金田一秀穂のレビュー一覧
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借りたもの。
日本の不思議を渡り歩いた?北欧女子が“日本を学ぶ”。
1.日本食のマナー
2.日本語(その構造や成り立ちについて)
3.お付き合いの作法
4.お金の習慣
それぞれのプロ(監修者)によって、日本人でも知らなかった(当たり前や「そういうもの」として習慣化していたので強く意識していなかった)、成り立ちや意味が解説される。
日本食のマナーについては…渡し箸の無作法が三途の川由来というのは、腑に落ちないというか、諸説ありそうな気もする……(単純に不衛生とか、唾がついているものを見えやすい所に置くのは如何なものかと私は思った)
ただ、礼法・作法については大陸由来によるもの…特に仏教の影響も大きいと思う。その際に意味付けがなされたのではないかと、読んでいて想像している。
…個人的にはヨーロッパのテーブルマナーとの違いにも触れてほしかった。箸などの食器の使い方とかではなく、考え方の違いとか。
初物信仰?にバブル期とかホストのシャンパンを思い出すオーサさんに共感。
特に、2章の日本語は興味深く拝読。
文法や文字は大陸由来だけど発音は太平洋由来。カタカナについては…外来語だけでなく常用漢字以外を置き換えてるところもあり難儀……出版社ルール?が一般に波及した影響もありそうだと考える。
作法については、“現代”の文化でのルールについて言及しているのが興味深い。メールやLINE(SNSチャット)で、相手を不快にさせない試行錯誤。手紙からの派生のように考えてはいけないことを感じる…
そして日本独自の「空気読め」が根底にあるように感じた。
お金についての話では、レジにあるお金を置くお盆に、「慌てて取らなくてもよい」というメッセージが込められていた事に感動する。ここにも作法のように心遣いや意味を込めた習慣があることに。私は単にお金が散らばらないようにするためだと思っていたから… -
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エッセイとしても、日本語学の入門書としても面白い。
作者の人柄が出ていて、力が抜けた本なので読みやすかった。
私も大学時代、国文学を専攻していたが、当時の先生方を思い出した。未熟な私たち学生を面白がりながら、気さくに話しながら、導いてくださる方ばかりだった。
特に国語学の研究者は、言葉は生き物だからと、若者言葉に眉をひそめるのではなく、用例採集の対象として面白がっている方が多かった。
本書のなかでも、その様子が描かれているが、目に入ったものを面白がるほうが、よっぽど人生は楽しいと思う。
また、努力には意味がないという話にはとても共感した。楽しいものや好きなものを仕事にできる人ばかりではないが、楽しむことが大事だな。 -
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「日本の不思議」シリーズとは別カウントで、こちらは数ページごとにひとつの話題をまとめた構成になっている。
ただ、ベースはほぼほぼ同じで、マンガ・アニメで日本に惚れて来日して漫画家している著者が、日本を勉強・取材して感じたことを分かり易くマンガで構成した内容。
基本面白い。ただ「日本の不思議」でも感じたんだけど、必ずしも正しく無かったり、解釈の分かれそうなことだったり・・・。
所謂「諸説あり」部分な所が、そのまま紹介されることが多く観られる気がしてもどかしい。
全編通してなので、著者が漫画に構成するにあたって削ぎ落した部分に「諸説」が含まれてしまっているのかなといった印象。
例えば110ページレベルの婉曲的な言い換えの作法は、ほぼほぼ京都限定な会話な気もする。
まぁそういう意味では、京都の「常に裏を読め」会話は逆に分かり易いのかもしれないけど。
せっかく日本スタイルの可愛い絵柄なんだし、マンガエッセイじゃない、普通のマンガな作品も読んでみたい。 -
