モーリス・ルブランのレビュー一覧
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ルパンルパーン
まっかな〜ば〜らは〜♪
あいつの〜くちびる〜♪
やさしく〜だきしめ〜て〜♪
くれと〜ね〜だる〜♪
ひとみの〜お〜くに〜♪
えものを〜うつして〜♪
さびしく〜といかけ〜る〜♪
あいの〜あ〜りか〜♪
お〜とこには〜〜〜♪
じぶんの〜〜せかいが〜〜〜
いやどこまで歌うねん!( ゚д゚ )クワッ!!
というわけで、怪盗紳士アルセーヌ・ルパンです
うーむ、さすがや!
さすがすぎるよ『光文社古典新訳文庫』!
ついにモーリス・ルブランですよ
しかも『三十棺桶島』ってチョイスがまた良い
そして新訳読みやす!
ルパンかっこよ!
もうね、わい小学生の時に全部読んでますから、夢中 -
Posted by ブクログ
昔学校の図書室にあったポプラ社の文庫版(多分)。モーリス・ルブランの作品だと発音的にもリュパンが正解らしく他の文庫本だとその様になっているケースがある。ルパン呼びになったのは本書があったからではあるまいか。
以前講演会で『ルパン三世』の著者モンキー・パンチ氏が南洋一郎版のルパンの影響がある様な事を仰っていた(記憶が正しければ)が本書の構成とトリックから確実に影響を受けたと言える内容で、その意味では色々と原点。
殺しはしないが変幻自在で盗みをこなし警察を嘲笑う奸計を弄する主人公が学校の図書室にあるのも妙な話だが、女性に対する優しさや正体を知っても友情を守る人には友人として変わらず接するなど悪党の -
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アルセーヌ・ルパン全集の第1巻。ルパン対ホームズという図式を考えた時、ぼくはやはりルパン派なのだな。洒脱で軽妙、これルパンの持ち味ですよね。第1話の「ルパン逮捕される」は何とも言えない恋愛小説とも読めるし、第2話「獄中のアルセーヌ=ルパン」で脱獄可能なら最初からつかまらなければいいのにと皮肉をいうガニマールに「女がぼくをみつめていたのですよ」などと答えてしまうのがすばらしく粋じゃないですか。この恋は第1短編集の最終話「おそかりしシャーロック=ホームズ」で苦く思い出されるのですが...ルパンの恋って成就しないのがお約束なんだけど、長編『奇岩城』の結末なんかはその昔読んだときには泣いてしまったな。
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反感を買うこと承知で申し上げると、ドイルよりルブランの書くこのイギリス人探偵の方が親しみが持てる。幼い頃から親しんでいるのがルブランであることもそうだが、人間味があるように感じる。
ルブランは、快活でお茶目で大胆不敵、そして生命力に溢れたルパンという魅力的な内面を描くことに秀でていると思っている。そんな心躍る描写とキャラクターとしての魅力を備えた探偵怪盗の対決は、旧き良き探偵小説・犯罪小説を愛する私にとって──というか老若男女にとって垂涎ものだろう。
最後に読んだのは小学生の頃で10年ほど間が開いたが、当時「ルパ子」と父に揶揄されるほど読み耽っていたので大体のことは覚えていた。それでも興奮が -
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集英社文庫の世界の名探偵コレクション2。アルセーヌ・ルパンの短編7作品を収録。ルパン三世のおじいさん?
「太陽の戯れ」「結婚指輪」「地獄の罠」「赤い絹のショール」「さまよう死神」「白鳥の首のエディス」「わら屑」を収録。
泥棒でありながら悪党ではない、義賊的な性格を持つ怪盗紳士。魅力ある熱血漢かつ、イヤミのないプレイボーイ感。変装の名人で殺しはやらず、派手な盜みを披露する。まさに今日アニメで見る三世の特徴は、初代からほぼ引き継がれていることがわかる一冊。大きく違うのはギャグ顔がないくらいか。
本書を読んで意外に思うのは、ルパンがほぼ完全に探偵役になっている短編もあることである。名前をそのま -
匿名
購入済みルパンはやっぱり面白い
子供の頃に何度も読んだ小説です。誰がルパンなのか、ワクワクしながら読んだのを思いました。さすがに不朽の名作で大人になって読んでも大変楽しめました。
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「813」モーリス・ルブラン、大友徳明訳、偕成社ルパン全集5。初出はフランスで1910。
もう多分20年以上前かに夢中になって読んだモノの再読。ルパン・シリーズ全部は読んでいませんが、読んだ中ではルパンの最高傑作だと思っています(水晶の栓も良かったけど…)。
ケッセルバッハという名前の実業家がパリのホテルで殺される。その真相と、ジュヌヴィエーブという美しい娘を巡って、【ルパン・警察・正体不明の犯罪者】が三つ巴の戦いを繰り広げる…という内容で、ルパンはセルニーヌ侯爵であり、はたまたルノルマン刑事部長でもあるという痛快な活躍ですが、相手も強者で何度も危機に。
そして実はこの偕成社版では「続8