ジェイン・オースティンのレビュー一覧
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好きすぎてセリフ回しも覚えてるほど観てる映画の原作。昔読んだ「説得」もだけど、本当にオースティンは読みやすい!勿論翻訳者によるんだろうけど、昔の話とは思えないほど活字が追える。
映画には盛り込めなかったであろう細かい部分も描いてあってより面白い。特に"その後…"は映画には一切ないのでとても満足。
あたしは主人公エリザベスはほぼほぼオースティン自身なんじゃないのかな?と思っている。
頭が良く、いつも周りを見ていて自分というものをしっかり持っており意見をハッキリ言う。
現代でも同性に大変好かれる所謂サバサバタイプ。
(しかもオースティン、何回かプロポーズ受けてるとこみると器量も良さげ!)
でも結構性格悪いよなーと思う笑
映画よりも原作のエリザベスはかなり辛辣。
そして母親のベネット夫人と妹リディアは映画と原作そのまんま過ぎて、キャスティング大成功だと思います笑
それにしても女性が生きていくには本当に大変な時代。今も適齢期というものになると周りや本人が結婚や将来について焦るのはあるけど、なんかもうレベルが違う。基本仕事を持っていないわけだし、明日からも食べて生きていくために結婚するというか。切実ね…。
ドラマ版ダーシー(コリン・ファース)がbestとよく聞くので、そっちも是非確認したいところ! -
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Jane Austen(1775-1817)
イギリス女流作家。人生の傍観者といった立場で、冷静で淡々と田舎の小社会の人事の機微を細やかに描いた。若い男女の恋愛や縁談を好んで題材としている。小説という文学ジャンルができてから、婦人読者は特に熱心に読む耽った。中には自分で小説を書こうとしたものもおり、オースティンはそのうちの1人。田舎牧師の娘に生まれ、今の隅でこつことと執筆を続け、42歳までずっと独身のまま生涯を終えた。
最初は書簡体で書かれていたらしいが、それをだんだん普通の小説に書き直し、色んな出版社に持ち込んだが、なかなか出してもらえなかった。
『高慢と偏見』(Pride and Prejudice, 1797)は最初は『第1印象』(The First Impression)と題されていた。つまり、作品のテーマは「第1印象」で判断し、行動するのは言わばロマン派的な多感の行為である。落ち着いて「分別」を働かせれば、おのずから正しい判断へと導かれるはずだ。
オースティンは次のような言葉を残している。
「田舎の村の3つか4つの家族が、小説の題材には最適なのです」
200年前の英国では、女性が物書きをすることは、衣食住を父、夫、兄などの男性に頼るべき女性のすることとしては「はしたない」と見る傾向があって、最初彼女の作品はジェーン・オースティンが書いたものだと明記してなかった。
彼女の小説のファンの聖地と言えば、「ジェイン・オースティン博物館」と彼女が眠る「ウィンチェスター大聖堂」の2つである。 -
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ネタバレ『自負と偏見』ジェーン・オースティン著
[本について]
ラブストーリーの原点とも言うべきジェーン・オースティンの代表作。幸福な結婚に必要なのは恋心か打算かという普遍の真理を軽妙な物語に織り交ぜた永遠の名作。
[あらすじ]
5人姉妹の次女エリザベスを主人公に、性格も考え方も異なる登場人物らの恋愛、結婚に対する思いが交差する。
イギリスの静かな田舎町の貸屋敷に資産家ビングリーが引っ越してきた。長女ジェインとビングリーが惹かれ合う一方、エリザベスはビングリーの友人ダーシーの高慢さに反感を抱く。しかし気難しいダーシーは我知らず、エリザベスに惹かれていくのだが…。
恋の邪魔者である“プライド”と“偏見”。素直になれない男女のロマンスの行方は…?
