佐々木譲のレビュー一覧

  • エトロフ発緊急電

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    本の厚さに躊躇していた一冊。流石に600頁は時間がかかったが、ぐいぐい引き込まれる作品。
    登場人物の背景が、それぞれ色々な意味で考えさせられる。
    人種・差別・帝国主義、こういうスパイスが真珠湾攻撃というメインに絡んでくるところは素晴らしい。

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    2015年01月21日
  • ストックホルムの密使(上)

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    埋没した歴史にあったであろう物語。現実の時代の流れの背景と組み合わせると、本当に、リアルに感じられる。

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    2014年12月17日
  • エトロフ発緊急電

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    山本周五郎賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。
    海軍が1941年12月8日の真珠湾攻撃するとの情報のために、命がけで択捉島へ渡る日系人スパイ、ケニー・サイトウ。彼が北の小島で見たものは、、、
    話の脇の軍の蛮行が胸にささる。
    からの諜報戦。行き着くまで裏をかき続け、ハラハラ、スピード感!
    (反面、磯田軍曹の徒労感たるや、、、果てのまさかの封鎖⁉︎心底気の毒になった。)


    人種差別、貧困、嘘、すべて受け入れてそして恋も。
    結末は何通りか描けたが、やっぱりこうなってしまったか。なんだったの、なんのためにケニーは。お偉いさんの頭の中はどうなっているのか。
    エピローグに希望が見えた。戦

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    2014年08月08日
  • 警官の条件

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    警官の血の続編。
    前作は親子3代の血の物語。
    それに対し、血の繋がらない親子の物語だろうか。
    表の主人公和也と、前作、そして最後に再び親爺さんと呼ぶ影の主役加賀谷の絆・・・。
    ラストは・・・泣けた。

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    2014年07月16日
  • ベルリン飛行指令

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    ありがたいことに、身近には“本選びの羅針盤”とでもいうべき友人が数人いる…

    もちろん、読書は個々それぞれが好きに感じる悦楽…その上、このひん曲がった性根からすれば、他人から進められた本の全てに、推薦した人の思惑通りに感動したり勉強になったりすることは、まず無い!のだが(苦笑)、何故かその数人の友人が推す本には、所謂“ハズレ”が無いどころかドストライクが多い…というか、おそらく私の性質を知った上で投げてくれる、優しい球だとも思うのだが(笑)

    で、先日も、その中の一人(元文芸出の編集者)と、不定期ながら唐突に始まるヤサグレ飲み会の折に、警察小説から、佐々木譲氏の『嗤う警官』に話が移ったときに、

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    2014年06月28日
  • 警官の条件

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    「警官の血」の続編。
    安城和也が表の主人公、加賀谷が裏の主人公。
    読み進めると、むしろ加賀谷こそが主人公のように思えてくる。
    「血」よりもスピード感が増し、770ページもあっという間。

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    2014年06月17日
  • 警官の条件

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    警視庁組織犯罪対策部が舞台。
    かつて、上司を売り退職させるきっかけを作った安城と、その上司だった加賀谷警部。

    十年後、組対の係長となった安城、組織がバラバラで空回りが続く中で失敗をする。そこへ、十年振りに加賀谷が戻ってきて、、、


    加賀谷警部めちゃめちゃかっこいい。
    これはドラマになったら相当面白いだろう。
    あらゆる方面から核心へ近づくシーン、もうたまらない。

    で。
    警官の血の続編というのは読んだあと知りました。また、やっちゃった。順番間違えた。

    読んでいたらもっと入りやすかったろうなあ。早急に読みたい!

    大変面白かった。

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    2014年06月08日
  • ハロウィンに消えた

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    映画でも見てるようなスピード感、急展開からのどんでん返し・・・と、またしても一気に読まされてしまった・・・。

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    2014年06月05日
  • 夜にその名を呼べば

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    急展開の警察モノと比較すると、何というかウェットな感じ?
    同じ作者とは思えないが、其れはソレ、是れはコレで面白い♪

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    2014年05月09日
  • 密売人

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    北海道警察シリーズ!
    相変わらず関係のなさそうな多くの事件が
    大きな本流となって佐伯チームを巻き込む

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    2014年05月07日
  • 警官の条件

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    4時間・・・夜中の12時から一気加勢に
    読みました
    警官の血で悩める主人公 安城和也が
    あっち側に行ったと思われる悪警官に振り回される

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    2014年05月07日
  • 暴雪圏

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    制服捜査の続編で、長編。
    川久保巡査部長、この冬を迎えるのは2年目になってた。
    最近短編づいてたので、そうそうこの感じ・・・ずっしり読み応え有り面白かった。

    分厚いけど、時間にしたらホンの半日の出来事。
    彼岸荒れと呼ばれる三月の大嵐。暴風暴雪のその日に、重なるように起きた別々の事柄。点と点がつながっていく。
    その当事者の目線で語られるのだけど、24のように小刻みに場面がどんどん変わってハラハラしっぱなし。
    久しぶりにドキドキ味わった。

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    2014年01月28日
  • 制服捜査

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    昼ご飯を食べてぱらっとめくって読み始めたら、そのまま一心に読みふけってしまってた。気づいたらもうおやつの時間が・・・

