ジェイン・オースティンのレビュー一覧
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ネタバレこの時代の人々の結婚に対する価値観に慣れるのが最初は大変でした。
人付き合いのネタも、褒め合い、噂、たてまえ、自慢話ばかりなので、上流の付き合いは楽しさより気疲れの方が印象に残りました。
現代に通ずるところがないわけではないですが、なかなかヘビーです。
こういうところに慣れると、キャラクターの個性や心理描写の細かさにどんどん引き込まれました。
主人公エリザベスの観察眼はなかなかのものですが、それでも噂に振り回されるところは結局現代人も同じだなと思いましたし、どこかしらに属して生きている以上先入観ゼロというのも難しいことなのかなと考えたりしました。
長女ジェインの方にはあまり共感できず、ここまで -
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ネタバレ下巻に入るとぐっと萌えどころが増える!
とりわけペムバリーでダーシーとエリザベスがばったり出会してお互い赤面するシーンはきゅんきゅんしちゃった。楽しい〜。ラブロマンス楽しい〜。
ダーシーがあまりにも身を粉にしてベネット家つまりエリザベスのために親切なものだから、そんなに尽くして大丈夫!?とかえってハラハラしちゃった。
身分差のある結婚についての是非というより、こんな狂人めいた家族と身内になるのは古今東西問わずイヤよね…と思っちゃったり。それでもぐっとこらえてエリザベスを選んでくれてありがとうの気持ち。
ずっと名前は知ってる名作だったけど、私にとって読むタイミングも良かったかも。
高慢くんと偏 -
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結論から言って、むちゃくちゃ面白い内容でした。
当時のイギリスの階級制度など、基礎的な知識はあった方が楽しめますが、なるほど人間関係のいざこざは100年以上経っても変わらないものなのだな、と改めて思いました。
『傲慢と善良』から、内容が気になっていたので読んでみましたが、前半は、自分には合わなかったのか、正直なぜ名作と言われるのかわからないほど退屈でした。
まず登場人物が多いのと、人間関係がなかなか複雑で、行きつ戻りつ読みました。
しかし、後半部、いや、前半部の最後の手紙から物語は一気に面白い展開に。
内容を話すとネタバレになりますが、偏見というものはなかなか消えないもので、それ -
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ネタバレタイトルだけはずっと知ってていつか読み終わりたいと思ってた作品。なかなか頭に入らず、かくなる上はとBBCのドラマを先に観ました。風景も衣装も、本当に素晴らしいドラマだった。
ドラマのキャストを思い浮かべながら読んだからすごくしっくりきた(逆だったら文句たらたらだったのかも? 原作にしかないシーンもあるし)。
好きなシーンは〝ダーシーと偶然外で出会わないようにするため、わざわざリジーが自分のお気に入りの場所を伝えたのに、なぜかダーシーはその場所へやってくる〟ところと、ダーシーが振られて「もうけっこうです、あなたの気持ちはよくわかりました」のところ。
恋愛してるなあと思った。 -
購入済み
こんな人いるいる!
なろうや悪役令嬢ものが好きで、あらかた読んでしまったので古典に手を出しました。
悪役がいい味出してます。
役割による人物像のデフォルメがないため、ヒーローもヒロインも悪役も人物に面白みがあります。こういう人いるいる、って感じの。
200年前のナポレオンが生きていた頃の時代にもこんな人いたんだなぁとしみじみ思いました。嫌な人は万国共通!
