ジェイン・オースティンのレビュー一覧

  • 高慢と偏見(下)

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    やばい、現代でも十分に楽しめる傑作。特に2011年出版版は解説が非常に親切なのでイギリスの階級について分からない人は絶対いい!
    今年のイギリス文学ブームの中で群を抜いて面白かった。
    映画も観たいと思う。

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    2012年08月21日
  • 高慢と偏見(上)

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    ネタバレ

    以前、院の先生に授業でお薦めされてました。
    さすが先生。面白いー。
    少女小説の最上級版って感じ?(褒めています)
    身内のマイナス面をどろどろとかつシビアに描くところがいい。
    オースティンすごいやー
    下巻も読みましたよ。

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    2012年07月06日
  • 高慢と偏見 下

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    解説にもある通り、本書では登場人物の諸性格が実に明確に書き分けられていて、そのことが大きな展開のない本作を駆動する仕組みになっている。
    それ故、ある種の小説にあるような、登場人物が著者の手を離れて語り出すような感覚はなく、あくまでも著者の想定した通りに登場人物が語らされている、という感じを受けなくもないが、そこはそれ。登場人物に含みのある行動をとらせ、後半に以前の行動の真意を語らせる、というミステリーのような手法をとることでバランスをとっている。
    ともあれ、写実的小説としてはかなりの傑作だと思う。

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    2012年05月28日
  • 高慢と偏見(下)

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    夜更かししてまで一気に読んでしまった。後半のわくわく感はすごい。
    それぞれこれまでの自分の自意識や浅はかさを恥じるエリザベスとダーシーが、向き直って惹かれあい、結びついていく過程の面白さ!
    そうよね、こうでなくちゃ!という気持ちにさせる大団円のラストもよい。
    こうなることはわかっているけれども、ハッピーエンドであるべきだ。

    たしかに上流階級の話で、そこには労働のつらさや生活への心配はないからこその浮世離れした感じはあるけれど、フィクション、ロマンスとして楽しむにはこれでいい。当時の社会では階級は大事なことだったのだろうけれど。
    登場人物の美点や欠点、気持ちの移り変わり、そして恋愛感情はどの時

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    2012年01月27日
  • エマ(上)

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    エマは、映画が先だったんですね。
    それで、次が原作小説。
    で、初めは違う出版社の読んだんですけど、誰が誰なのかわからなくって、口語も気になって、それで
    「高慢と偏見」の訳が気に入っていたちくま文庫で買い直しました。
    断然こっちの訳のほうが好きです。

    エマは、うーん、映画は好きなんですけど
    他のオースティンの作品を見てしまうと、魅力が薄れてしまったかな。
    作者が言うほど自分勝手とは思わないんだけど。
    ナイトリーはほんとに紳士ですよ。
    高慢と偏見のダーシー君より紳士。笑

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    2011年12月04日
  • エマ(下)

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    ネタバレ

    ナイトリーさんが、ダンスで救うシーンがかっこよすぎて、さらにその後エマにダンスを申し込むシーンがかっこよすぎて、
    「うおー!!かっこえー!!!」って、家のベランダで叫びました・・・
    さらに、エマに愛ある忠告をするところ、
    さらにさらに愛の告白をするところ・・・
    中盤から後半にかけてはまさにナイトリー祭りでした。
    とっても素敵でした。
    「欠点だらけだけど完璧な」エマが大好きです。とても共感できるしとても魅力的な女の子です。
    これはずっと読み続けていくだろうな。。。何度読んでもとても好き。

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    2011年10月04日
  • 高慢と偏見 上

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    主人公の女性、いつの時代でもステキです。
    男性に好かれるか、と聞かれると?だけど、そうではない女性らしさがある。

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    2011年07月22日
  • エマ(上)

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    ネタバレ

    結婚しないと決め込んでいた21歳エマは、
    恋愛も結婚も階級が最も大事な要素(ピラミッドの土台)だと考えいました。それを踏まえ、町の人々の結婚の縁組を趣味として過ごします。

    結局いつも失敗していた。愛し合う組を階級違いだと言って離れさせ、愛し合わない二人を階級的にぴったりとくっつけようとする。

    これは、エマが、階級こそ結婚においてのピラミッドの土台であると考えたからなのです。

    さあ、2巻でその間違いにナイトリー氏は気付かせてくれるのか、2巻へ続きます!

