ジェイン・オースティンのレビュー一覧

  • 高慢と偏見 下

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    高慢と偏見、登場人物が多くて、それぞれの性格や人間関係も多種多彩なので、上巻の内容をしっかりと記憶しているうちに下巻も読んだほうが、楽しさはきっと倍増します。高慢と偏見でお互い誤解しあっている男女が最終的には結ばれる、その過程が本当に楽しいです。高慢と偏見、もちろん時代背景は現代とは違うけれど、現代の人が読んでもこんなに楽しめるなんて。それが普及の名作と呼ばれるゆえんでしょうか。原題は、Pride and Prejudice、これを高慢と偏見と日本語訳した人は素敵な感覚の持ち主だと思います。

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    2017年08月04日
  • 高慢と偏見 上

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    高慢と偏見、資産家の男性と結婚できるかどうかが女性の人生の全てを左右する時代。学歴や知識を身に着けた女性でも、自立して仕事をする道はなく、自分を養ってくれる男性と結婚できなければ惨めな人生が待っている。高慢と偏見でお互い誤解しあっている男女が最終的には結ばれる、その過程が本当に楽しいです。現代でも女性差別は残っているけれど、当時と比べると女性の地位は格段に向上している。それなのに、高慢と偏見に共感を感じるのは、現代でもお金持ちの男性との結婚が女性の幸せという価値観が残っているからなのかもしれませんね。

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    2017年08月04日
  • エマ(下)

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    内容は、昼ドラですら取り上げないような恋愛ドタバタコメディーといった風体なのに、最後まで一気に読ませてしまう。全くものすごい文章としか言い様がない。主人公エマと、周りの人々の会話が特に素晴らしく、息をつかせない。
    (2017.7)

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    2017年07月25日
  • 高慢と偏見 上

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    ダーシーに起こった変化は、「注文を寿司屋の大将に拒否されて驚いた資本主義信奉者の客が、書いての高慢を捨て、売り手との共創について考える」という類のもので、非常に普遍的なパラダイムチェンジといってよいものである。一方エリザベスに起こった変化は、アドホックに一人の人間に対する一つの偏見を解消するもので、彼女は「私偏見いだきがち〜今後の人生では第一印象で判断しないように気をつけよう〜♪」くらいの示唆しか得ないだろう。ここに高慢&偏見と双頭のテーマとなるには些かアンバランスさを感じた。強いて注文をつけるなら、であるが。

    手垢のついた解釈だが、結婚やシンデレラ願望が、資本主義闘争的な面を、これは現代に

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    2016年08月06日
  • 高慢と偏見(下)

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    まさに高慢と偏見で。
    典型的少女漫画みたいな流れで、現代にもパターンとしてはよくある。
    現代少女漫画を読めば、またこのパターンかよ!という。
    だけど、とても面白かった。

    いかに金持ちと結婚できるか?二十歳過ぎるともう遅いという感覚。
    キャラクターがはっきりしていて、面白い。すれ違いでイライラするところとか意外性からときめくのとかも王道だけど、だいたい結末はわかってるのに、先はどうなるのか早く知りたくなる。

    ちょっと気になったのが、ダーシーなど男性で「〜ですもの」という訳。ちょっと女性っぽいので、「〜ですから」とかそういう感じにしたらいいのになと思った。

    イギリスBBCドラマ、コリン・ファ

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    2016年07月17日
  • 高慢と偏見(上)

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    古典文学とはいえ、流れは少女漫画に通ずる典型的流れは面白い。
    高慢と偏見、なるほどー。感想は下巻にて。

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    2016年07月08日
  • 高慢と偏見(上)

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    上下巻一気に読んでしまった。ここまで面白いとは。本当に文学というのはその時代に生きた作者の思考だったり価値観だったりエゴだったりがよく分かっておもしろい。この作品の作者、ジェイン・オースティンはかなりの人間観察好きで、それだけではなく人間の心理の深いところまで巧妙に描いている。人間の愚かさとか馬鹿さ加減をここまでユーモアたっぷりに書けるなんて!だから楽しく読めたんだろうけど。私も彼女みたいに人に対する苛立ちとか怒りを笑い飛ばせるようになったらいい。あと絶対に触れないといけないのはエリザベスとダーシー氏の恋愛物語。こんなにも読者にじれったさを感じさせて、興奮させる展開があっただろうか!!というく

