モーリス・ルブランのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ルパンと少女オルタンスの冒険を8つの短編に。
8つもあるのかめんどくさいな、1っ個にすればいいのにと
読む前に愚痴愚痴していた自分が情けない。
非常に素晴らしい出来ではないか?
なんだろな。これは読後非常に気分が良かったです。
斧で頭かち割る女とか出てきておどろおどろしさはあるけど、
正しい思いをしている人たちが、幸せになる話は良いものだ。
最後のほうにはもう最後か・・・すこしさびしくなった。
そしてラストは無茶苦茶かっこいいなぁ。
さすがルパンといったところ。
まだまだルパンと少女オルタンスの話を読みたいとおもいました。
最初は1っ個でいいとか言ってたのに・・・ -
Posted by ブクログ
ネタバレ傷病兵の世話をするコラリー・ベイ。彼女を誘拐しようとする一味を撃退した傷病兵バルベス大尉の率いる一団。バルベス大尉の部下ヤボンの活躍。銀行の頭取エサレ・ベイの屋敷に侵入したバルベス大尉。何者かに拘束されていたエサレ・ベイ。殺害された死体となった発見されたエサレ・ベイ。最初はコラリーを守るように行動していた秘書のシメオン老人の豹変。バルベス大尉とコラリーの親たちの関係。エサレ・ベイが奪ったフランスの軍資金三億フラン。エサレ・ベイが殺害したバルベスとコラリーの親たち。監禁されたバルベスとコラリーが見たバルベスの父親の残した手記。二人を救ったドン・ルイス・ペレナン。シメオン老人に誘拐されたコラリー。
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Posted by ブクログ
ネタバレダイヤの衣裳をつけてオペラ座に出演中に誘拐された女優レジイヌ。レジイヌが連れ込まれた屋敷の秘密。誘拐されたアレット。アレットの事を付け回していたと思われるメラマール伯爵。狂気の血筋を引くと言われるメラマール伯爵。ダイヤ強奪犯として逮捕されるメラマール伯爵。ダイヤ強奪事件に興味を持ったジャン・デリヌ。再び囚われたアレット。アレットを助け出したファジュロウと名乗る青年。ダイヤ強奪に関係すると思われた骨董屋の老姉妹。殺害された老姉妹の妹トリアンノ。アレットと婚約したファジュロウ。ファジュロウの家系に隠された秘密。
2010年3月5日購入 -
Posted by ブクログ
前半は会話劇のような雰囲気。物語の全体像を掴むまで読み進めるのに苦労したが、中盤以降は状況が見えてきて、派手な演出も相まって映像が目に浮かびぐいぐい引き込まれた。
カリオストロ伯爵夫人の妖艶な魅力と残酷な素顔に私も翻弄された。
最後にラウールと夫人が対峙しているシーンは、いくら周到に手を回したとは言え、夫人の手下が来るのではとどきどきしながらラウールの推理を読んだ。
エピローグが何とも切ない。
でもきっと当時リアルタイムで楽しんだ人たちは、この先の展開を既出エピソードも含めてあれこれ考えてきっとわくわくしたに違いない。
私もまだ読んでないエピソードが楽しみになった。 -
Posted by ブクログ
▼怪盗ルパンです。三世ではありません一世です。ルブランです。ルパンシリーズは昔から大好きで、光文社古典新訳文庫も大好き。唐突に新刊で出たので読みました(もう結構前に出ていたのですが。そして唐突に出るに決まっていますが)。偕成社さんのハードカバー全集でかなり読み、早川書房の平岡敦さん翻訳文庫シリーズをわくわくと楽しんでいましたが、全訳計画は頓挫したようで残念。
▼三十棺桶島は初めて読みました。多くのミステリがそうですが、前半はとにかく犯罪、陰謀の全貌がわからない。善男善女?がとにかく殺されていく。そしてヒロインがひたすら翻弄されて追い詰められていく。その上、このお話、ルパンが全然出てこない(