    本当の階級とは、本物の紳士とは、恋愛におけるピラミッドの土台とは何か。そんなことを学んだり感じ取れるのではないかと思います。

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    2011年04月01日
  • エマ(下)

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     本当にもうエマってバカなんだから!と叫びながら読み進む後編。エマの酷さはすばらしいレベル。
     こんな酷いヒロイン見たのは初めて!(しかしながらなぜか魅力的なのだ)

     結局のところ、この物語の中で一番得をしたのってナイトリー氏だと思います。
     聡明で気は強く、しかしながら最後の最後で自分を一番えらいと認めてくれる女性(若くて美人)ってロマン過ぎる。うらやましいぞナイトリー氏。

     面白いのでオススメです。

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    2010年12月02日
  • 高慢と偏見(上)

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    19世紀を代表する女性作家の一人。それどころか、イギリスを代表する作家の一人かも。現代のロマンスものの元祖でもあるジェイン・オースティン。
    近年出たパロディを紹介する前に再アップ。

    ジェイン・オースティンの中でももっとも有名で、愛された作品がこれです。
    5人姉妹の次女で利発なエリザベスは、名家の主で印象的な男性ダーシーに出会うが、とっつきにくいダーシーの言動に反発、さらに噂を吹き込まれて、すっかり誤解してしまいます。
    一方、最初は気づかなかったエリザベスの生き生きした魅力に目を離せなくなっていくダーシー。
    誤解も含めたエリザベスの強烈な拒絶に遭い、生まれて初めて自分の傲慢さを改めようとし始め

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    2019年07月17日
  • 高慢と偏見 上

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    エリザベスとダーシー氏の駆け引き、言葉での戦い、そして愛情の細やかさがとても面白かったです。舞台は中流階級?の家で、嫁・婿探しのために舞踏会をしたり食事に招待したり、手紙を書いたり、結婚の申し込みをしたりと特に起伏がある話ではないです。それなのに、テンポがよくて早く続きが読みたくなりました。
    一言でまとめれば、ダーシー氏が素敵です。というところ。

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    2009年12月25日
  • 高慢と偏見 下

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    ジェーン・オースティンがめっちゃ好きになった本。
    ぜひ20代の女性には一度は読んでほしい。
    ロマンスがぎっしりつまってます☆

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    2009年11月02日
  • エマ(上)

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    この訳は面白い!オースティンの描く田舎社交界の垢抜けしない俗っぽさがとてもよく出ている。面白すぎてページをめくる手が止まらない。
    オースティンのいちばんすごいとおもうところは、通りすがりの男の子ひとりにいたるまでみんな美男子に思わせてしまう萌えな技術。神業。
    わたしエマはすごくデキル女だとおもうよやっぱり…。

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    2009年10月04日
  • 高慢と偏見 下

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    上からの続き。
    友達と話している最中に判明しました。
    私、"恋に思想がないのが嫌なのよ。"らしいです。
    これ明言じゃない?
    オースティンの小説は確かに、わくわくどきどきする、というものではありませんが、
    ひとりひとりの人物が文章から浮き上がってくるような印象があります。
    登場人物を生かすということにかけて、本当に素晴らしい作品だったと思います。

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    2009年10月04日
  • 高慢と偏見 上

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    大学の教授がオースティンは素晴らしい作家で、でも
    「誰がお見合いしたとか結婚したとかそんなのどーでもいーじゃない!!」
    と絶叫なさっていたので読んでみた。
    うん、確かにどうでもいいよね。
    でも読める読める。
    面白い。
    あれ、私恋愛小説アレルギーじゃなかったっけか?
    あ、ベネット氏ひどいひと。

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    2009年10月04日
  • エマ(下)

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    ボックス・ヒルでのナイトリーさんの感動的な言葉の数々!
    完璧なようで完璧でないエマの不思議な魅力。エマは素直だからねー。虚栄心や嫉妬といったキーワードがあって上手く作用しています。

    中野康司 訳/2005.10.10 初版

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    2009年12月17日
  • エマ(上)

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    中野康司先生の訳は分かりやすくて読みやすいです。
    ナイトリーさんが素敵な紳士で、もうたまりませんw
    二、三度読むことをおすすめします。伏線が散りばめられていて、本当に完璧な作品です。

    中野康司 訳/2005.10.10 初版

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    2009年12月17日
  • 高慢と偏見 上

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    問答無用で好きな本。
    映画から入ったけど、自分で見て、自分で考えて、行動するヒロインが、
    とても憧れです。芯がある。
    時代を感じさせない本です。

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    2009年10月04日
  • 高慢と偏見 下

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    ところでキーラ・ナイトレイ主演のプライド&プレジュディスについて、ぼくはベネット家で一番美人のはずのジェーンよりもエリザベスのほうが明らかに美人だと信じてやみません。

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    2009年10月04日
  • 自負と偏見

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    モームの世界十大小説のひとつ。(読むのは、カラマーゾフの兄弟、戦争と平和、ゴリオ爺さん、赤と黒、に続いて5作目)

    日本で言うと寛政の改革の頃の作品というから驚きだ。(シェークスピアの200年後の作品と思えば十分現代に近いが。)

    200年以上前に、宗教も文化もまったく異なる異国で描かれた作品がスラスラ読めてしまうということは、それだけ、人類普遍の真理を扱った作品ということだろう。

    テーマは結婚。登場人物は、ほぼ全員上流階級の人たちだが、下はジェントリー(ベネット家)、上は伯爵家(ド・バーグ家)で、身分差は厳然としてある。

    ベネット家の5人姉妹、ジェイン、エリザベス(リジー、イライザ)、メ

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    2025年11月09日