モーリス・ルブランのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
▼怪盗ルパンです。三世ではありません一世です。ルブランです。ルパンシリーズは昔から大好きで、光文社古典新訳文庫も大好き。唐突に新刊で出たので読みました(もう結構前に出ていたのですが。そして唐突に出るに決まっていますが)。偕成社さんのハードカバー全集でかなり読み、早川書房の平岡敦さん翻訳文庫シリーズをわくわくと楽しんでいましたが、全訳計画は頓挫したようで残念。
▼三十棺桶島は初めて読みました。多くのミステリがそうですが、前半はとにかく犯罪、陰謀の全貌がわからない。善男善女?がとにかく殺されていく。そしてヒロインがひたすら翻弄されて追い詰められていく。その上、このお話、ルパンが全然出てこない( -
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こっちは面白いです
カリオストロの復讐は、お勧めしません。
出来が非常に悪い。本編のように出来がいいのを読んだ後だと特に。
失望します。
コナンドイルや、アレキサンドルディユマに比べると、ルブランさんは歩留まりが悪い。
宮崎ルパンがところどころオマージュしてるのがわかるのと、
ヨーゼフバルサモを女性形にしてヒロインの名前に当てたような感じがします。
若いからところどころ荒削りなとこがありますが、
それはそれで有りな気もします。
お好みで。 -
Posted by ブクログ
漢字 大人レベル
フリガナ あり(全ての漢字に)
文字の大きさ 小
長さ 長い(240ページ)
出版年 2016年(オリジナル1909年 フランス)
内容 ある事件を発端とした、高校生探偵ボートルレと怪盗ルパンの対決。抄訳。
感想 原作の少し冗長と感じられる部分や、現代では差別的な印象のある表現、分かりづらいジョークや子どもには理解が難しいと思われる心理描写などを上手く省いていて、引っかかりを少なくし、興味を途切れさせない良い訳となっている。後半、フランスの歴史が絡んでくるあたりも分かりやすくなっている。また、ルーアンとル・アーブルの位置関係など地理の話が出てくる箇所に地図が掲載されていたのも -
購入済み
読みやすい
子供のころに南洋一郎氏のルパンシリーズを読んだことがあり、もう一度その世界を大人向けの訳で味わいたいと思って選びました。
期待通り、難しくもなく、やさし過ぎもしない文体で満足してます。 -
Posted by ブクログ
初めて読んだルパンシリーズでした。
幼少期からシャーロック・ホームズと邂逅する話まであり楽しめました。盗みの手口だけでなく、紳士の部分もミス・ネリーの前では一人の男になってしまうルパンも見れて面白かったです。画家になりすましたり、流暢に場を盛り上げたりと、いろいろなシーンに応じて溶け込んでいくのに魅了されました。
冒頭の回で、客船の中ミス・ネリーと出会い、最後の回で再度彼女を登場させたのも良かった。
ずっとルパンの中で忘れられない女性だったのですね。
ホームズとルパンが出会う話では、二人だけの世界というか皮肉混じりの挨拶シーンがすきでした。同じキーワードで、10年近くも前から謎を解こうとし