ジェイン・オースティンのレビュー一覧

  • エマ(下)

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    あらすじは陳腐で退屈そうだが、キャラクターの描写がドライで辛辣、容赦がない。
    「ミス・ベイツは、若くもなく、美人でもなく、金持ちでもなく、結婚もしていないが、それにしてはびっくりするほど人気がある。」とか。
    身分の違いに厳しいのは時代かな。

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    2024年07月20日
  • 高慢と偏見 下

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    時代背景の違いはあるが、現代にも通じるところがある。2人の登場人物が一貫して高慢と偏見を持つ存在として描かれているためストーリー展開もわかりやすい。
    原典で読みたい。

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    2024年07月12日
  • 高慢と偏見(下)

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    この本は今読んだからこそ面白さを理解できたのだと思う。
    この数ヶ月間で女性作家を中心とした現代小説を読んでいるわけだが、その中でも群を抜いているいっても過言ではない。

    ウィットに富んだ皮肉の数々、主語を欠き視点移動も自在な為、"誰の・何処の・何の"話題なのか訳がわからなくなる構成、馴染みの無いミス・ミセス・ミスタの応酬に複雑な家系図。
    世界史の勉強の難しさに似ている。

    面白い。

    上巻でダーシーの印象が最悪なのは、本人の口から出た災いともいえるが、ネザーフィールドの住人の文化水準が低く、「あんな下品な連中とは付き合ってられない」という、ダーシー側の視点からすると、払拭ど

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    2024年05月25日
  • 高慢と偏見(下)

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    ダーシー氏正統派イケメン。
    エリザベスも良いキャラしてる。
    けど誰が1番好きかって、ベネット父です。

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    2024年04月27日
  • 高慢と偏見

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    日本では描けない作品。日本文学とはまた違った思いの伝え方、翻訳家の方が違いを出した翻訳をしてくれたことで新鮮な感覚で読めた。恋愛小説は読まないが、タイトルに惹かれて読んだ。

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    2024年03月25日
  • 自負と偏見

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    めちゃくちゃ良い
    やな奴!から始まる恋愛ってなんでこんな素敵なんだ。ダーシーに対する偏見が解かれていく描写が見事。堅物だった男が素直に愛を伝える仕草にどきどきした。エリザベスは知的でチャーミングで可愛い
    当時のイギリスの背景も知れて面白い。いつになっても結婚って大変そうだ

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    2024年02月13日
  • 高慢と偏見(下)

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    ネタバレ

    下巻は
    ダーシーとエリザベス
    ジェインとビングリー
    リジーとウィッカム

    この組み合わせでどうなるか!
    ダーシーの屋敷が見物するほど立派なのと、駆け落ちが死ぬより不名誉なことや、コリンズの嫌な感じやら。

    目が離せませんでした。

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    2023年12月31日
  • 高慢と偏見(上)

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    ネタバレ

    ベネット家の5人姉妹のうちのエリザベスが主人公。
    えいが プライドと偏見からみました。

    ベネット夫人と夫のかけあいが
    あなた、自分の娘たちによくそんなひどいことが言えますのね!あなたは私を苦しめるのが楽しいのね。わたしの傷つきすい神経・・』

    なんてあけすけ。
    皮肉とユーモアたっぷり。

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    2023年12月31日
  • 高慢と偏見

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    エリザベスはダーシーに対して経済的理由だけで結婚しようとしたが果たして幸福になれるのか、女性からみた男性の見方が少し分かった気がする。

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    2023年10月21日
  • 高慢と偏見 下

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     1813年に出版されたが、執筆されたのは1796年、作者が21歳の頃だったようだ。
     この作品はずっと昔どこかで読んだ記憶があるのだが、昨年『マンスフィールド・パーク』を読んでとても面白かったので、再読したのである。
     ジェーン・オースティンは彼女自身が育った環境、イギリスの田舎に住む「中の上」くらいの階級の、平凡な家庭生活の日常ばかりを書いたのだが、人間観察・描写が優れているため、このような凡庸な生活風景が面白い小説として結晶した。
     現在我々が彼女の小説を読む際の面白さは、人間描写の他に、「当時のイギリスの社交界ではどうしてこんな変なマナーに全員縛られていたのだろう?」といった、人類学的

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    2023年09月30日
  • エマ(上)

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    ネタバレ

    後半、ぐんぐんおもしろくなる。
    エマに結婚しなくていいと言って溺愛し、健康ばかり気にかける父親のキャラが秀逸。
    ミス・ベイツの焼きリンゴ談義1ページ半は圧巻!
    オースティンはキャラクターづくりがうまくて、表現力が豊かで、ユーモアがあるところが好き。

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    2023年08月08日
  • エマ(下)

