佐々木譲のレビュー一覧

  • 英龍伝

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    江川太郎左衛門英龍、江戸末期、こんな英雄がいたなんて知りませんでした。学ぶことの大切さ、情報の重要さを今更ながら思い知りました。
    くろふね、武揚伝も読んでみたくなりました。
    薩長でもなく、幕府側からだけでない開国を違った角度から眺められ、新鮮でした。面白かったです。

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    2018年05月13日
  • ベルリン飛行指令

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    中学か高校のときに読んで以来の再読。のめり込みました。
    乾の行方に涙した後の、グラーフとの再会がすごい救いになっている。ちょっとだけ救われた気分で読み終えられる構成に感謝。

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    2018年05月13日
  • 代官山コールドケース

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    正統派の警察小説である。



    川崎で女性が強姦されたうえ扼殺されるという事件が発生する。

    現場からDNAが検出されたが、それは十七年前代官山で起こった

    女店員殺人事件現場で見つかったものだという。



    代官山の事件では容疑者が浮かんだが、逮捕前に死亡。

    自殺として処理された、いわば、終わった事件だった。



    十七年前の事件は冤罪だったのか。

    警視庁の大失態を最小限にするには、

    神奈川県警より早く犯人を見つけ出さなければならない。

    特命対策室の水戸部、そして助っ人として

    朝香千津子が呼ばれた。



    終わった事件の再捜査であることから、

    極秘捜査であるという難題が課

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    2018年04月25日
  • 警官の血(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    佐々木譲さんの本をはじめて読んだ。
    少し暗さを感じさせる文章だが、引き込まれていく。

    この本は三代続く警察官の話だが、謎は解けても誰も幸せになって終わらない不思議なエンディング。

    また、読んでみたい作家さん。

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    2018年04月25日
  • ストックホルムの密使(下)

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    どこまでが真実かは分からないが、開戦や終戦に関しての超一級の情報を日本が活用出来なかったのは確からしい。今に至るまで日本はインテリジェンスのレベルが低いのが悲しくてならない。

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    2018年02月19日
  • 武揚伝 決定版(下)

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    立場が違えばまた見え方も違う。当たり前だけど忘れがち。どうも明治維新のあたりは「官軍」が正義の味方っぽく書かれるので、逆の立場の人たちは蔑ろにされますよね。武揚は以前から気になっていた人物で贔屓の佐々木譲が小説にしてくれてた。目から鱗というか、これを読むと もしあのとき蝦夷共和国ができてたら、日本という国はどうなっていたんだろう!? 色々と想像が広がる小説でした。

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    2018年02月05日
  • 廃墟に乞う

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    仙道さんはいったい何があって休職に追い込まれてしまったのか気になりながら読み進めた。最後でそれがわかって『やっぱりな』という感じで腑に落ちた。ちょっと今までにない警察小説でした。

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    2017年12月24日
  • 地層捜査

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    街の歴史、時代の空気を味わいながら楽しめる警察小説。女性は大抵水商売、ヤクザがらみ、パソコン弱い感がわかる描写が、佐々木譲氏の小説に出てくると自分はいつもながらグッとくる。

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    2017年11月26日
  • 代官山コールドケース

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    安定の佐々木譲。
    ほぼ一気読みの勢いで読破。

    シリーズ第2段。
    懸念だった前作の決着にもちゃんと触れられていて安堵。
    主要登場人物のキャラ立ちも十分に色づいてきて、シリーズモノとして軌道に乗り始める予感あり。次作にも期待

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    2017年11月08日
  • 地層捜査

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    ネタバレ

    四ッ谷荒木町が舞台。何度か訪れたことがあるけれど、お屋敷町だった 程度の知識しかなかった。事件を通して語られる過去の情景がリアルで入り込めた。
    事件の筋を変える水戸部の視点に無理を感じさせなかったのは、当時の情景、背景がリアルだったからだろう

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    2017年11月01日
  • 制服捜査

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    しがないおっさん感のあるお巡りさんが大活躍な、割と心が躍る系な一冊。なんだけども。中川や麗子が一介のお巡りさんで何やってるんだろう?って漫画ならそこまで気にもしないわけだけども、このおっさんかなりのもんなのに、何でまぁこの年でしがない巡査部長なのか。そしてこのおっさんが来てからおっさんの周りで事件が起きていくという、まるでコナン君や金田一少年ばりの恐ろしい星のもとに生まれているという。
    と、少々突っ込みを入れたくもなったものの、ずいずいと引き込まれて楽しいんだよねぇ。あとはいつもの通りの田舎恐るべしな話は、やっぱ田舎怖いわーっていう恐怖感をいや増すばかりで、ある意味普段暮らしに関わる分だけ犯罪

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    2017年09月10日
  • 代官山コールドケース

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    読みやすかったし、複数の視点から描かれているのも面白かった。事件解決時が若干あっさりしているような印象ではあるけれど…その経緯は楽しめた。

