ジェイン・オースティンのレビュー一覧

  • 自負と偏見

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    ネタバレ

    ずっと読んでみたいと思いつつ200年以上前の作品を果たして自分が楽しめるか躊躇してた。
    購入後、冒頭を少しだけ読んでみようと思ったらあっという間に引き込まれ600ページ超えにも関わらず夢中で読み終えてしまった。
    ダーシーの愛があまりに素敵…。
    外見・内情ともにあまり語られないので脳内で私だけのダーシーがものすごい勢いで形作られていく。
    女性の向上心、男性との対等な恋愛関係、なにより自分自身と相手を認め受け入れ愛することを教えてくれる不朽の名作。読んで本当に良かった。

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    2025年09月29日
  • 高慢と偏見(下)

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    ネタバレ

    前半が余りにも普通に面白かったので、この感じのまま終わるはずないという余計な期待を持ってしまった後半。
    もちろん十分読ませる展開は待ち受けているのだが、さすがに近代のエンターテイメント小説がしばしば仕掛けてくるような劇的な転換はなかった。

    全編通して感じたのはキャラの立たせ方が現代でも通じている凄さ。
    諦観と皮肉にまみれながらゆるっと本質的に的を得たことを言う父親ベネット、もう狂気の権化としか思えないくらい何かにつけて醜態を晒す母親のベネット夫人、極めつけは唯一無二のいとこの奇人コリンズさん。
    いやー凄い。この面々が出てきた時の場の流れ、荒れ様が次第に読めてきて癖になるほど。それでいて変に後

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    2025年08月31日
  • エマ(下)

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    上巻と下巻の途中までは、岩波の工藤政司氏の訳で読んでいたが、どうにも日本語がわかりづらく、意味が不明な箇所が度々出てくるので、ちくま文庫の中野康司訳に切り替えた。するすると読めること!翻訳でこんなに変わるのかと驚きました。

    例えば下巻野41章ではカードゲームが出てくるのですが、工藤政司訳では内容がつかめず、混乱しました。翻訳を変えたらスッキリしました。

    。。。。。
    この時代は(今もかもしれないが)身分の違いで、結婚できる相手も決まっている。
    エマは賢く、自分は極めて正常に物事を判断していると思っているが、実は妄想、先走り、偏見の塊である。自分が常に正しいと思うが故の行動が、実は親切(!?)

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    2025年08月26日
  • 高慢と偏見(上)

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    200年前に書かれたとは思えないほど読みやすい(訳者さんの力も大きいと思います)。Netflixドラマ「ブリジャートン家」をイメージした。当時お金のない人、特に女性がどんな風に扱われていたのかがよく分かる。良い結婚をすることは、本当に死活問題ですね。そういった意味で、シャーロットが興味深かった。エリザベスの恋のゆくえより、ジェインの方が気になりつつ、下巻へ突入します

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    2025年08月15日
  • 高慢と偏見

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    ネタバレ

    ダーシーけっこう好きだよね。

    なんだこいつと思いつつも礼儀正しくてね、
    高貴であるが故の思慮深さと懐の深さ、
    というギャップがな。

    2巻くらいから面白かったかな。
    長いけどね。

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    2025年07月23日
  • 高慢と偏見(下)

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     BBCのドラマ(ジェニファー・イーリーとコリン・ファース出演)が妙に印象に残ったので、原作も読んだ。
     18~19世紀(大陸にナポレオンがいた時代)のイギリスが舞台で、おそらくジェントリ階級の女性を主人公にした恋愛小説である。現代と比べると、互いを知る交際期間と呼べるものはほぼないといった状況で男性はプロポーズするかどうかを、女性はそれを受けるかどうかの選択を迫られたことがうかがえる。恵まれた身分のごく一部の女性以外は、裕福な男性との結婚が経済的な困窮を避ける唯一の方法である時代に、主人公は自分が尊敬する相手と結婚したいと夢を見ている。はじめは鼻もちならないと嫌っていた名家の美青年が実は誠実

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    2025年06月29日
  • 高慢と偏見(上)

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    身分差、「ふーん、おもしれー女…」、「あんたなんか大っ嫌い!」って展開はこの時代から愛されてたんだな
    最後の方怒涛の展開で読む手が止まらなかった
    と思ったけど結構ずっとハイスピードでガンガン進んでた気がする、このスピード感が気持ちいい!
    続きも楽しみ〜!

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    2025年06月12日
  • 自負と偏見

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    今から200年以上も前の西暦1813年にイギリスで刊行された恋愛小説で、題名は『高慢と偏見』と訳されることの方が多いのじゃないかな。映画やドラマは『高慢と偏見』というタイトルで販売されている。
    ドタバタというほどではないにせよ、ほぼコメディ小説。「いるよなあ、こういうタイプの人って」と笑ってしまう登場人物だらけで、会話文も現代訳のため、非常に読みやすい。
    ただ、例えば主人公のエリザベス・ベネットが状況によって「エリザベス」「リジー」「イライザ」「ミス・ベネット」と様々な呼ばれ方をしていて混乱しやすい。当たり前だがエリザベスの姉のジェイン・ベネットも「ミス・ベネット」だし。
    どこかから登場人物一

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    2025年05月14日
  • 高慢と偏見(上)

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    古典ながら、すごく面白いです!
    また、翻訳が上手いのでしょうね。
    鬱陶しい言い回しなどがものすごくリアルで、つい、笑ってしまいそうでした。
    下巻も楽しみです!

