佐々木譲のレビュー一覧

  • 地層捜査

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    ネタバレ

    昭和50年代の荒木町の人間模様に起因した殺人事件の話です。
    当初は当時の時代背景から地上げ屋絡みの事件と絞り込まれていた。ただ、再捜査の結果、時代だけではなく、花街という特殊な地域背景が見出され、事件の解決に至る。
    時代による人の感情の変化。現代人と当時の人。
    なかなか、そういう観点で面白かったですね。

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    2018年08月13日
  • 警官の血(下)(新潮文庫)

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    グイグイ読んでしまいました。初代・清二の断ち切られた志。二代・民雄を蝕み続けた任務。そして、三代・和也が拓く新たな道。と書かれていたPOPに偽り無しでした。個人的には和也と加賀谷の話をスピンオフで希望します。と書いたけどもうすでに『警官の条件』がでてました。さっそく読もうと思います。

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    2018年07月11日
  • 警官の掟(新潮文庫)

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    暴力団員の殺人事件の操作にかかわる二人の警察官は、数年前の事件で負傷した者と助けた者であった。当初、暴力団と半グレ集団の抗争と思われた一件は、徐々に連続殺人の様相を示す。佐々木譲氏らしい、警察官の特異性を前面に押し出しつつ、ミステリとしての完成度も高い作品でした。

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    2018年07月08日
  • 廃墟に乞う

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    私にとってはカウントダウンに続く2作品目となる佐々木譲先生の作品
    カウントダウンは友人からいただいた本だが、、、こちらも同じ友人からいただいた

    カウントダウン同様に北海道を舞台にした作品
    主人公は休職中の刑事という変わった設定の小説

    しかしなるほど
    刑事でありながら休職中という事になると自由度が増すというのか
    それでありながら刑事の洞察力もあり面白い展開ができるものだなと
    どうして休職中になっているかは最後に明らかになる

    本作は短編集となっており、多くが知り合い等から「休職中ならちょっと聞いてくれないかな」というような感じで相談を受けて始まる
    北海道の地理にはそれほど詳しくないですが、主

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    2018年07月03日
  • 地層捜査

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    地図に弱い私は最初冒頭の周辺地図を何度も見ながら読んでいたが、だんだんどうでもよくなり自分なりのイメージで読めた。さて、最終的にに水戸部はどういう結論を出したかなと気になるところです。第2作目も期待したい。

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    2018年06月07日
  • 人質

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    「謝ってほしいんです。あのときの県警本部長に。ぼくが要求するのはそれだけです」5月下旬のある日。生活安全課所属の小島百合巡査部長は、以前ストーカー犯罪から守った村瀬香里との約束で、ピアノのミニ・コンサートへ行くことになっていた。香里よりひと足先に、会場である札幌市街地にあるワイン・バーに着いた小島は、そこで人質立てこもり事件に遭遇する。犯人は強姦殺人の冤罪で4年間服役していた男。そのコンサートの主役は、来見田牧子、冤罪が起きた当時の県警本部長の娘だったのだ―。一方、同日の朝に起きた自動車窃盗事件を追っていた佐伯宏一警部補は、香里から連絡を受け、事件現場へ向かったのだが…。

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    2018年05月30日
  • 憂いなき街

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    サッポロ・シティ・ジャズで賑わい始めた初夏の札幌・市内で起きた宝石商の強盗事件を追っていた機動捜査隊の津久井卓は、当番明けの夜に立ち寄ったバー「ブラックバード」でピアニストの安西奈津美と出会う。彼女は、人気アルトサックス・プレーヤーの四方田純から声がかかり、シティ・ジャズへの出演を控えていた。ジャズの話をしながら急速に深まる津久井と奈津美の仲。しかし、そんななか中島公園近くの池で女性死体が見つかり、奈津美に容疑がかかってしまう…。

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    2018年05月28日
  • 警官の掟(新潮文庫)

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    東京湾で発見される死体、所轄の刑事とその同期の捜査一課の刑事が事件を追う。少々長い気がするけれど、じっくりと事件を捉え、最後はそう来ましたかと。二人(二組)の捜査が順番に書かれてて、着実に進んでるって感じで良かったけれど、二人の絆に関しては、最初だけで弱いように感じが。誰か寄りのもう少し深い心情があればよかったかも。それと、作者、北海道出身の方と思ったけれど、途中から、自分に馴染みの地名が出て来て、それはそれでちゃんと調べて来たのかなあと、驚き。

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    2018年05月28日
  • 警官の掟(新潮文庫)

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    「警官の掟」とあるが、「警官の血」シリーズとは関係はない。
    犯人の出現が、あまりにも唐突で(予想は出来たけれども)、犯人捜しについての伏線も最後の方まで出現しない。
    かつ、動機についても全く共感は持てない。
    作者は別に共感は求めていないと思うが。
    代わりに、読者をミスリードしようとしているのだろうエピソードにページがかなり割かれているが、これは冗長でしかない。

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    2018年05月27日
  • 警官の掟(新潮文庫)

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    笑う警官シリーズと変わらない感があったが、終盤ですごい展開になった。死を目の前に迎え、いったいどんな心境になるのか想像も及ばないが、本作ではそこまで踏み込んだ・・・のか?

