ジェイン・オースティンのレビュー一覧
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ネタバレ19世紀初頭の貴族の恋愛小説。これは古典たけれど、内容はライト・ノベルではないかと思った。
田舎の貧乏貴族で容姿は普通、鋭い観察眼を持つエリザベスが、都会のツンデレ貴族・実はいい奴のダーシーと結婚するまでのストーリーだが、登場人物が軒並み個性的で面白い。
面倒くさがりの父、娘の結婚が全ての俗物の母、お人好しで美人の姉ジェーン。オタクの三女メアリ。ギャルの末妹リディア。生活のために結婚する友人シャーロット。容姿性格は良いが世間知らずのボンボンのMr.ビングリー。弁舌さわやかな色男のウィカム氏。人見知りでブラコンのダーシーの妹ジョージアナ。などなど。
スピード感がゆったりしているのが時々気になるけ -
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イギリス文学に初挑戦してみた。たったひとつのシーンごとの描写の回りくどさに最初は面食らったが、慣れると小気味良い言葉のリズムに心地良さすら感じるようになった。イギリス人特有の皮肉に満ちたセリフの応酬はみはや一周回って清々しく見えた。登場人物全員に多かれ少なかれどこか「鼻につく」要素があり、そこに作者の登場人物達へののアイロニーと愛を感じた。特にエリザベスは愛さずにいられない人物であり、彼女の快活さ、聡明さ、自負心の強さには憧憬の念を抱かずにはいられなかった。イギリスの片田舎で、2人の中流階級の貴族、鼻持ちならない自尊心の高さを持つダーシーと自負心故の軽率な偏見を持つエリザベスが、互いにぶつかり
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1813年初出。この年代で「普通に楽しめる小説」ってそれだけでもすごい。
当たり前ですがイギリスです。「源氏物語」などと違って、「複製され商品化される前提で出された小説」というのは要するに産業革命がなされて都市労働者、消費者、商業ブルジョワジーがいないとそもそもマーケットが無いので。
その古さでしかも恋愛心理小説、「夏目漱石も参考にした」らしいという興味でいつかは読もうと思っていた本。
面白かったです。
要は労働者の中の最上流階級の娘エリザベスと、大貴族ダーシーの「身分違いの恋愛」物語。ハッピーエンドです。
これが疾風怒濤の破天荒ロマンではなくて、当時の経済的な常識とか社会的な見え方、世間 -
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ブリジット一作目はまる→ブリジット一作目原作読む、はまる、主人公同じ誕生日→高慢と偏見ドラマ鑑賞はまる→原作よもうか!
それぞれ、
そもそも大学の授業で少し勉強してましたが。
この順番笑笑、見事に逆だね。
当たり前かもだが原作が一番良かった。
ここまで心情を事細かに描かれているとは知らなかった。手にとるようにキャラの気持ちがわかるんですよね。実際エリザベスのキャラって、真面目だけどお茶目でちょっぴり人をわざと煽るところがかわいいんだよね。冒頭ダーシーが嫌でバッサリ断ち切ろうとしても根がいいのでいい感じに理想の完膚なきまでのディスりのつもりが可愛い煽りになっちゃうという。そこがキューーンなん -
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ネタバレオースティンの名作ですが、現在にも通じるメッセージが沢山。
思慮深いメアリの、鋭い発言に痺れた。
「高慢は誰にでもある弱点だと思うわ。万人共通的のものだと思うのよ。人間の性質は、とにかく高慢に傾きやすいんだわ」
「そして何かしら自分の特質に自己満足を感じない人は、ほとんどいないと思うわ。虚栄と高慢は、よく同じ意味に使われる言葉だけど、まるで別なんだわ。虚栄がなくとも、高慢な人もあるんだから」
「高慢は自分自身をよく思うことだし、虚栄は人によく思われたいってことなんだわ」
その通りだなあと思う。
あと、エリザベスが賢くウィットに富んでいて素敵なので途中からエリザベスを追ってました。笑 -
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ネタバレ恋のシーソーゲームとはこのことか。日本でいうと江戸時代に書かれたドラマだが、今読んでもおもしろい。恋愛に関する誤解と偏見を通じてなかなかゴールしないふたりにハラハラする。
上巻の最後でダーシーから手紙を受け取ったエリザベスは、今までダーシーを偏見を通じて見ていたことに気づく。しかし、いまさらどうにもならないのだった。
エリザベスはガーディナー夫妻とともにダーシーの家を訪れる。ダーシーは不在だったが、召使いがいて、ダーシーがいかに素晴らしい人かを語る。そこに突然ダーシーが戻ってくる。丁寧な対応をして、ガーディナー夫妻は感激する。ダーシーはエリザベスに対しても丁寧な対応をするが、手紙のことは触 -
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ネタバレ2019.12.14
【感想】
展開はベタなのに、とても面白かった!!!
メインの内容は、少女漫画で言うところの「歳の離れた幼馴染みが無自覚のうちに想い合う、そこにライバルが出現したことによって各々の気持ちをやっと自覚」って感じかな?!
「ずっと同じナイトリーさんでいてほしい。」エマの言葉がとてもわがままで、とても切実
ナイトリーさんの想いを告げる言葉たちが誠実で好き
エマとフランクのたわむれを見たくなくてロンドン行くとか可愛すぎる好き
「欠点だらけだが完璧なエマ」とはその通りだと思う
エルトン夫人が苦手すぎる!!!
【印象に残った言葉】
心の慰めや平静さを求めたいなら、これから良い -
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言わずと知れたイギリス古典の名作で、サマセット・モームが『世界の十大小説』にも挙げている本作。読んでみるとなるほどたしかにまるでジェットコースターのように次々と形成が変化する恋愛模様がなかなかに面白く、近年も映画化されるなど長く読み継がれてきた理由がよくわかる。内容はちっとも古びておらず、むしろ今日に至るまで多く作られている恋愛小説やドラマの原型であるとすらいえるだろう。ただ、申し訳ないが本作をあまり高く「評価」したいとも思えなかった。事件らしい事件は起こらないし、世界もあまりにも狭い。おなじ姉妹の惚れた腫れたの話は、所詮「コップの中の嵐」である。それでもストーリイテラーとして力があることは間
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Posted by ブクログ
言わずと知れたイギリス古典の名作で、サマセット・モームが『世界の十大小説』にも挙げている本作。読んでみるとなるほどたしかにまるでジェットコースターのように次々と形成が変化する恋愛模様がなかなかに面白く、近年も映画化されるなど長く読み継がれてきた理由がよくわかる。内容はちっとも古びておらず、むしろ今日に至るまで多く作られている恋愛小説やドラマの原型であるとすらいえるだろう。ただ、申し訳ないが本作をあまり高く「評価」したいとも思えなかった。事件らしい事件は起こらないし、世界もあまりにも狭い。おなじ姉妹の惚れた腫れたの話は、所詮「コップの中の嵐」である。それでもストーリイテラーとして力があることは間