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    2015年11月23日
  • エマ(上)

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    時代も国も違うのに、登場人物達の心の機微に共感し、引き込まれながら読み終わりました。おもしろかった〜。

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    2015年06月29日
  • 高慢と偏見(下)

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    ネタバレ

    この下巻はまた色んな事があります。リジーの妹リディアの結婚とか・・・。
    現代では駆け落ちとか、そんなにたいした事ないと思いますが、この時代では家族全員の評価を著しく下げ、未婚の者は結婚など無理!ってなってしまうぐらいとか本当に現代は開けましたね~。
    この時代では異性の手が触れるなんてダンスの時だけだったと映画のメイキングで言ってたような~?なのでこの駆け落ちがいかに大変な事だったかというのも、よく分かります。
    リジーとダーシー様はというと、高慢で鼻持ちならない以前の彼とは比べ物にならないぐらい気さくな姿に、リジーが段々心を開いていく姿を丁寧に描いているので感情移入出来るというか、この二人が早く

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    2015年02月06日
  • 高慢と偏見(上)

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    ネタバレ

    映画を物凄く気にいったので原作も!と買いまして今回海外ドラマ版を見た事で読みかえしました。
    まず読みやすく翻訳してくれているのでスラスラ読めるのがとてもいいです。昔の作品なので読みにくいかも?と思ってましたが全然大丈夫でした。
    内容はリジーとダーシー様の結婚までの道に色々な事が起きるって感じですが、この上巻はダーシー様がリジーにプロポーズして、こっぴどく振られ弁明する所までですが、非常に面白いので次!次!ってなります。
    また映画ではそんなに感じなかったリジーの母の出来の悪さを今作では嫌って程知らされることにもびっくりでした。
    あの母からリジーやジェインが生まれたのが不思議なぐらいです。
    ダーシ

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    2015年02月06日
  • 高慢と偏見 下

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    ネタバレ

    ベネット家の5人姉妹をめぐる婚活の物語。女性同士のマウンティング(幸せの自慢大会)が、いやというほどいやらしく描かれている。階級差別のなかで、エリザベスとダーシーが「高慢と偏見」をこえて、結ばれていく。父ベネットや従兄弟のコリンズなど、個性的な登場人物のコメディリリーフも見もの。リディアの軽率は、強い殺意を誘う。翻訳は硬いが、原作に忠実で、オースティンの知性あふれる皮肉なユーモアセンスをよく伝えていると思う。

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    2014年08月14日
  • 高慢と偏見(上)

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    一番好きな映画の1つなのに、まだ本は読んでいなかった。映画と同様おもしろいのかなぁ、と思いつつ読み始めたけど、久しぶりに次のページを早く読みたい!!と読み始めたら止められなかった。上巻の後半へ進めば進むほど話の展開がますます興味深くなってきて、さらに読み進めたくなった。一番気になるところで下巻!!!早く読みたい!!!!

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    2014年07月05日
  • 高慢と偏見(下)

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    繰り返し読んでしまうほど、何度読んでも新鮮な気持ちで読めてしまう^ ^ エリザベスの心の変化とダーシー氏の変化がまるでその場にいるような気がするほど鮮やかに描かれていて、読み飽きることがない☆ダーシー氏と結婚したい(笑)!!これは手元に置いておきたい一冊に決定!

