佐々木譲のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
7年前に妻と生まれて間もない娘を、当時未成だった少年に殺された真鍋。
少年は成人であれば死刑だったが未成年ということで無期懲役になった。
その日から真鍋は仕事への意欲も失くし、酒に溺れる日々を送っていた。
一方、警察官の夫にDVを受けている、主婦で5歳の息子を持つ祐子。
暴力を受け病院に行くと医師には警察に届けた方がいいと勧められるが、その後の報復が怖くてとても出来ない。
だが、とうとう耐えかねて家を出る。
そんな2人が工務店の社長と、たまたま駅でのある事故に遭遇したことから、その社長の元で働くことになる。
ただ、2人に忍び寄る黒い闇。
おぞましい悪意に目を覆いたくなる後半。
あまりにも衝撃的。
2025.11.5 -
Posted by ブクログ
大好きな警察小説のアンソロジー。
新たな作家さん発掘も兼ねて。
①佐々木譲さん『弁解すれば』
初めましての作家さん。
これはシリーズ作品の1つ。
他者の心に協調し過ぎてしまう警察官の話。
続きが気になるので今後読む予定
②乃南アサさん『青い背広で』
こちらも初めましての作家さん。
人気シリーズ主人公の若かりし頃の話のよう。
シリーズのファンで無いとあまりピンと来ないかも。
③松嶋智左さん『刑事ヤギノメ』
こちらも初めましての作家さん。
面白かった。けど、短編ではもったいないかも。長編で読みたい。
今のところシリーズは無さそう。
④大山誠一郎さん『三十年目の自首』
こちらも初めましての作家さん。
『赤い博物館』というシリーズの1つの話のよう。2時間ドラマみたいなシリーズ名。主人公の飛ばされた原因の事件の詳細が知りたいので、他作品も読みたい
⑤長岡弘樹さん『噛み付いた沼』
カミツキガメを愛してしまった(?)警察官の話(ではない)
人気シリーズのスピンオフのよう。
シリーズは未読だが、この作品が面白かったので、シリーズを読みたい
⑥櫛木理宇さん『ルームシェア警視の事件簿』
推し作家、櫛木理宇さんの作品。
櫛木さんにしては珍しくライトでポップな話。お料理上手の櫛木さんらしく、ご馳走描写も多くてほのぼの系。
とはいえ、事件のディテールは櫛木理宇さん作品らしいもの。
シリーズ化して欲しいですね。
⑦今野敏さん『ケースオフィサー』
個人的に、外事とか公安とか、あまり好みのタイプの話ではないんだけれど、さすが今野敏さん、すらすら読めた。
とはいえ、事件とも言えず長編で言えば触りくらいの話で終わってしまったのでもったいない。
全体的に面白くて、読んだことのない作家さんの雰囲気も掴めて、とても良かった