読みにくい点として、名前がややこしいです。
主人公エリザベスは家族からリジー、友人からイライザ、ミス+苗字など呼ばれます。他の登場人物も名前やミス+苗字で呼ばれてて誰が誰やら…
ミスター・苗字で書かれてた人がいきなり名前で呼ばれた時には新しい登場人物かと思っ -
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劇的な上巻のラストから、変化していくエリザベスの気持ち。そこへ末妹が起こす騒動で一家が大きく揺らいでいくが……。
この翻訳では上下巻に分かれているため余計に意識できたのだが、上巻のラスト、つまり全体のど真ん中にダーシーの手紙があり、そこからリディアの騒動、レディ・キャサリンの件と、起伏のある展開で、構成の上手さに感嘆した。たたみかけるようにエンディングに向かっていくスピード感も素晴らしい。
先に1940年版の映画だけ見たことがあるのだが、各人物の印象もあまり変わらず、ストーリーもほぼ記憶通りで、良くできていた映画だったんじゃないかと後から思う。ただ、レディ・キャサリンの顛末はちょっと違って -
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1813年刊行。古きイギリスの片田舎を舞台とする地主階級の恋愛小説。200年愛され映像作品や翻訳も多数。
オースティンが20歳そこそこで草稿を書いた(実際の出版は37歳時)という本作、なんというか、上質な少女マンガの雰囲気を感じさせる。ダーシーの「高慢」とエリザベスの「偏見」が最初は衝突するが後に……なんて典型的すぎるように思えるのだが、これは現代のラブコメに到る原型のひとつなのかと。しかし文章や構成が見事な上、要所要所で劇的なシーンが入るのも巧みで、読み始めたら止まらない勢いがあるのはすごい。源流などと言っていられない完成度であることが、今もって愛される理由なのだろう。
片田舎が舞台で、 -
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なろう小説の悪役よりも香ばしい悪役がより人間味を持って出ているので、作者は素晴らしい人間観察の眼とそれを書き起こす技術を持っていたのだろう。おおよそ百年前なのに。
現代社会の世相を反映してか、最近見る悪役はいわゆる悪役ではなく、こちらの常識に当てはまらないキャラが多いと感じる。思わず「は?」と言ってしまうようなキャラだ。
本作もその手のキャラクターを大盤振る舞いしているが、全員筋が通っている(人間性の筋ではなく、実存性の筋というか)。リアリティがすごい。実際にいたんでしょうか。
悪役を書くことは鮮明に作者の力量を表現することだとこの小説を読んでいて強く思う。
主人公に感情移入できるところ、 -
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Jane Austen(1775-1817)
イギリス女流作家。人生の傍観者といった立場で、冷静で淡々と田舎の小社会の人事の機微を細やかに描いた。若い男女の恋愛や縁談を好んで題材としている。小説という文学ジャンルができてから、婦人読者は特に熱心に読む耽った。中には自分で小説を書こうとしたものもおり、オースティンはそのうちの1人。田舎牧師の娘に生まれ、今の隅でこつことと執筆を続け、42歳までずっと独身のまま生涯を終えた。
最初は書簡体で書かれていたらしいが、それをだんだん普通の小説に書き直し、色んな出版社に持ち込んだが、なかなか出してもらえなかった。
『高慢と偏見』(Pride and P -
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ネタバレ『自負と偏見』ジェーン・オースティン著
[本について]
ラブストーリーの原点とも言うべきジェーン・オースティンの代表作。幸福な結婚に必要なのは恋心か打算かという普遍の真理を軽妙な物語に織り交ぜた永遠の名作。
[あらすじ]
5人姉妹の次女エリザベスを主人公に、性格も考え方も異なる登場人物らの恋愛、結婚に対する思いが交差する。
イギリスの静かな田舎町の貸屋敷に資産家ビングリーが引っ越してきた。長女ジェインとビングリーが惹かれ合う一方、エリザベスはビングリーの友人ダーシーの高慢さに反感を抱く。しかし気難しいダーシーは我知らず、エリザベスに惹かれていくのだが…。
恋の邪魔者である“プライド”と“偏 -
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続きが気になって(きっと恋は成就するのだろう、と結末は想像できるにもかかわらず)一息に読み切ってしまいました。
このあたりの「魔力」は上巻でも感じた通り、まさに韓国ドラマを見ているようでした。
姉の恋愛を邪魔し、憧れていた人の前途をつぶしたと思っていた憎い相手でしたが、そのことが勘違いだと気づいたエリザベス。ダーシーが自身に寄せてくれた好意をむげに断ったことを恥じていましたが、思わぬところで再会したこと、またその時のダーシーの態度が今まで以上に好意を寄せるものであったことを受けて、いつしか想いを寄せるようになります。
しかし、ダーシーの因縁の相手と末の妹が駆け落ちをしたり、強大な権力を持つダ