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Posted by ブクログ
古典恋愛文学!
お互いが気にしているうちに好きになっていく様子がとてもかわいい。
再度ダーシー氏が現れてからの、互いに様子を伺っている状態も、ふたりがうまくいってどんどん仲良くなっていく様子も、どきどきしながら見守った。台詞の遠回しすぎるくらいの言葉の選び方は、恐らくもっと意訳してもよかった部分であり、賛否両論ありそうだが、溢れる想いを押しとどめながら言葉を選びえらび伝えたいという気持ちが表現されているようにも感じられて、盛り上がった。
ジェーンとビングリー氏は他人の意見に左右されすぎ。それだけ互いに気を遣ってしまう優しいふたりだということなのでしょう。
21歳の処女作だということにびっくり。
映画は役者も映像もきれいで、とても良かった。
Posted by ブクログ
1813年に出版されたが、執筆されたのは1796年、作者が21歳の頃だったようだ。
この作品はずっと昔どこかで読んだ記憶があるのだが、昨年『マンスフィールド・パーク』を読んでとても面白かったので、再読したのである。
ジェーン・オースティンは彼女自身が育った環境、イギリスの田舎に住む「中の上」くらいの階級の、平凡な家庭生活の日常ばかりを書いたのだが、人間観察・描写が優れているため、このような凡庸な生活風景が面白い小説として結晶した。
現在我々が彼女の小説を読む際の面白さは、人間描写の他に、「当時のイギリスの社交界ではどうしてこんな変なマナーに全員縛られていたのだろう?」といった、人類学的な興味にもある。
それにしても、今回は読んでいて、「ほんとにヒマな人たちだなあ」と感嘆した。
この中の上くらいの階級も世襲で獲得した土地の所有権のおかげで、下層の農民らから搾取しつづけ、不労所得によって贅沢な暮らしをしていたわけだ。彼らはあまりにもヒマなので、天気の良い日は毎日散歩ばかりしている。
働かないでも暮らしていけるなんて羨ましいけれども、こんなに社交界の世間がうるさくていちいち作法に縛られるというのも疲れそうである。
本作は主人公エリザベスと、「高慢な男」ダーシー氏との恋愛のなりゆきが中心テーマであるが、その過程もなかなか楽しく、凡庸な生活もこうしたささやかな悲喜劇に満ちているのだなという感想が湧く。
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