    短編ながら続き物。
    しらず手にしたが、冒頭の一篇が、年末に読んだ警察小説6作家競演の中の一番最初の小説だった。この短編を読んで、佐々木譲さん読もうと思ったのだった!続きがあるの嬉しかった。
    道警の大異動による駐在署勤務。元は刑事。道警の刑事より出しゃばらぬよう弁えつつ、光らせる眼は刑事だ。
    そして、駐在ならではの難しさ。地元の防犯協会や有力者も無下にできない。
    割れガラスが特によかった。仮装祭のハラハラとスピード感。
    制服捜査っていう題名、たしかに制服警官の話だけど、それ以上

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    2014年01月26日
  • エトロフ発緊急電

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    この作者、警察物よりこっち系のがイイのかなぁ。周知の事実をどお結ぶのかと思ったが、ナルホドって感じ。

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    2013年11月19日
  • エトロフ発緊急電

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    休みで、昨日は雨模様だったので一気に読んでしまった。
    読み終わったのは朝の2時半くらい。
    600ページ超の文庫本でこんなペースか。

    前回作『ベルリン飛行指令』、今回の『エトロフ発緊急電』
    共通するテーマは何か考えてみた。
    両作品に登場する、山脇順三海軍省書記官、大貫誠志郎中佐、安藤真理子。
    重慶無差別爆撃、南京大虐殺、ゲルニカ。
    阿鼻叫喚の地獄絵図。

    今回の舞台は、スペイン、ニューヨーク、サンディエゴ、東京、択捉島。
    特に択捉島の描写、地理、天候、自然、基地風景、時代、歴史。
    これをどうやって整理して物語を作るんだろうね。
    何か創作技術みたいなものがあるのだろうか。

    この600ページに及

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    2013年09月04日
  • ストックホルムの密使(下)

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    ネタバレ

    佐々木譲は初読。いままで読まず嫌いだったからな。県警ものっていえば横山秀夫の二番煎じじゃないの?ってかんじで。
    ところがこの人は第二次世界大戦モノを書いていた。しかもスパイとからめて。これは読むしかない、ということで読んでみた。
    戦時中の欧米のなかで、イギリス、スウェーデン(中立国)、ドイツ、フランス、ソ連が描かれているが、それぞれの国で街の雰囲気が違う。当たり前だがそういう街の雰囲気の違いなんかを読者に感じさせる筆力はすごい。そしてその中で祖国という概念を持たない森四郎と、祖国に翻弄される人々とを描く。ある程度の部分は事実に即して(在スウェーデン海軍武官がソ連参戦や原爆投下について予告してい

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    2013年08月13日
  • 制服捜査

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    TVドラマを前に再読。ひとつのテーマがあるわけですが、そのテーマを外さずに、いろいろなシーンを描くのはさすがです。そして、例によって、短い時間を濃厚に描く。川久保シリーズは、もっと続かないのかなぁ?

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    2013年08月03日
  • 密売人

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    道警シリーズ第五弾♪ 更に面白くなっていて、大満足の一気読みでした♪

    既に何度も組んで難事件を解決に導いてきた“独立捜査チーム”となった感がある、佐伯&津久井&小島(&新宮?)たち。
    そのそれぞれの人間関係、「最悪の一週間」に端を発し未だ続く内部腐敗を遠因として発生する同時多発の報復殺人、同じ犯人に狙われ逃亡した親子──その一家を救うべく、真犯人・真相へ迫るべく奔走するチームのお馴染みの面々が活躍するさまは痛快で爽快♪

    警察とは、刑事とは、といった重いテーマも含みつつエンターテインメントに徹していて読みやすく、最高に面白い♪
    小説を読んでて良かった、と思える、思わせてくれる作品の1つです。

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    2014年06月07日
  • ベルリン飛行指令

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    夏になると必ず戦争関連の作品を1冊読むことにしています。
    本当にあったことを題材にしたものを手に取るようにしています。

    笑う警官で知った佐々木譲さんの作品に、
    歴史小説があったとは知らず、思わず手に取りました。
    読み始めた時から次のページを早くめくりたくなる気持ちになりました。
    歴史小説でこんな気持ちになるのははじめでです。

    今年は映画でも零戦を扱っています。
    戦争の中の零戦ではなく
    零戦を作った人、ゼロ戦を操縦した人の
    モノづくりの心と扱う人の心を
    自分なりにもっと知りたくなりました。

    そして、本当にベルリンに零戦は行ったのでしょうか?
    日本人パイロットがベルリンにいたのでしょうか?

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    2013年07月29日
  • ストックホルムの密使(上)

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    この重大な情報を確実に日本へ届けようと、夫は二人の人物をストックホルムから送り出した。終戦の年1945年7月の末のことである。
    送り出した後は、ふたりの消息は一切聞かれず、戦後になってからも、ふたりに託した情報が届いていたという話は聞いたことが無かった。
    ~中略~
    戦後20年もたってから、私たちは真相を知ることになった。
    夫が送り出した密使は、終戦間際のあの悲劇を救うことの出来た情報を、間違いなく確かに東京まで届けていたのであった。
    適切な対応がまだ可能な段階で・・・
    大和田静子「バルト海を偲んで」より


    とてもよく出来てました。これはほぼ史実ですね。
    この時代の空気感がひし

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    2013年05月03日