あらすじ
さいとうちほが「ルパン」を描く!
20世紀初頭・パリ。
かの世界的に有名な怪盗紳士の華麗なる物語がここに開幕―――!!
アルセーヌ・ルパンの恋と冒険を描く、[プリンセスの結婚][伯爵夫人の黒真珠][王妃の首飾り]の3編を収録。
ルパンを追い続けるガニマール警部、そして令嬢・クラリスも登場する始まりにして原点の第1巻!
感情タグBEST3
絵が素敵でした
ストーリーも絵もセンスが良いです。
心理描写、表情、服、背景、どれをとっても見応えが十分です。
ルパンが泥棒であるのが残念に思えてしまうほどのイケメンです。
Posted by ブクログ
素敵素敵素敵!!
人魚の姫の次に好きなお話かも。
”プリンセスの結婚” は、
さいとうちほさんもあとがきで
書いてらっしゃるけど、
本当にロマンチックで奥ゆかしくて、
素晴らしい。
時代設定とかお衣装とか、
ちょっと解釈とか読む角度を変えただけで、
こんなにもトキメクものかと。
匿名
新たなルパンの物語。
これまで色々なルパンの漫画を読んできましたが、その中でも特に「人」を重視しているような気がしました。
登場人物たちの行動や心情が緻密に描かれていて、とても面白いです。
さいとうちほさんの描くルパンの色気はスゴイ!ただ、原作に沿っているから、ヒーローキャラ設定がいつものさいとうちほさん作品と違うし、ヒロインも巻が変わればころころ変わるので、さいとうちほさんのいつもの作風を求めると少し違う。
Posted by ブクログ
華やかでロマンティックなルパンもの。さいとうちほの描く世界は麗しいです。
「不美人」のアンジェリック。外見はたしかに不美人なんだけど、流されるままではない姿はカッコいい。
Posted by ブクログ
…カッコいい!
いつの間にやら三世が失ってしまった
オトナなカッコ良さをもつ初代ルパン。
さいとうちほさんのパワーと相まって、
改めて「オリジナル」のすごさを感じます。
ルブランの本家ルパン、また読みたくなりました。
Posted by ブクログ
ルパンは読んだことがないので、こういうものなのかって想いながら読みました。
最初の「プリンセスの結婚」って、勝手に吹聴した結婚する噂で外堀から埋めていくあたり、どうかと思いましたけど、不美人のアンジェリックがとってもいい人だったんで、救われました。だから、ルパンも彼女のその後を追って寄付したんでしょうね。
「伯爵夫人の黒真珠」は、老婦人の唯一の財産である黒真珠を盗もうとしたら、先を越されて真珠はないし、殺人はされてるしって状況でしたけど、結果はどうであれ、唯一の財産を奪うってのはどうかってのが気になっちゃいました。
最後の「王妃の首飾り」が一番好きな話で、謎解きにやってきた青年=犯人なわけですけど、それが分かると、自分で自分のしていた謎を解いただけなんで、すごくもなんともないかなぁ。ただ、あのトリックを少年時代に思いついたのはすごいと思いますけど。