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    先に見た映画で少し物足りなさを感じた細かい心理描写は、やっぱり小説ならでは。
    たしかに前半では妄想や思い込みが激しく、半ば遊び半分に見えていた縁結びとか、何かエマの性格ってちょっと…みたいな感じだったけど、ナイトリー氏の指摘などから徐々に自分を改めて成長していく姿を見ると、やっぱりエマってとても魅力的。
    自分を顧みて欠点を率直に認め、持ち前の聡明さでこれまでの行いを改め、いかに人生を歩んでいくか決意する場面は清々しく、思わずそうよ!がんばって!と応援したくなる。
    「欠点だらけだが、完璧なエマ」
    ナイトリー氏が欠点を探し指摘する憎まれ役、その裏にある愛情に気づかず反発するエマ。まさに王道の少女漫

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    2023年05月03日
  • 高慢と偏見(上)

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    ジェイン・オースティン。2つの家の2人の男女が知り合い、反発し、最後は結婚する話。女主人公エリザベスの内面やそれを取り巻く家族の欲望むき出しの内面をユーモアを含めて表現しており、最後まで愉しむことができた。
    物語はエリザベスの視点て進むが、お相手のダーシーの視点でも読んてみたいと思った。
    当時の英国の慣習などし理解しにくいところがあるが、下巻のあとがきに解説があるので先にそちらを読んでもいいとと思う。

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    2023年03月26日
  • 高慢と偏見

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    エリザベスと実際に会って話をして、どこまで惹かれるのかを試してみたいが、普段からからかわれることの多い僕にはあまり新鮮味がないかもしれない、、、

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    2023年02月28日
  • 高慢と偏見(上)

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    ネタバレ

    偏見にとらわれていると、いろいろなものが見えなくなってしまうのがリアル。
    ダーシーを嫌なやつだと決めつけて読んでいるとそうとしか思えないのに、実は誠実なやつだということを知ったうえで読むと、そういうふうに思えるのがすごい。

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    2023年01月16日
  • 高慢と偏見 下

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    ネタバレ

    あれだけ嫌っていたダーシーにエリザベスが惹かれていく心の機微がよく描かれていた。エリザベスは賢くて勇気があって良い。ハッピーエンドだった。人物描写が分かりやすくてハッピーエンドで、婦女幼童の読み物って感じ。

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    2023年01月15日
  • 高慢と偏見

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    エリザベスとダーシーが精神的に成長して誤解が解けて行く様子が素敵だった。エリザベスの強くて少し尖った性格や穿った見方をしがちなところも自分と似ていて共感するところが多くあった。ミスだのミセスだの公爵だの横文字の名前が多すぎて、人物相関図にとても助けられた。さすが英文学の翻訳という感じで、それはそれで愉しめた。相当なボリュームだったが、隙間時間も利用し3日ほどで読み切った。

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    2023年01月03日
  • 高慢と偏見(上)

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    恋愛小説が苦手な自分でも読めたことに嬉しく思った。
    若い頃に読んでおけば良かったなーという思い。
    皮肉がピリ辛、時々ユニークで登場人物も個性がはっきりしている。
    とても読みやすくて読み進めるごとにオースティンの良さが染み渡る。
    かなり計算された物語に驚いた。
    ポイントごとに見つける皮肉は少し宝探し的な感じで、見つけると少し嬉しくなる。
    難しいということはなく、ただ本当によく練られてるなという印象。

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    2022年11月17日
  • 高慢と偏見

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    五人姉妹の次女エリザベスの恋の行方は…という本。

    硬い題名だし、古典で有名だし、恋愛ものだし…という理由で読まずにいたけど、「高慢と偏見とゾンビ」が読みたくなって、だったら元ネタ読んどかないとなあ…という不純な動機で読み始めたものの、結構のめり込んでしまった。

    女子は好きですよね〜こういうの。イケメン金持ちが出てくる。主人公のエリザベスは頭がいいからイケメンにもガツガツ言う。イケメンダーシーのこと嫌いな女子いないと思う。私も好き。

    でもずーっと「これってただの典型的ラブストーリーじゃね…?」と浅はかにも思ってて、この話の真の価値って何だろうと夫に聞いたら、「昔の女性にとって結婚はサバイバ

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    2022年11月13日
  • 高慢と偏見 上

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    ずっと気になってた高慢と偏見。ようやく読み始めた!
    長ったらしい台詞が多くて読みやすいとは言えないものの、ハマるとエリザベスを好きになれる。
    でも彼女の何がそんなに魅力的でダーシーを惹きつけるのかと問われると、そこはうまく説明できないな…。
    コリンズ氏のプライドばっかり高いくせに退屈極まりない性格はよーく伝わるが。
    さすがにこの小説は新訳の方がわかりやすいのかも?

    それにしても当時のお嬢様達の暮らしの退屈そうなことよ。高等教育を受けるでもなく働くでもなく毎日毎日何してるんだろうと不思議になる。こんなに時間を持て余してたらそりゃ軍の男の子を追いかけ回したくもなるかも。
    親戚の家へ6週間も滞在す

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    2022年11月11日