ジェイン・オースティンのレビュー一覧
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夜更かししてまで一気に読んでしまった。後半のわくわく感はすごい。
それぞれこれまでの自分の自意識や浅はかさを恥じるエリザベスとダーシーが、向き直って惹かれあい、結びついていく過程の面白さ!
そうよね、こうでなくちゃ!という気持ちにさせる大団円のラストもよい。
こうなることはわかっているけれども、ハッピーエンドであるべきだ。
たしかに上流階級の話で、そこには労働のつらさや生活への心配はないからこその浮世離れした感じはあるけれど、フィクション、ロマンスとして楽しむにはこれでいい。当時の社会では階級は大事なことだったのだろうけれど。
登場人物の美点や欠点、気持ちの移り変わり、そして恋愛感情はどの時 -
Posted by ブクログ
ネタバレ結婚しないと決め込んでいた21歳エマは、
恋愛も結婚も階級が最も大事な要素(ピラミッドの土台)だと考えいました。それを踏まえ、町の人々の結婚の縁組を趣味として過ごします。
結局いつも失敗していた。愛し合う組を階級違いだと言って離れさせ、愛し合わない二人を階級的にぴったりとくっつけようとする。
これは、エマが、階級こそ結婚においてのピラミッドの土台であると考えたからなのです。
さあ、2巻でその間違いにナイトリー氏は気付かせてくれるのか、2巻へ続きます!
本当の階級とは、本物の紳士とは、恋愛におけるピラミッドの土台とは何か。そんなことを学んだり感じ取れるのではないかと思います。 -
Posted by ブクログ
19世紀を代表する女性作家の一人。それどころか、イギリスを代表する作家の一人かも。現代のロマンスものの元祖でもあるジェイン・オースティン。
近年出たパロディを紹介する前に再アップ。
ジェイン・オースティンの中でももっとも有名で、愛された作品がこれです。
5人姉妹の次女で利発なエリザベスは、名家の主で印象的な男性ダーシーに出会うが、とっつきにくいダーシーの言動に反発、さらに噂を吹き込まれて、すっかり誤解してしまいます。
一方、最初は気づかなかったエリザベスの生き生きした魅力に目を離せなくなっていくダーシー。
誤解も含めたエリザベスの強烈な拒絶に遭い、生まれて初めて自分の傲慢さを改めようとし始め -
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モームの世界十大小説のひとつ。(読むのは、カラマーゾフの兄弟、戦争と平和、ゴリオ爺さん、赤と黒、に続いて5作目)
日本で言うと寛政の改革の頃の作品というから驚きだ。(シェークスピアの200年後の作品と思えば十分現代に近いが。)
200年以上前に、宗教も文化もまったく異なる異国で描かれた作品がスラスラ読めてしまうということは、それだけ、人類普遍の真理を扱った作品ということだろう。
テーマは結婚。登場人物は、ほぼ全員上流階級の人たちだが、下はジェントリー(ベネット家)、上は伯爵家(ド・バーグ家)で、身分差は厳然としてある。
ベネット家の5人姉妹、ジェイン、エリザベス(リジー、イライザ)、メ