ジェイン・オースティンのレビュー一覧

  • 高慢と偏見

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    文章が好みな上、あまりの面白さにびっくり。

    200年以上も前に書かれたとは思えないほどの鮮明さで、最初から最後までずっと面白かった。登場人物は多いものの、全ての人物描写が鮮やかで、イギリスらしいシニカルさが光る。ジェイン・オースティン、他の作品も全て読みたくなった。

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    2025年12月19日
  • 高慢と偏見

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    昔のイギリスの結婚前の男女の葛藤と恋愛模様を描いた名作。読後感がうっとりと素晴らしい。恋愛や結婚を前向きにとらえられて、長い人生を良き伴侶を得て過ごす幸福を思える。何度も読み返してみたい。

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    2025年11月01日
  • 高慢と偏見

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    映画を見たことがあったから、ストーリーや結論は知っていたのだが、やはり面白かった。
    ミスター・ベネットや、ダーシー兄妹、エリザベスなど魅力的なキャラクターがたくさん出てきて、200年前の小説だと思えないほどスラスラと読める。また、こんな感じの人いるな、をこれでもかと誇張したミスターコリンズやミセスベネット、リディアなどは読んでいる時にクスッと笑ってしまう。オースティンの他の作品も読んでみたくなった。

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    2025年10月10日
  • 高慢と偏見(下)

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    今までこの本を知らなくて本当にもったいなかった!当時の人が書いたので、イギリスの風習とか生活がそのままに描かれていて、今の人が描くなんちゃってではないのがまず良いです。
    どっちがどうかは読む人によって変わるかもですが、高慢だったヒーロー(大金持ち)と偏見をもって接していた主人公が恋して幸せに暮らしましたとさ、ENDで大変良かったです。

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    2025年09月07日
  • 高慢と偏見(上)

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    ネタバレ

    しばしば出会う明らかなオマージュ作品。
    読みたいけど、原典を読まずしては十分に楽しめないという判断が働き手に取れない。
    そろそろ原典を読んでみようかと手に取るパターン。

    イギリスの中流〜貴族階級を舞台とした女性目線の結婚を巡る日常小説。
    これが、200年も前の小説かと思うと驚愕以外の何物でもない。

    まず、幕開けの章での5人の娘達の父親ベネットの物腰の可笑しさに心を掴まれる。
    田舎町に転居してくる良家の男に、娘の誰かを何としても結婚させようと節操なく湧き立つ妻を前に、ひょうひょうと乾いたユーモアで立ち回る。
    あ、これは読めるなと早々と確信。

    ところどころに古めかしさだったり、お国柄特有の不

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    2025年08月30日
  • 自負と偏見

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    キャラクターの性格の個性が際立っていてすご過ぎる!こういう人物たち、今でも全然います。200年前に書かれた話とは思えなかったです。

    エリザベスは鋭い人間観察力と同時にお茶目なところも持っているので、人ををからかってみたり、理論立てて言い返したりもできる。意地悪おばさんやめんどくさいおじさんにも、感情的にならずにガツンと言ってやるので、読者的にはスカっ!とします。この子の頭の良さによって、運がひらけていきます。

    エリザベスはp277で
    「怯えさせようとする人に出会うと勇気が湧いてくる」と言っています。

    自負と偏見という題名について。自負はミスター ダーシーの生まれ持っての身分の高さと人を見

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    2025年08月15日
  • 高慢と偏見 下

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    ネタバレ

    エリザベスの生き方から、どんなときも自分に正直に、誠実に生きること、どんな相手にも誠意を持って向き合うこと、時に自分の間違いを認めることがあっても、それに対して悲観しすぎずに、今この時、これからをどうしていくのかに意識を集中させることを学ぶことができた。

    舞台は1800年頃のイギリスに住む、とある家族の日常を描いた物語。スマホなんてもちろんないのだから、情報交換の手段は人々のおしゃべりと手紙。その語りの詳細さといったら、現代人が写真や動画にヤバイの一言で片付けてしまう内容を、これでもかというくらいの長文で説明してくる。その饒舌さが前回読んだ時にはどうにも蛇足に感じてしまい挫折してしまったのだ

