【感想・ネタバレ】エマ(上)のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

結婚しないと決め込んでいた21歳エマは、
恋愛も結婚も階級が最も大事な要素(ピラミッドの土台)だと考えいました。それを踏まえ、町の人々の結婚の縁組を趣味として過ごします。

結局いつも失敗していた。愛し合う組を階級違いだと言って離れさせ、愛し合わない二人を階級的にぴったりとくっつけようとする。

これは、エマが、階級こそ結婚においてのピラミッドの土台であると考えたからなのです。

さあ、2巻でその間違いにナイトリー氏は気付かせてくれるのか、2巻へ続きます!

本当の階級とは、本物の紳士とは、恋愛におけるピラミッドの土台とは何か。そんなことを学んだり感じ取れるのではないかと思います。

オースティンのすごさって何なのでしょうか。

オースティンは6大作品全てが似たようなストーリー展開をしています。田舎の町で結婚してない女の人がいて、男の人がいて、ひと悶着ふと悶着の後に結局ハッピーエンドとなります。全て読んでいないのですが、ハッピーエンド化には、多少の無理矢理さも感じさせるものがあります。


それでも読者をなぜ引き寄せるのでしょうか。今尚読みつがれているのでしょうか。

答えは、(読んだ)どの作品にも心の繊細な要素が、あたりまえの現実描写の中に描かれいるからなのではないでしょうか。心の繊細な要素と言語化してしまうとものすごくチープなものになってしまいますね。
主人公だけじゃなく、登場人物の多くの人物の虚栄心やno虚栄性みたいなものが読み取れておもしろいです。

でも、漱石も「Jane Austenは写実の泰斗なり。平凡にして活躍せる文学を草して技神に入る」と述べている。やっぱそうなんでしょうかね!

So, let’s read and feel Jane Austen!

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2011年04月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

後半、ぐんぐんおもしろくなる。
エマに結婚しなくていいと言って溺愛し、健康ばかり気にかける父親のキャラが秀逸。
ミス・ベイツの焼きリンゴ談義1ページ半は圧巻!
オースティンはキャラクターづくりがうまくて、表現力が豊かで、ユーモアがあるところが好き。

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2023年08月08日

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