【感想・ネタバレ】エマ(上)のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2023年10月30日

全てに恵まれた完璧なエマ

彼女が良かれと思ってしたことは
彼女の勘違いでことごとく失敗をする

小さな村のいくつかの家での出来事しか
書かれていないのに読み進めるのが楽しかった

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Posted by ブクログ 2021年10月04日

ナイトリーさんがエマのことをどう思っているのかが気になった。
エマの気品ある言動が好きすぎて、エマならこのときどう言うだろうと日常で考えるようになった。エマは心の友達

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Posted by ブクログ 2015年06月29日

時代も国も違うのに、登場人物達の心の機微に共感し、引き込まれながら読み終わりました。おもしろかった〜。

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Posted by ブクログ 2011年12月04日

エマは、映画が先だったんですね。
それで、次が原作小説。
で、初めは違う出版社の読んだんですけど、誰が誰なのかわからなくって、口語も気になって、それで
「高慢と偏見」の訳が気に入っていたちくま文庫で買い直しました。
断然こっちの訳のほうが好きです。

エマは、うーん、映画は好きなんですけど
他のオー...続きを読むスティンの作品を見てしまうと、魅力が薄れてしまったかな。
作者が言うほど自分勝手とは思わないんだけど。
ナイトリーはほんとに紳士ですよ。
高慢と偏見のダーシー君より紳士。笑

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年04月01日

結婚しないと決め込んでいた21歳エマは、
恋愛も結婚も階級が最も大事な要素(ピラミッドの土台)だと考えいました。それを踏まえ、町の人々の結婚の縁組を趣味として過ごします。

結局いつも失敗していた。愛し合う組を階級違いだと言って離れさせ、愛し合わない二人を階級的にぴったりとくっつけようとする。 ...続きを読む

これは、エマが、階級こそ結婚においてのピラミッドの土台であると考えたからなのです。

さあ、2巻でその間違いにナイトリー氏は気付かせてくれるのか、2巻へ続きます!

本当の階級とは、本物の紳士とは、恋愛におけるピラミッドの土台とは何か。そんなことを学んだり感じ取れるのではないかと思います。

オースティンのすごさって何なのでしょうか。

オースティンは6大作品全てが似たようなストーリー展開をしています。田舎の町で結婚してない女の人がいて、男の人がいて、ひと悶着ふと悶着の後に結局ハッピーエンドとなります。全て読んでいないのですが、ハッピーエンド化には、多少の無理矢理さも感じさせるものがあります。


それでも読者をなぜ引き寄せるのでしょうか。今尚読みつがれているのでしょうか。

答えは、(読んだ)どの作品にも心の繊細な要素が、あたりまえの現実描写の中に描かれいるからなのではないでしょうか。心の繊細な要素と言語化してしまうとものすごくチープなものになってしまいますね。
主人公だけじゃなく、登場人物の多くの人物の虚栄心やno虚栄性みたいなものが読み取れておもしろいです。

でも、漱石も「Jane Austenは写実の泰斗なり。平凡にして活躍せる文学を草して技神に入る」と述べている。やっぱそうなんでしょうかね!

So, let’s read and feel Jane Austen!

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

この訳は面白い!オースティンの描く田舎社交界の垢抜けしない俗っぽさがとてもよく出ている。面白すぎてページをめくる手が止まらない。
オースティンのいちばんすごいとおもうところは、通りすがりの男の子ひとりにいたるまでみんな美男子に思わせてしまう萌えな技術。神業。
わたしエマはすごくデキル女だとおもうよや...続きを読むっぱり…。

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Posted by ブクログ 2009年12月17日

中野康司先生の訳は分かりやすくて読みやすいです。
ナイトリーさんが素敵な紳士で、もうたまりませんw
二、三度読むことをおすすめします。伏線が散りばめられていて、本当に完璧な作品です。

中野康司 訳/2005.10.10 初版

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年08月08日

後半、ぐんぐんおもしろくなる。
エマに結婚しなくていいと言って溺愛し、健康ばかり気にかける父親のキャラが秀逸。
ミス・ベイツの焼きリンゴ談義1ページ半は圧巻!
オースティンはキャラクターづくりがうまくて、表現力が豊かで、ユーモアがあるところが好き。