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    2025年07月04日
  • 高慢と偏見(下)

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    ネタバレ

    下巻です。

    下巻では主に主人公である次女と彼の心の動きに焦点が当てられます。

    偏見や誤解から傷つけあってしまう2人でしたが、素直になれない気持ちを省みたり、自分の未熟さに気がついたり、思いやる心を育てたりしながら、愛をゆるぎないものに変えていく過程が丁寧に描かれており、私自身もドキドキワクワクしながら読み進めました。
    200年前と今とでは全く違う価値観なのかと思いきや、人の尊厳や愛に関して、また、真摯に向き合う心なんかは普遍的なものなのだなとちょっと感動。

    それにしても末っ子の無鉄砲で図々しくて騒がしく、軽薄な様は目に余ってイライラするわ。

    一方で、次女が様々な困難を乗り越えたあと、幸

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    2025年03月14日
  • 高慢と偏見(上)

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    ツンデレなヒロイン、優しくてきれいなヒロインの姉、ピエロのような妹たち、バカな母親、達観した父親・・・等々個性あふれる愛すべきキャラクターがたくさんいて、大した出来事は起こらないのだけれども、自然と続きが気になり読み進めてしまう不思議な本です。

    シェイクスピアに出てくる登場人物のように、若干デフォルメはされつつも、「いるよねこんな人」というのを絶妙なバランスで描いているので、くすくすと笑えるところがたくさんあります。元祖ラブコメとどこかで書いてあったのを覚えているのですが、そう書きたくなる気持ちも理解できます。

    人物の描写だけでなく、イギリスの田園風景、カントリーハウスについても精彩で、外

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    2025年01月06日
  • 高慢と偏見

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    ネタバレ

    最初のダーシーとエリザベスの出会いにこれからどうやって仲良くなるのかとても不思議だった。末っ子の行く末に驚愕した。最後の方はこのあとどうなるのだろうと読む手が止まらなかった。若草物語や赤毛のアンのように女性作家が描く女性たちの言動や心理描写が本当に面白く、読む手が止まらなかった。訳文も古典に読み慣れていない私でもわかりやすく、訳者に感謝。忘れた頃にもう一度読みたい。

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    2024年11月10日
  • 高慢と偏見(下)

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    「独身の青年で莫大な財産があるといえば、これはもうぜひとも妻が必要だというのが、おしなべて世間の認める真実である」

    世の中には書き出しが有名な小説がそれはもう星の数ほどありますが、本作『高慢と偏見』もその一つであります
    まぁ空で言えるくらい嗜んでいるのが理想ではありますが、この一文を聞いた時に顔も上げずにほそっと「あーオースティンね」なんてことが言えたら、それはもうかっこよ!

    はい、でこの書き出しがなんで素晴らしいのか?っていうとね
    そういう物語なんです
    もうこの書き出し読んだら、もうその後読まなくてもいいくらい(なわけあるか!)
    そのくらいギュッとされていて、このあとに続くドタバタ物語を

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    2024年10月04日
  • 高慢と偏見(上)

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    はい、恋愛小説の名作中名作との呼び声高い『高慢と偏見』を遂に

    しかも、ワタクシの大好きな小尾芙佐さん訳
    ありがたい
    さすが光文社わかってる〜

    それにしても1813年刊行ですってよ
    時代背景的にね、ちょっと今では考えられないような事物がたくさんあってうわーってなりかねないんですけどね(特にこの頃のイギリスはマジ酷いんで)
    まぁ、そういうのはもうそういうもんだと刷り込んじゃいましょう
    もう全スルーです
    いちいち引っかかってたら先に進みませんから
    これ、古典を読む時のコツです