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    2014年07月05日
  • 高慢と偏見(下)

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    映画「プライドと偏見」を先に見て、面白かったので小説も。
    あらすじは分かっているはずなのに面白かったー!!
    読みやすい訳でとても200年前に書かれたものとは思えない。
    小説の世界に入ってしまいました。
    そしてダーシー男前すぎる!!結婚して!
    自分の欠点を真摯に受け止め、直そうとする、
    愛する人のためにー!エリザベス幸せすぎ。
    小説の方が心理描写が丁寧だから、ダーシーの気持ちもよくわかって
    エリザベスの気持ちもよくわかって、感情移入しやすかった。

    軽やかに読める王道ラブストーリー!
    読後感は爽やかで幸せ。

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    2013年11月25日
  • 高慢と偏見 下

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    古典恋愛文学!
    お互いが気にしているうちに好きになっていく様子がとてもかわいい。
    再度ダーシー氏が現れてからの、互いに様子を伺っている状態も、ふたりがうまくいってどんどん仲良くなっていく様子も、どきどきしながら見守った。台詞の遠回しすぎるくらいの言葉の選び方は、恐らくもっと意訳してもよかった部分であり、賛否両論ありそうだが、溢れる想いを押しとどめながら言葉を選びえらび伝えたいという気持ちが表現されているようにも感じられて、盛り上がった。
    ジェーンとビングリー氏は他人の意見に左右されすぎ。それだけ互いに気を遣ってしまう優しいふたりだということなのでしょう。

    21歳の処女作だということにびっくり

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    2013年09月03日
  • 高慢と偏見(下)

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    こんなにドキドキワクワクしながら読んだ小説は何年ぶりでしょう!
    結末は知っているし大した事件が起きるわけではないのに、ページをめくる手が止まりません。
    200年前に出された小説ですが、読み続けられ、何度も映像化される理由がわかりました。
    私の好きな本・ベスト3に入りました!

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    2013年06月30日
  • 高慢と偏見(上)

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    こんなにドキドキワクワクしながら読んだ小説は何年ぶりでしょう!
    結末は知っているし大した事件が起きるわけではないのに、ページをめくる手が止まりません。
    200年前に出された小説ですが、読み続けられ、何度も映像化される理由がわかりました。
    私の好きな本・ベスト3に入りました!

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    2013年06月30日
  • 高慢と偏見(上)

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    こんなに素敵なお話だったとは!
    もっと早くに読めばよかった。
    夢中で読みました。
    当時のイギリスの風俗も興味深いですが、エリザベスとダーシーのすれ違いながらも惹かれてあっていく様子に本当に胸がキュンとしました。
    頭がきれて人よりも色んなことを察知する二人だからこそのすれ違いが可愛くて切ないんです。
    エリザベスとダーシーの恋以外にも、ジェインとビングリー、リディアとウィッカム、コリンズとシャーロットの恋(?)も面白いです。
    様々で。
    打算的な恋や純粋すぎて面白くない恋もあるけれども、そういう恋を描いているところも好きです。

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    2012年11月18日
  • 高慢と偏見(下)

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    結末はわかっているのに、とにかく最初から最後までそわそわ、やきもき、わくわくしっぱなし!

    すこぶる「面白い」小説だった。決して特別なことが起こるわけでない。あらすじを言ったってつまらないだろう。しかし、とにかくその展開の押し引きの上手いこと! そして、その説得力のあること!

    主人公・エリザベスの美しさと可愛さと言ったらない。知性が内側から輝いている。
    この聡明で、しかも明るいヒロインは、自分の知性でもって現実を見る。そしてそれらを「笑い」でもって批判し、また愛するのである。

    「私は笑うことが大好きなんです。……人間の愚かさやばかばかしさや、気まぐれや矛盾がおかしいんです。そういうものを見

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    2012年11月03日
  • 高慢と偏見 上

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    数年に一度のペースで読み返している小説。

    18世紀イギリスの中産階級家庭を舞台にした古典文学、といっても全く堅苦しいものではありません。好奇心旺盛で知的、活発な主人公エリザベスと、聡明で思いやり深い姉ジェーンが結婚に至るまでの過程をユーモラスに、ある意味下世話な目線で描いています。主題は「結婚」ですが、高尚な哲学とか苦悩とかドラマチックさなどとはまったく無縁。結婚には家同士の格や財産などの条件が最重要事項であり、登場人物たちは当然のこととして、恋愛感情と同時にそういった条件部分を判断していきます。

    登場人物それぞれが長所も短所も持ち合わせており、例えばエリザベスには第一印象だけで相手を評価

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    2012年09月04日