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    2018年05月15日
  • 英龍伝

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    江川太郎左衛門英龍、江戸末期、こんな英雄がいたなんて知りませんでした。学ぶことの大切さ、情報の重要さを今更ながら思い知りました。
    くろふね、武揚伝も読んでみたくなりました。
    薩長でもなく、幕府側からだけでない開国を違った角度から眺められ、新鮮でした。面白かったです。

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    2018年05月13日
  • ベルリン飛行指令

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    中学か高校のときに読んで以来の再読。のめり込みました。
    乾の行方に涙した後の、グラーフとの再会がすごい救いになっている。ちょっとだけ救われた気分で読み終えられる構成に感謝。

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    2018年05月13日
  • 代官山コールドケース

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    正統派の警察小説である。



    川崎で女性が強姦されたうえ扼殺されるという事件が発生する。

    現場からDNAが検出されたが、それは十七年前代官山で起こった

    女店員殺人事件現場で見つかったものだという。



    代官山の事件では容疑者が浮かんだが、逮捕前に死亡。

    自殺として処理された、いわば、終わった事件だった。



    十七年前の事件は冤罪だったのか。

    警視庁の大失態を最小限にするには、

    神奈川県警より早く犯人を見つけ出さなければならない。

    特命対策室の水戸部、そして助っ人として

    朝香千津子が呼ばれた。



    終わった事件の再捜査であることから、

    極秘捜査であるという難題が課

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    2018年04月25日
  • 警官の血(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    佐々木譲さんの本をはじめて読んだ。
    少し暗さを感じさせる文章だが、引き込まれていく。

    この本は三代続く警察官の話だが、謎は解けても誰も幸せになって終わらない不思議なエンディング。

    また、読んでみたい作家さん。

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    2018年04月25日
  • ストックホルムの密使(下)

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    どこまでが真実かは分からないが、開戦や終戦に関しての超一級の情報を日本が活用出来なかったのは確からしい。今に至るまで日本はインテリジェンスのレベルが低いのが悲しくてならない。

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    2018年02月19日
  • 武揚伝 決定版(下)

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    立場が違えばまた見え方も違う。当たり前だけど忘れがち。どうも明治維新のあたりは「官軍」が正義の味方っぽく書かれるので、逆の立場の人たちは蔑ろにされますよね。武揚は以前から気になっていた人物で贔屓の佐々木譲が小説にしてくれてた。目から鱗というか、これを読むと もしあのとき蝦夷共和国ができてたら、日本という国はどうなっていたんだろう!? 色々と想像が広がる小説でした。

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    2018年02月05日
  • 廃墟に乞う

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    仙道さんはいったい何があって休職に追い込まれてしまったのか気になりながら読み進めた。最後でそれがわかって『やっぱりな』という感じで腑に落ちた。ちょっと今までにない警察小説でした。

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    2017年12月24日
  • 地層捜査

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    街の歴史、時代の空気を味わいながら楽しめる警察小説。女性は大抵水商売、ヤクザがらみ、パソコン弱い感がわかる描写が、佐々木譲氏の小説に出てくると自分はいつもながらグッとくる。

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    2017年11月26日
  • 代官山コールドケース

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    安定の佐々木譲。
    ほぼ一気読みの勢いで読破。

    シリーズ第2段。
    懸念だった前作の決着にもちゃんと触れられていて安堵。
    主要登場人物のキャラ立ちも十分に色づいてきて、シリーズモノとして軌道に乗り始める予感あり。次作にも期待

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    2017年11月08日
  • 地層捜査

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    ネタバレ

    四ッ谷荒木町が舞台。何度か訪れたことがあるけれど、お屋敷町だった 程度の知識しかなかった。事件を通して語られる過去の情景がリアルで入り込めた。
    事件の筋を変える水戸部の視点に無理を感じさせなかったのは、当時の情景、背景がリアルだったからだろう

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    2017年11月01日