ジェイン・オースティンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まだ半分を読み終えたところだが、この作品は世に言われている通りの傑作だと断言できる。
折り返し地点で主人公が今まで知らずに抱いていた偏見が明らかになり、それとともに各登場人物の真意も明かされるのだが、ここで読者はこれまでの描写の如何にも無駄がないことを知ることになる。
と同時に、偏見を抱いていたのは主人公だけでなく、読者も同様であったということに気付かされるのだが、この手際は見事である。
下巻を読むのが楽しみだ。
※最初、あまりの翻訳の酷さに(英語を頭から訳しているので、日本語の文法としてはかなりまずい)なかなかペースがつかめなかったが、そういうものだと半ば諦めてテキストの意味だけを読み取るよう心掛けた。 -
Posted by ブクログ
まさにロマンティックコメディですごーくおもしろかった。そして新訳だからか、すごく読みやすかった。登場人物の人となりの説明とか、考えていることの説明とかが本当に細かくておもしろい。ここまで書いてくれる小説ってそうないのでは。主人公のエマが好き。先に映画「エマ」を見て、グィネス・パルトロウのイメージで読んでいるからかもしれず、本だけ読んだらすごくいやな女と思いそうな気もするけれど。それでも、エマのじーーっと人や人間関係を観察しているところ、鋭すぎて意地悪なところが好き。未熟なところも含めて。でも、根は素直でときどきものすごく反省するし。父親をはじめ、まわりにすごく気を遣っていて、でもあくまで明るいところも。あとがきにも書いてあったけれど、ホームドラマのようでもあって、それもすごくおもしろかった。身内や近所で気を遣いあうところとか。脇役もみな個性的で、エマの心配性の父親とか、すぐに不機嫌になる義兄とか。心配性ってけっこう人に迷惑、とか、不機嫌ってたちが悪い、とか、細かい観察のおかげで、わが身をふり返って反省できました・・・・・・。おしゃべりがはた迷惑なミス・ベイツについてもおもしろかった。身分が低くて貧乏でオールドミスでかわいそうなので、だからこそよけいにまわりは敬意を払わなくてはならないっていうのは、この時代特有? だけども、ミス・ベイツは自分は幸せだと心から信じていてすばらしい。こういう人になりたいものだ。