あらすじ
コンビニで使われる敬語が一般化している。京助・春彦に続く日本語研究3代目の秀穂が、言葉の謎に分け入って変化や揺れを探っていく。辞書編集の老舗家系としては、これからの言葉が変わる予感もあり、IT化時代の外国語と日本語、といったテーマにも肉薄。
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Posted by ブクログ
テレビの高校講座などで好いていたお方だが、この本の文章がそのお人柄を素直に表し、文体も内容も楽しくてならなかった。
あまり未練のない人生であるが、こんな出会いがあるから分からないものである。
Posted by ブクログ
カネダ一家と呼んではならない「金田一」家である。
金田一京助、春彦は当然知っているが、三代目の秀穂は寡聞にして知らなかった。
文章は読みやすい。辞書の大家の家庭でのやり取りがどういうものか興味のある向きには是非。第三章「親子ニホンゴ対話」が興味深い。
同著者の「ふしぎ日本語ゼミナール」は、形式がぼくには合わず途中でリタイア。
Posted by ブクログ
お父さん(春彦)がお父さん(京助)を語った本を読んできたのに、早その次の世代ですか。
あいかわらず、日本語って面白いです。3代かけても研究しきれない日本語。日本語の面白さを伝えることにかけて、立派な後継ぎの秀穂先生です。