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Posted by ブクログ 2016年07月11日

「高慢と偏見」が面白かったので、「エマ」を読んでみる。
ジェイン・オースティンの作品は、作家の訴えたい何かを探ったり、世間に対しての皮肉だったりという作品を通じての問題提起がなされたものではない。あくまで結婚を考える女性を中心に、家族や恋人である男性や周囲のひとびととの間で巻き起こる出来事を読みやす...続きを読むく書いた娯楽性の高い作品だと思う。
作品を読んで何かを考えるとかいった読書でなく、とにかく読んで面白い。絵のない漫画のようだ。
それでいて、くだらないと一蹴してしまうのは勿体無い。不思議に読みたくなる作家だ。

上流家庭に育ったエマは美人で頭が良く、自分は結婚するつもりは毛頭ないくせに、ひとの結婚を纏めたい女性。
エマは、愛らしい私生児のハリエットとエルトン牧師との結婚を纏めたいと思い、ハリエットに思いを寄せるマーティンとの結婚話を壊してしまう。

美人で頭が良い主人公エマは、世話焼きで、思い込みと決めつけが激しい。
そんなエマなので、ひとの気持ちに気づくことが出来ずとんちんかんな思い込みと決めつけで、本人は至って真面目にとんでもないことをする。
勿論、読者にはエマのすることが的を外したことだと想像出来る。まさに喜劇。

今回の作品でも、エマをはじめ登場人物は個性豊かな面々で、読みはじめてすぐにジェイン・オースティンの世界に引き込まれる。

エマのお節介でハリエットはどうなるのか、エマの恋はあるのかないのか、下巻へ。

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Posted by ブクログ 2014年12月01日

19世紀初頭のジェントリたち…とりわけその子女たちが抱いた野心、けん怠、不自由、無知、理性と誤認。オースティンの作品がおもしろいのはそこらへんのことを、キャラクター化してみせてくれること。

「エルトンさんの態度は、ある意味では、ナイトリーさんやウェストンさんより上かもしれないわ。エルトンさんの態度...続きを読むのほうが丁重だから、いいお手本になるわ。ウェストンさんの態度はあけっぴろげで、きびきびして、すこし無遠慮なところがあるわ。みんな彼のそういうところが好きだけど、それは彼がすごく陽気な人だからよ。でも、彼の態度は真似しないほうがいいわ。ナイトリーさんの態度は単刀直入で、断固として、人に命令するようなところがあるけど、やはり真似しないほうがいいわ。ナイトリーさんにはぴったり合っているし、あれほどの立派な容姿と、社会的地位があるから許されるけど、若い人が真似したら鼻持ちならないわ。でもエルトンさんの態度は、いいお手本として若い人にも勧められる。エルトンさんはとても明るくて、陽気で、親切で、丁重ですもの。最近とくに丁重になったような気がするわ。私かあなたに気に入られようという下心でもあるのかしら。それで急に丁重になったのかどうかわからないけど、彼の態度が前よりずっと丁重になったのは確かよ。何か目的があってそうしているのだとしたら、たぶん、あなたに気に入られたいからよ。このあいだ彼があなたのことをどう言っていたか、話したかしら?」(52-53ペ)

散策、ピクニック、ディナー、舞踏会…そういった「社交」を基調として描かれるジェントリの「優雅」な生活の合間には、農場経営にまつわる雑事や慈善訪問、地方行政に関わる職務への素っ気ない言及が登場する。

上級貴族階級と農民階級・商人階級の間にあって、牧師たちと隣り合う彼らは、土地資産の経営によって経済的な資本を、教養と「品の良い」振る舞いにより文化的な資本を、そして慈善と公共への奉仕によって社会関係資本を蓄積してきた人びと。

少なくともオースティンが描く世界において、登場人物たちの伝統や血筋への繰り返しの言及にもかかわらず、彼らの世界の境界線上での流動性の高さがそこここで仄めかされていて──まさにそうであればこそ、自分たちの正統性を主張せざるをえない人びととして呈示されているのも、読んでいて興味深い。