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ネタバレお父さんの金田一春彦先生がとっても好きだった。
この先生は若者の言葉の乱れを追及する番組で
「言葉は変わるものですからね。
長く使われれば、それが当たり前の表現になる。」
と、サラッと言った人。なんて、おおらかなんでしょう、なんて柔軟なんでしょう。
その先生を父として、さらにはおじいちゃんが金田一京助。
すごい家系だ。
15歳でこの本に出会っても、正直あんまり感銘はうけなかったかも。それくらい15歳は、いろんなことに大忙しだ。
だけれど、こんなことを言った人がいる、
ということを知っていること、それで、いいのかもしれない。
人を傷つける言葉も、人を救う言葉も、
どちらも使えるけれど、使うのは自分だ。
言葉に傷つけられるのも、救われるのも自分。伝えたいことを、伝えたい人に、伝えられる言葉を選ぶ。
そんな風になれたらすごく素敵。すごく豊か。 -
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著者は某クイズ番組で「国語の神様」とも称されている金田一秀穂氏。
(祖父の金田一京助、父の金田一春彦は共に言語学者、という
言語スペシャリスト一族ですね。)
サブタイトルは「『先生』と『教師』はどう違うのか?」
となっていますので、日本語のあいまいな意味づけの言葉を比較し
解説してくれる類の本なのかと思い、手にとってみました。
でもちょっと違います。
そういう部分もあるにはあるのですが、そのような「単語と単語の比較」
のみに留まらず、もっと日本語以前の、言語の「要素」
とでもいうべきものを解説しています。
そういうと難しく聞こえますが、決して専門的な言葉を使っている訳ではなく、
たとえば、「タラちゃんの言葉」「花粉症の言葉」
「匂いの言葉」「声に出して読めない言葉」「芋の言葉」
など、身近な話題に引き付けて、言葉の持つ根本的なコミュニケーションの
力を易しく面白く教えてくれているのです。
毎日のようにこのような文章を書いて(打って?)いる身としては、
言葉の持つ力というものを考えずにいられないのですが、
この本の中にも「筆記の言葉」などという項があって、
思わず頷いてしまうのでした。
ひとつの項が見開き2ページ分くらいの、それほど長くない文章なので、
よろしければお手にとってみてください。
日常的に使っている(使わずにはいられない)言葉というものの
あり方についての考えが変わるかもしれませんよ。 -
Posted by ブクログ
そういえばそうだ、
ほぉ〜ということも、もちろんあるけど、
くすっと笑ってしまうことが多かった。
“金田一一”(きんだいちはじめ)の話とか、
タラちゃんの「動詞+です」は
誰のコトバから習得したんだ…とか、
気になって仕方がないのですね^-^
目をキラキラ輝かせて調べているお姿が浮かびます。
テレビで拝見するにはおっとりと、
ユーモラスな秀穂センセイ。
くすぐり加減が絶妙というか、
小悪魔的にチクって皮肉を言ったり、
気になることに関しては、
怒濤の言葉でたたみかけるように
がーっと進む。
そのたたみかけ具合が大槻ケンヂっぽくて、
頭の中で大槻ケンヂさんの声で読んでた。
ちょっとした言葉のチョイスがさすが。
7章のまんなかのコトバ
8章の分けることば
が特に興味深かった。 -
Posted by ブクログ
名前だけは知っていたが、読んだことがなかった北欧女子、オーサさんのコミックエッセイ。
日本人でもしっかり説明できない、マナーやお金の慣習をプロに学ぶといった趣旨のもの。
食事の作法や礼儀は自分もウィークポイント…。改めて勉強したくなった。
知らなくても生きていけるけど、大人である以上社会の常識って知っておきたいですね。
知らなかった!と色々な情報に驚くオーサさん。
スウェーデン人のオーサさんだからこそフラットな気持ちでこの漫画をかけるんだろうな。
日本語を学ぶ回でも、敬称について外国の方は難しいのか!と新鮮な気持ち。
当事者の人に聞かないと分からない事ってある。
豆知識的な情報もりだくさんで、可愛いイラストも楽しめるので気軽に読めました!