佐々木譲のレビュー一覧
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ネタバレ若干長すぎて疲れたし 2組の捜査が交互に出てきて ちょっと混乱したけど 佐々木譲らしいストーリー展開で引き込まれた。
最初の事件が前振りなんだろうとは思ってたけど 真犯人に行き着いたのが わりと唐突で急展開な感じが否めない。
前振りからすると 2人のどちらかが真犯人?と途中で思ったけど どっちかというと松本章吾の方かと。
しかも理由がなんかピンとこないっていうか…。
PTSDってこと?
PTSDはわかるけど それであの方向に行くかな?と。
なんだか最後がすっきりしなかったのが なんだかなぁだったけど 捜査のプロセスは面白かったので 星4つ。
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Posted by ブクログ
中島三郎助という武士が、浦賀で海防の仕事をしているときに黒船に出会い、その後どのような人生を送ったかが書かれる。黒船の圧倒的な武力に対抗するため奔走する前半はドラマチックだが、晩年は駆け足で歴史の教科書なぞりましたみたいな展開が残念。それでも、過去の成功体験や武士のメンツなどにこだわらず、新しいものを取り入れる三郎助の生き方は、変なビジネス書よりは仕事に対する取り組み方として参考したい。
気になったのは小物感半端ない鳥居耀蔵と、口だけ達者で使い物にならない意識高い系と言うイメージの勝海舟・・・描かれ方はあれで良かったのか・・・小説だから良いのか。 -
Posted by ブクログ
私にとってはカウントダウンに続く2作品目となる佐々木譲先生の作品
カウントダウンは友人からいただいた本だが、、、こちらも同じ友人からいただいた
カウントダウン同様に北海道を舞台にした作品
主人公は休職中の刑事という変わった設定の小説
しかしなるほど
刑事でありながら休職中という事になると自由度が増すというのか
それでありながら刑事の洞察力もあり面白い展開ができるものだなと
どうして休職中になっているかは最後に明らかになる
本作は短編集となっており、多くが知り合い等から「休職中ならちょっと聞いてくれないかな」というような感じで相談を受けて始まる
北海道の地理にはそれほど詳しくないですが、主 -
Posted by ブクログ
「謝ってほしいんです。あのときの県警本部長に。ぼくが要求するのはそれだけです」5月下旬のある日。生活安全課所属の小島百合巡査部長は、以前ストーカー犯罪から守った村瀬香里との約束で、ピアノのミニ・コンサートへ行くことになっていた。香里よりひと足先に、会場である札幌市街地にあるワイン・バーに着いた小島は、そこで人質立てこもり事件に遭遇する。犯人は強姦殺人の冤罪で4年間服役していた男。そのコンサートの主役は、来見田牧子、冤罪が起きた当時の県警本部長の娘だったのだ―。一方、同日の朝に起きた自動車窃盗事件を追っていた佐伯宏一警部補は、香里から連絡を受け、事件現場へ向かったのだが…。