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Posted by ブクログ 2013年01月03日

頭の回転が早くて面倒見がいいのに、トンチンカンなエマのお嬢様ぶりがたいへん。

詳しい感想は下巻にて。

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Posted by ブクログ 2010年11月29日

 18世紀の英国の田園地帯のラブロマンス。

 自分を賢くてすばらしい!と思っている娘のおばかっぷりが面白い作品……なんだけど耳が痛い。
 ここまでじゃないけど、自分にも同じようにおごり高ぶっているところがあるので、他人事じゃないハラハラ感がある。
「エマ!? 何バカなこといってるの! 冷静になって...続きを読む!」と後ろから突っ込みを入れたいくらいだ。

 ただ、エマ自身に悪意はなく(迷惑なんだけど)、すぐに反省をするので(懲りないけど)、読んでいてイヤな感じはしない。
 そろそろ鼻っ柱折れそうだけどどうなるんだろ。

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Posted by ブクログ 2011年09月28日

主人公の性格が勘違いや想像力がたくましいのですが、他人にまで影響力を与えてしまうのはどうかと思います。その性格のおかげで失敗もしますが、その失敗をちゃんと反省し、そういう過ちは犯さないようにしようとする心がけが出来る主人公でもあります。この主人公は21歳ですが、まだ子供というか少女という感じがします...続きを読む

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Posted by ブクログ 2011年09月18日

まさにロマンティックコメディですごーくおもしろかった。そして新訳だからか、すごく読みやすかった。登場人物の人となりの説明とか、考えていることの説明とかが本当に細かくておもしろい。ここまで書いてくれる小説ってそうないのでは。主人公のエマが好き。先に映画「エマ」を見て、グィネス・パルトロウのイメージで読...続きを読むんでいるからかもしれず、本だけ読んだらすごくいやな女と思いそうな気もするけれど。それでも、エマのじーーっと人や人間関係を観察しているところ、鋭すぎて意地悪なところが好き。未熟なところも含めて。でも、根は素直でときどきものすごく反省するし。父親をはじめ、まわりにすごく気を遣っていて、でもあくまで明るいところも。あとがきにも書いてあったけれど、ホームドラマのようでもあって、それもすごくおもしろかった。身内や近所で気を遣いあうところとか。脇役もみな個性的で、エマの心配性の父親とか、すぐに不機嫌になる義兄とか。心配性ってけっこう人に迷惑、とか、不機嫌ってたちが悪い、とか、細かい観察のおかげで、わが身をふり返って反省できました・・・・・・。おしゃべりがはた迷惑なミス・ベイツについてもおもしろかった。身分が低くて貧乏でオールドミスでかわいそうなので、だからこそよけいにまわりは敬意を払わなくてはならないっていうのは、この時代特有? だけども、ミス・ベイツは自分は幸せだと心から信じていてすばらしい。こういう人になりたいものだ。

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Posted by ブクログ 2022年03月27日

エマの悪気のない独断と偏見によってハリエットが翻弄されてしまうのは、なんとも哀れな気がした。
ハリエットはエマにそそのかされる度に期待を膨らませ、その期待はことごとく裏切られていく。

エマは自分の事のようにハリエットの悲劇を嘆くが、ストーリーを通じて多くのことに干渉をやめない姿はエマの前向きな性格...続きを読むを表している。

ナイトリー氏のストレートにものを言える感じは非常に好感が持てる。エマは有能な人に囲まれていたからこそ自分の過ちに気づく事ができたんだろうな。

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Posted by ブクログ 2020年01月09日

傲慢で善良なうつくしい娘さんのこころのうちを描き出して見事。
世界は変わり、常識は変わっても、人間のこころのなかはたかだか200年ほどでは変わりませんね。

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Posted by ブクログ 2019年12月12日

2019.12.12

【感想】
全員が当たり前に身分を重んじていた
エマの性格がなんというか、すごい…
自分の考えが正しく、自分がいちばん恵まれていると信じ切っている姿

エマの発言の中には周り(特にハリエット)を見下している言葉が多いけれど、悪気なんて一切ないんだろうなあ
もし身近にエマのような...続きを読む人がいたら、私も信仰してしまいそう

ミス・ベイツが喋りすぎ笑う

【印象に残った言葉】
エマ・ウッドハウスは美人で、頭が良くて、お金持ちで、明るい性格と温かい家庭にも恵まれ、この世の幸せを一身に集めたような女性だった。もうすぐ二十一歳になるが、人生の悲しみや苦しみをほとんど知らずに生きてきた。
→冒頭この3行で読みたい!という気持ちが一気に大きくなった

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