モーリス・ルブランのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
初めて読んだルパンシリーズでした。
幼少期からシャーロック・ホームズと邂逅する話まであり楽しめました。盗みの手口だけでなく、紳士の部分もミス・ネリーの前では一人の男になってしまうルパンも見れて面白かったです。画家になりすましたり、流暢に場を盛り上げたりと、いろいろなシーンに応じて溶け込んでいくのに魅了されました。
冒頭の回で、客船の中ミス・ネリーと出会い、最後の回で再度彼女を登場させたのも良かった。
ずっとルパンの中で忘れられない女性だったのですね。
ホームズとルパンが出会う話では、二人だけの世界というか皮肉混じりの挨拶シーンがすきでした。同じキーワードで、10年近くも前から謎を解こうとしていた、ドゥヴァンヌとジェリス神父に対して「だれにも謎が解けるわけではありませんよ」とホームズのセリフも良き。
ホームズが容易く謎を解き、礼拝堂に現れることを見越して、ルパンがまわした自動車が待っているのも粋だな〜。ドゥヴァンヌは敬意の表し方がとても気が利いていると言ったが、ホームズも満更でもなさそうな表情で聞いている。
乗り込んでルパンからの置き包みを開ける。すると中には、ホームズの時計が!!挨拶がわりにきっちり盗みを働く、手癖の悪さもたまりません!しかもちゃんと返してる。
訳者があとがきで、Lupinはフランス語ではリュパンと読むのが正しい。でも日本人には読みづらいと初代翻訳家の一人がルパンと紹介した。なので、怪盗ルパンは日本にしか存在しないと書かれていたのも興味深い!!!えーーそうなの?!!
あとがきにも詳しくルブラン・ルパンの詳細が書いてありましたので、初めてルブランルパンに触れた私にはとてもありがたかったです。
さて次はどの話を読もうかな。
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購入済み
さいとうちほさんの描くルパンの色気はスゴイ!ただ、原作に沿っているから、ヒーローキャラ設定がいつものさいとうちほさん作品と違うし、ヒロインも巻が変わればころころ変わるので、さいとうちほさんのいつもの作風を求めると少し違う。
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Posted by ブクログ
政界の黒幕ドーブレック代議士の別荘へ侵入したルパン一味。ところが計画が狂い、ルパンが可愛がっていた青年ジルベールを含む二人の部下が逮捕されてしまう。怪盗の部下逮捕の報に世間は沸きたち、迅速な死刑が決定した。部下救出に策を凝らすルパンは、そもそもの発端であるドーブレックがその力の源とする、ある品物に狙いを定めるが・・・迫りくるタイムリミット、強大な敵との対決。ルパン最大の苦闘が、今始まった。
はあーー意図せず平成最後の日に読み終えることになりましたが、やっぱり最高だ。ルパンシリーズの中でも屈指の名作だと思います。最後の最後まで気が抜けないというか、上手くいったと思わせたりこれはもう本当にダメなのか!?と読者を非常にハラジャラさせてくれる冒険もの。クラリスおよびジルベールのためにあらゆる知恵を働かせて奮闘するルパンの、カッコいいだけじゃない情けない姿もさらされますが、それでも諦めず挑み続ける彼の姿勢に応援せずにはいられない。平岡先生の翻訳は本当に読みやすくて素晴らしいので、どうか他の作品も新訳をお願いします!