    はい、上巻!
    もう、全編を通してずーっとイライラしっぱなしです
    あらゆる局面でイライラさせてきます
    イライラ担当キャラ

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    2024年10月03日
  • 自負と偏見

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    イギリスの田舎町にある貸屋敷に越してきた資産家である独身男性をめぐる、ベネット家の恋と結婚の物語。

    とにかく読みやすい。今読んでも何の違和感もないラブコメ。面白すぎる。→

    主人公であるベネット家次女エリザベスはしっかり者で我が強く自分を曲げない。
    お相手のダーシーは気難しくて口下手。
    この二人を中心に、優しく肯定的な長女ジェイン、おおらかで話しやすいビングリー、姉妹の母でやたらと動きが派手なミセス・ベネットに、ベネット家の屋敷を継ぐミスター・コリンズ

    他にもしっかり者で年上のエリザベスの友人シャーロットや、絶大な権力をもつレディ・キャサリンなどなど。
    とにかくキャラクターが濃くて、バラン

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    2024年07月08日
  • 高慢と偏見

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    私の好みですが、光文社から出てる小尾芙佐さんの翻訳より丁寧な文章で読みやすく感じました。

    挿絵も当時の風俗や文化の参考にもなって、ちょうど良いです。

    このジェイン・オースティン&大島一彦訳にはまって、次に読んでみたのが同著者の「ジェイン・オースティン」(中公新書)です。
    ジェイン・オースティンの数少ない解説本で、他の作品も読んでみたくなりました。

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    2024年06月23日
  • 高慢と偏見

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    大島一彦さんの訳が格調があると聞き読んでみた。少し難しい言い回しもあったけど、やっぱり面白い!大島さん訳の別のジェイン・オースティン作品(マンスフィールド・パーク)も再読したくなる。説得も訳されているようなので探してみよう。

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    2024年06月11日
  • 高慢と偏見(上)

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    面白かった。
    映画みたけど全然覚えてなかった。
    原作と内容ちがったのかな?
    もっと高尚な話かと思ったけど、読みやすく面白くってどんどん読み進められた。
    皮肉屋な主人公に好感もてた。

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    2024年05月17日
  • 高慢と偏見

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    ネタバレ

    この本の真価は私には分からないが、胸キュンさせられるのは確か。

    エリザベスが自身の高慢さと、如何に偏見を持っていたかを自覚するシーンが一番好き。

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    2024年04月16日
  • 高慢と偏見

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    全ての恋愛映画の祖って印象。キャラクターもわかりやすく魅力的で、すごくストレート、シンプルで、それでいてエンターテイニングなストーリーでした。乱高下こそしないけど、当時の、作者の、古き良き歴史観がすごくまっすぐで素敵でした。おじさんの中にある乙女心が揺さぶられました。

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    2024年02月07日
  • 高慢と偏見(上)

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    大学生の頃初めて読んだ大好きな作品。当時、読後はきゅんきゅんして、授業の一環で仕方なく購入した小説(原文も購入)がこんなに面白いとは!!と衝撃だった。
    それから年月が経って、久々にダーシー氏のきゅんが欲しい〜と今回再読。変わらずダーシー氏にはきゅんとさせられた(笑)個性的で滑稽な人物がたくさん出てきておかしいし、話はテンポが良くめちゃくちゃ面白い。200年前の小説とは思えない。見事すぎる。

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    2024年01月23日
  • 高慢と偏見

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    こんなに面白い本を今まで読んでいなかったとは。。。
    胸キュンの王道みたいな話だった。
    あんなに嫌っていたダーシーにだんだん心惹かれていく部分はこちらもなんかドキドキしてしまった。ダーシーが、エリザベスを、助けるためにひっそりと力を貸していた部分は本当にかっこよかった!こっそり助けていてその事実を伏せていて、後でばれるという王道展開だったが、それもすごくよかった!
    親が娘にお金持ちと結婚させたいという話は古今東西世界中であった話しなんだなと思った。

    挿絵も素晴らしい!!

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    2023年11月05日