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    2017年05月10日
  • 廃墟に乞う

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    ミステリーの短編というと中途半端な謎解き物を想像し、ほとんど期待しないで読んだのですが、これはそういった類の物語ではなく、いい意味で期待を裏切られました。
    北海道各地の疲弊の色を帯びた都市を舞台に、そこで起こる其々の事件の背景で繰り広げられる人間模様を、トラウマを抱える求職中の刑事の目を通して描いたヒューマンドラマです。
    1話1話がくどくどとした説明過多ではなく、絶妙の長さと締めくくり方に非常に好感が持てます。
    内容的には弘兼憲史のコミック「人間交差点(ヒューマンスクランブル)」を彷彿させます。というか、そのまま人間交差点の原作にしてしまっても違和感ないくらい作品コンセプトが近いと感じました。

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    2017年05月03日
  • 代官山コールドケース

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    佐々木譲は好きな作家の一人だ。
    とくに警察小説が大好きで、佐々木譲が書いた・・・というだけで内容を知らないまま購入してしまうこともある。
    奇をてらった設定や派手な展開があるわけではない。
    けれど、臨場感に満ちている展開や人物描写はいつも読みごたえがあって楽しい。

    水戸部と朝香が再調査のために声に出して過去の捜査報告書を読む場面。
    はっきりと言葉として出すことで、より事件の悲惨さや矛盾点が浮かびあがってくる。
    情報共有のための方法ではあっても、当時の状況がわかりやすく伝わってきた。
    犯人と目され自殺したと思われていた風見。
    もしも神奈川県警が当時の現場に残されていた遺留DNAとの一致を発見し

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    2017年04月07日
  • 警官の血(上)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    上下巻読んでの感想
    安城清二、民雄、和也。三代に渡り警察官として生きた男たちの物語である。
    終戦直後に警察官採用試験を受けた清二は、警察練習所で同期だった三人と共に警察官になる。
    それぞれに将来に向けた希望はあったけれど、清二の希望は駐在所勤務だった。
    やがて希望通りに天王寺駐在所に配属された清二だったが、ある日突然に謎の死を遂げる。
    万引常習犯の少年と父親との場面が印象に残っている。
    警察官でもあり父でもある清二。
    民雄にとっても印象に残る出来事だったのだろう。
    父として警察官として清二を尊敬していた民雄だからこそ、突然の清二の死が納得できなかったのだ。
    いつか事実を突き止めたい。
    それは自

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    2017年03月02日
  • エトロフ発緊急電

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    悲劇の島「択捉島」。太平洋戦争の開戦のキーポイントとなり、戦後はソ連の実効支配化となる。緊急電はいまだに鳴りやんでいない。

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    2017年02月26日
  • 地層捜査

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    法改正によって、これまでの事件に対する時効はすべてなくなった。
    上司の命令により15年前の未解決事件(荒木町老女殺人事件)の再捜査をすることになった水戸部。
    事件当時とは街の様相も変わり、関係者もみな一様に年を重ね、中にはすでに死亡している者もいる。
    タイトルの「地層捜査」とは、地層に埋もれた遺物を発掘して歴史を探っていくように、時間の経過とともに埋もれてしまった事件を掘り起こしひとつずつ洗い直していく・・・といった意味だろう。
    すでに引退し捜査協力員として再捜査に加わった加納がいい。
    古き時代の刑事像そのままのスタイルで捜査していく姿と、水戸部のいまふうの捜査の違いが面白かった。
    もしも本当

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    2017年02月24日
  • 警官の条件

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    このミスベスト10、2012年版8位。自分の好きなジャンルである警察小説の中でも最も好きな作家の一人。かつ、この人の本の中でも一二を争う傑作と思う。心の動きや物事の因果関係の記述が緻密で現実感を持たせながら物語性もあってとても面白い。自分的には評価高かった前作の警官の血より良かった。前半は少し重苦しいところがあってなかなか進まず、特に潜入捜査のところなんかはドキドキして心臓に悪い。後半はほぼ一気読み。とにかく加賀谷がかっこいい。最後少しウルっときた。もう少し短かければもっと良かったと思う。

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    2016年11月02日
  • エトロフ発緊急電

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    史実かどうかとかは途中からどうでもよくなります。
    斎藤が日本に入ってから一気に面白くなるので、厚いけど一気読み
    ラストは少しあっけなかったのが残念…
    三部作の二作目らしいですが、これだけでも楽しめました。

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    2016年10月03日
  • 代官山コールドケース

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    結構長い前振りの割に
    特に凄い捻りも無く
    犯人は分かりやすく出てきちゃった。

    とは言え、
    この作家の話に出てくる
    警察官は皆誠実だし、
    フォローする女性警察官は
    事務しか出来ないと思ったのに
    女性目線で良い仕事をする!
    と見直されると言うパターンがあって
    事務系女性の
    ある意味シンデレラストーリー仕立てと成っているので
    読んでいて安心感がある。

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    2016年09月28日