[感想]
世界的名作という括りから今まで食指が動かなかったのだが国際の授業をきっかけに読むことに。ど真ん中を行くラブストーリーでありながら、登場人物の言動からその性格を感じさせるオースティンの自然な文体に惹き付けられる。一見なんでもない言動が後の伏線になっている事が多々あり読者を飽きさせない。文章の性質上、実学主義な人には向かないかもしれないが、人間観察が好きな人には是非とも読んでいただきたい作品。
逸る気持ちに任せて勢いで読むのもいいが、言葉にされない感情や小さな言動の変化に気づいてニヤニヤしてしまう私のような人には精読もオススメ。
ちなみに『プライドと偏見』という邦題で映画化もされておりこちらはアカデミー賞4部門ノミネート。美しい映像から当時の階級差を想像しやすいのに加え、なにより超絶美人なキーラ・ナイトレイ主演(2005年版)なのでこちらもぜひ! -
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続きが気になって(きっと恋は成就するのだろう、と結末は想像できるにもかかわらず)一息に読み切ってしまいました。
このあたりの「魔力」は上巻でも感じた通り、まさに韓国ドラマを見ているようでした。
姉の恋愛を邪魔し、憧れていた人の前途をつぶしたと思っていた憎い相手でしたが、そのことが勘違いだと気づいたエリザベス。ダーシーが自身に寄せてくれた好意をむげに断ったことを恥じていましたが、思わぬところで再会したこと、またその時のダーシーの態度が今まで以上に好意を寄せるものであったことを受けて、いつしか想いを寄せるようになります。
しかし、ダーシーの因縁の相手と末の妹が駆け落ちをしたり、強大な権力を持つダーシーの叔母がエリザベスとの交際に反対したりと、次から次へと恋の障害が立ち上がるところにはやきもきさせられますし、互いの想いが成就するところ、これまでの障害が一気に解決する様子は読んでいて爽快です。結末もそれぞれのキャラクターの個性が十分に発揮されたもので、説得力がありましたし、なにより読後感が充実していました。
今でも人気が出る恋愛ドラマの原型が、すでに1813年に作り上げられていたのかと思うと、驚くばかりです。 -
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「恋愛小説」の古典作品ですが、全く読みにくいところがなくスラスラと読むことが出来ます。
訳がよいのか、そもそもの物語の作り方がうまいのだと思いますが、まるで昨今人気が出ている韓国ドラマを見ているように楽しむことが出来ました。
すれ違いから恋愛が成就しなかったり、大嫌いだった相手から告白されたり、またその嫌っていた理由が勘違いであったことにきづかされたり。
人生や家族を揺るがすような大きなトラブルではなくても、恋愛の情は個人の人生にとっては大きな転換点にもなりえます。
この後、ジェインとエリザベスの姉妹の恋愛がどのような形になってゆくのか、下巻も楽しみです。 -
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終始、面白可笑しい皮肉調で描かれているから、クスクス笑いながら読んでしまう。何か衝撃的な出来事があるわけではないけど、全場面が楽しくて、非常に好きな作品になった。つまらない場面が全くなかった。
登場人物の生き方はみんな違っていて、それぞれの生き方は悲しかったり、惨めだったり、皮肉に思えたりする。人間の性質や流涎している思想の具現化にも思えた。
どの登場人物についても、客観的な納得のいく描写によって、その人間性が鮮やかに描きだされている。仔細な人間描写により、読者は登場人物を身近に感じることができる。物語の世界に引き込まれる。エリザベスがダーシーの人間性を誤認し、嫌悪してしまういきさつ、手紙でのダーシーの弁明、エリザベスの誤解解消への心の動きが、十分すぎる程の説得力を持っていて、読者に自然に感じられるのは、オースティンの描写能力があってこそだなと感じた。
自分も、エリザベスのように人間を批判的に見てしまうところがあるから、非常に共感する点が多かった。共感するからこそ、身につまされる点も多かった。高慢な態度で偏見を抱き、それが正しいと思い込まないように…。
エリザベスは、洞察力が高くて、深く物事を考えるタイプで、社交的で、柔軟性があって、機知に富んでいて、芯があって…何もががカッコいい。地位や階級を重んじる社会を理解して納得してはいるけれど、それよりも人間の尊厳や慈愛を大切にしていて、その信念を貫いているところがすごく好き。こういう人間でありたいなぁと思った。
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「高慢と偏見」には、いくつもの印象的な場面、有名な箇所がある。
ちょっと思いついただけでも、
1 冒頭の文章
2 最初の舞踏会……エリザベスとダーシーの最悪の出会い
3 風邪を寝込んだ姉ジェインの看護のため、エリザベスがビングリー家まで徒歩で訪問
4 コリンズ牧師の求愛行動とその顛末
5 ダーシーの叔母キャサリン夫人宅訪問
6 ダーシーの突然の求愛とエリザベスの強烈な拒絶
7 ダーシーからの手紙
8 ペンバリーのダーシー邸見学と再会
10 ウィッカムとリディアの駆け落ち事件
11 キャサリン夫人とエリザベスの対決
12 ダーシーのベネット氏訪問(めでたしめでたし)
他の長編にもそれぞれ印象的な場面があるが、「高慢と偏見」にはそれがきわだって多い。
繰り返し映画やテレビドラマが作られるのも納得である。