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    2025年04月23日
  • 高慢と偏見

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    思いもよらずするする読めたし、後味もいい!面白かった。横文字の名前が、始めなかなか馴染みがなくて誰が誰だか分からなくなったところがあったから、またいつかもう一度読み直したい。
    結婚観について考え直すことができて、いい時間だった。

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    2025年03月13日
  • 高慢と偏見(上)

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    ネタバレ

    辻村深月さんの傲慢と善良を2019年に読んでからずーっと読んでみたいと思っていて、でも、200年以上前のイギリス文学・・・私に読みこなせる?と躊躇すること早6年。(長っ)
    そんな時インスタのフォロワーさんのレビューを読み、背中を押されてようやく手に取りました!

    心配は杞憂に終わり、とても楽しく読み進めることが出来ました~
    結婚適齢期の娘達が住む町に、身分も高くお金持ちの独身男性が越してきて・・・という恋愛物語です。。

    主人公の母親は身分と金で人を判断する、そしてそれを大っぴらに口にする下品な人。
    父は事なかれ主義。
    娘たちは、美人で上品で優しく慎ましやかな長女、才知あふれる次女(この子が主

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    2025年02月23日
  • 高慢と偏見(下)

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    ネタバレ

    最後まで目が離せない展開でヤキモキしたが、気持ち良く読み終わった。
    欠点を認めて自分を変えたダーシーが一際格好良かった。非を改め素直になる事が幸せを運んできてくれるんだな〜。

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    2025年02月18日
  • 高慢と偏見(上)

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    ベネット家の5人姉妹の次女エリザベスを中心に描かれる恋愛模様。エリザベス(或いは作者)の人間観察が小気味よく、ぐいぐい読ませる。盛り上がった所で下巻へと続く。

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    2025年02月10日
  • 自負と偏見

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    ネタバレ

    タイトルの「高慢と偏見」は、ダーシーの高慢さとエリザベスの偏見を表しており、人の本質を見極めることの厳しさが感じとれた。
    物語の結末はハッピーエンドで、後味の良い作品であった。特に印象的であったのは細かい人物描写で、現代にも通じる普遍的な感情や価値観などが描かれており、名作とされているのに納得がいった。

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    2025年02月05日
  • 高慢と偏見(下)

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    上巻に続き、とても面白かったです。当時の時代背景なども分かりやすく描かれていて、難しいかもと躊躇する必要もなかったです。キャラクターも個性的だし、エリザベスには読んでいて学ぶべきところも沢山あり、また内容もドラマチックで好みでした。

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    2024年11月02日
  • 高慢と偏見(上)

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    有名な作品ですが、まだ読んだことがなく気になっていました。はじめは名前が覚えられず苦労しましたが、読んでるうちにだんだん読みやすく面白く感じてきました。それぞれの人物達が想像しやすくて良いです。下巻も楽しみ。

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    2024年10月23日
  • 自負と偏見

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    読むのに3週間かかった。
    解説にもあったけれど、登場人物の誰もが欠点を持っており、その欠点を欠点のまま描いている。いうなればその欠点こそが物語を先にすすめる推進力になっていた。だからこれだけドタバタとする。もどかしいくらいに。
    コリンズが出てきたら話が長くなるから読んでいてコリンズかよとうんざりする。リディアやミセス・ベネットは終始何もわかっていない。確かに筋は一組の男女の結婚までの経緯を描いたごくありきたりのものなのだけれど、各人間のキャラクター性がいきいきと躍動していた。その結果、読む側は頁をめくるのがのんびりとしたり、すいすい読めたりする。そしてこの結末に大満足である。

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    2024年10月21日
  • 理性と感性

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    久しぶりのオースティンの作品。前回の『誇りと偏見』(あさ出版)の装丁と同様、素敵な装丁なので、読みたくなった。

    まず題名について。読んだことがない私でも、オースティンの”Sense and Sensibility”は有名な作品なので、名前は知っていた。それで、多くの場合は『分別と多感』という邦題をつけられてきた印象だったのだが、本書は『理性と感性』となっている。原題を見ればわかるのだが、頭韻を踏んでいるのに合わせて、邦題も2つに統一感を持たせようという意図なのだろう。良い試みだなと思った。

    次女であるマリアンはオースティンの人生を反映しており、マリアンの悲しい失恋はオースティン自身の実体験

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    2024年09月18日
  • 高慢と偏見(下)

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    原作読んでから映画見ると所々端折られてたり、脚色されているなあと感じた。原作のほうが好き。読みやすくてとても面白かったです。

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    2024年08月15日
  • 高慢と偏見(上)

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    読みやすくてとても面白いです。BBCのドラマと映画の両方見たことがあるのですが、原作と映像化作品では所々違うところがあって違いを楽しめました!ダーシーツンデレすぎて好きにならずにはいられない笑

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    2024年08月08日