く生み出し始めたと思う、特に政治家等が使う言葉には信憑性、現実性が欠けるが言葉の持つ表現力に伝わるようにしていることだ。その一例が「スピード感を持って〜」「緊張感を持って〜」「出口戦略」など一般的な言葉を素直にストレートに言わない言葉である。多分それ...続きを読む
  • 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2
    コロナ禍をテーマにした、識者たちの短いインタビュー記事が集められたものだが、人間の生死について、人間どうしの関係性について、また経済について(これに関しては私自身の基礎知識がなく、よくわからなかったが…)など、コロナ禍に限らず、人間社会が抱える普遍的で本質的な事柄が多岐にわたって言及されていた。
    ...続きを読む