金田一秀穂のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
借りたもの。
日本の不思議を渡り歩いた?北欧女子が“日本を学ぶ”。
1.日本食のマナー
2.日本語(その構造や成り立ちについて)
3.お付き合いの作法
4.お金の習慣
それぞれのプロ(監修者)によって、日本人でも知らなかった(当たり前や「そういうもの」として習慣化していたので強く意識していなかった)、成り立ちや意味が解説される。
日本食のマナーについては…渡し箸の無作法が三途の川由来というのは、腑に落ちないというか、諸説ありそうな気もする……(単純に不衛生とか、唾がついているものを見えやすい所に置くのは如何なものかと私は思った)
ただ、礼法・作法については大陸由来によるもの…特に仏教の影響も -
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Posted by ブクログ
エッセイとしても、日本語学の入門書としても面白い。
作者の人柄が出ていて、力が抜けた本なので読みやすかった。
私も大学時代、国文学を専攻していたが、当時の先生方を思い出した。未熟な私たち学生を面白がりながら、気さくに話しながら、導いてくださる方ばかりだった。
特に国語学の研究者は、言葉は生き物だからと、若者言葉に眉をひそめるのではなく、用例採集の対象として面白がっている方が多かった。
本書のなかでも、その様子が描かれているが、目に入ったものを面白がるほうが、よっぽど人生は楽しいと思う。
また、努力には意味がないという話にはとても共感した。楽しいものや好きなものを仕事にできる人ばかり -
Posted by ブクログ
「日本の不思議」シリーズとは別カウントで、こちらは数ページごとにひとつの話題をまとめた構成になっている。
ただ、ベースはほぼほぼ同じで、マンガ・アニメで日本に惚れて来日して漫画家している著者が、日本を勉強・取材して感じたことを分かり易くマンガで構成した内容。
基本面白い。ただ「日本の不思議」でも感じたんだけど、必ずしも正しく無かったり、解釈の分かれそうなことだったり・・・。
所謂「諸説あり」部分な所が、そのまま紹介されることが多く観られる気がしてもどかしい。
全編通してなので、著者が漫画に構成するにあたって削ぎ落した部分に「諸説」が含まれてしまっているのかなといった印象。
例えば -
Posted by ブクログ
ネタバレお父さんの金田一春彦先生がとっても好きだった。
この先生は若者の言葉の乱れを追及する番組で
「言葉は変わるものですからね。
長く使われれば、それが当たり前の表現になる。」
と、サラッと言った人。なんて、おおらかなんでしょう、なんて柔軟なんでしょう。
その先生を父として、さらにはおじいちゃんが金田一京助。
すごい家系だ。
15歳でこの本に出会っても、正直あんまり感銘はうけなかったかも。それくらい15歳は、いろんなことに大忙しだ。
だけれど、こんなことを言った人がいる、
ということを知っていること、それで、いいのかもしれない。
人を傷つける言葉も、人を救う言葉も、
どちらも使えるけれど、使うのは -
Posted by ブクログ
著者は某クイズ番組で「国語の神様」とも称されている金田一秀穂氏。
(祖父の金田一京助、父の金田一春彦は共に言語学者、という
言語スペシャリスト一族ですね。)
サブタイトルは「『先生』と『教師』はどう違うのか?」
となっていますので、日本語のあいまいな意味づけの言葉を比較し
解説してくれる類の本なのかと思い、手にとってみました。
でもちょっと違います。
そういう部分もあるにはあるのですが、そのような「単語と単語の比較」
のみに留まらず、もっと日本語以前の、言語の「要素」
とでもいうべきものを解説しています。
そういうと難しく聞こえますが、決して専門的な言葉を使っている訳ではなく、
たとえば、 -
Posted by ブクログ
そういえばそうだ、
ほぉ〜ということも、もちろんあるけど、
くすっと笑ってしまうことが多かった。
“金田一一”(きんだいちはじめ)の話とか、
タラちゃんの「動詞+です」は
誰のコトバから習得したんだ…とか、
気になって仕方がないのですね^-^
目をキラキラ輝かせて調べているお姿が浮かびます。
テレビで拝見するにはおっとりと、
ユーモラスな秀穂センセイ。
くすぐり加減が絶妙というか、
小悪魔的にチクって皮肉を言ったり、
気になることに関しては、
怒濤の言葉でたたみかけるように
がーっと進む。
そのたたみかけ具合が大槻ケンヂっぽくて、
頭の中で大槻ケンヂさんの声で読んでた。
ちょっとした言葉の