佐々木譲のレビュー一覧

  • 地層捜査

    Posted by ブクログ

    街の歴史、時代の空気を味わいながら楽しめる警察小説。女性は大抵水商売、ヤクザがらみ、パソコン弱い感がわかる描写が、佐々木譲氏の小説に出てくると自分はいつもながらグッとくる。

    0
    2017年11月26日
  • 代官山コールドケース

    Posted by ブクログ

    安定の佐々木譲。
    ほぼ一気読みの勢いで読破。

    シリーズ第2段。
    懸念だった前作の決着にもちゃんと触れられていて安堵。
    主要登場人物のキャラ立ちも十分に色づいてきて、シリーズモノとして軌道に乗り始める予感あり。次作にも期待

    0
    2017年11月08日
  • 地層捜査

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    四ッ谷荒木町が舞台。何度か訪れたことがあるけれど、お屋敷町だった 程度の知識しかなかった。事件を通して語られる過去の情景がリアルで入り込めた。
    事件の筋を変える水戸部の視点に無理を感じさせなかったのは、当時の情景、背景がリアルだったからだろう

    0
    2017年11月01日
  • 制服捜査

    Posted by ブクログ

    しがないおっさん感のあるお巡りさんが大活躍な、割と心が躍る系な一冊。なんだけども。中川や麗子が一介のお巡りさんで何やってるんだろう?って漫画ならそこまで気にもしないわけだけども、このおっさんかなりのもんなのに、何でまぁこの年でしがない巡査部長なのか。そしてこのおっさんが来てからおっさんの周りで事件が起きていくという、まるでコナン君や金田一少年ばりの恐ろしい星のもとに生まれているという。
    と、少々突っ込みを入れたくもなったものの、ずいずいと引き込まれて楽しいんだよねぇ。あとはいつもの通りの田舎恐るべしな話は、やっぱ田舎怖いわーっていう恐怖感をいや増すばかりで、ある意味普段暮らしに関わる分だけ犯罪

    0
    2017年09月10日
  • 代官山コールドケース

    Posted by ブクログ

    読みやすかったし、複数の視点から描かれているのも面白かった。事件解決時が若干あっさりしているような印象ではあるけれど…その経緯は楽しめた。

    0
    2017年05月10日
  • 廃墟に乞う

    Posted by ブクログ

    ミステリーの短編というと中途半端な謎解き物を想像し、ほとんど期待しないで読んだのですが、これはそういった類の物語ではなく、いい意味で期待を裏切られました。
    北海道各地の疲弊の色を帯びた都市を舞台に、そこで起こる其々の事件の背景で繰り広げられる人間模様を、トラウマを抱える求職中の刑事の目を通して描いたヒューマンドラマです。
    1話1話がくどくどとした説明過多ではなく、絶妙の長さと締めくくり方に非常に好感が持てます。
    内容的には弘兼憲史のコミック「人間交差点(ヒューマンスクランブル)」を彷彿させます。というか、そのまま人間交差点の原作にしてしまっても違和感ないくらい作品コンセプトが近いと感じました。

    0
    2017年05月03日
  • 代官山コールドケース

    Posted by ブクログ

    佐々木譲は好きな作家の一人だ。
    とくに警察小説が大好きで、佐々木譲が書いた・・・というだけで内容を知らないまま購入してしまうこともある。
    奇をてらった設定や派手な展開があるわけではない。
    けれど、臨場感に満ちている展開や人物描写はいつも読みごたえがあって楽しい。

    水戸部と朝香が再調査のために声に出して過去の捜査報告書を読む場面。
    はっきりと言葉として出すことで、より事件の悲惨さや矛盾点が浮かびあがってくる。
    情報共有のための方法ではあっても、当時の状況がわかりやすく伝わってきた。
    犯人と目され自殺したと思われていた風見。
    もしも神奈川県警が当時の現場に残されていた遺留DNAとの一致を発見し

    0
    2017年04月07日
  • 警官の血(上)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    上下巻読んでの感想
    安城清二、民雄、和也。三代に渡り警察官として生きた男たちの物語である。
    終戦直後に警察官採用試験を受けた清二は、警察練習所で同期だった三人と共に警察官になる。
    それぞれに将来に向けた希望はあったけれど、清二の希望は駐在所勤務だった。
    やがて希望通りに天王寺駐在所に配属された清二だったが、ある日突然に謎の死を遂げる。
    万引常習犯の少年と父親との場面が印象に残っている。
    警察官でもあり父でもある清二。
    民雄にとっても印象に残る出来事だったのだろう。
    父として警察官として清二を尊敬していた民雄だからこそ、突然の清二の死が納得できなかったのだ。
    いつか事実を突き止めたい。
    それは自

    0
    2017年03月02日
  • エトロフ発緊急電

    Posted by ブクログ

    悲劇の島「択捉島」。太平洋戦争の開戦のキーポイントとなり、戦後はソ連の実効支配化となる。緊急電はいまだに鳴りやんでいない。

    0
    2017年02月26日
  • 地層捜査

    Posted by ブクログ

    法改正によって、これまでの事件に対する時効はすべてなくなった。
    上司の命令により15年前の未解決事件(荒木町老女殺人事件)の再捜査をすることになった水戸部。
    事件当時とは街の様相も変わり、関係者もみな一様に年を重ね、中にはすでに死亡している者もいる。
    タイトルの「地層捜査」とは、地層に埋もれた遺物を発掘して歴史を探っていくように、時間の経過とともに埋もれてしまった事件を掘り起こしひとつずつ洗い直していく・・・といった意味だろう。
    すでに引退し捜査協力員として再捜査に加わった加納がいい。
    古き時代の刑事像そのままのスタイルで捜査していく姿と、水戸部のいまふうの捜査の違いが面白かった。
    もしも本当

    0
    2017年02月24日
  • 警官の条件

    Posted by ブクログ

    このミスベスト10、2012年版8位。自分の好きなジャンルである警察小説の中でも最も好きな作家の一人。かつ、この人の本の中でも一二を争う傑作と思う。心の動きや物事の因果関係の記述が緻密で現実感を持たせながら物語性もあってとても面白い。自分的には評価高かった前作の警官の血より良かった。前半は少し重苦しいところがあってなかなか進まず、特に潜入捜査のところなんかはドキドキして心臓に悪い。後半はほぼ一気読み。とにかく加賀谷がかっこいい。最後少しウルっときた。もう少し短かければもっと良かったと思う。

    0
    2016年11月02日
  • エトロフ発緊急電

    Posted by ブクログ

    史実かどうかとかは途中からどうでもよくなります。
    斎藤が日本に入ってから一気に面白くなるので、厚いけど一気読み
    ラストは少しあっけなかったのが残念…
    三部作の二作目らしいですが、これだけでも楽しめました。

    0
    2016年10月03日
  • 代官山コールドケース

    Posted by ブクログ

    結構長い前振りの割に
    特に凄い捻りも無く
    犯人は分かりやすく出てきちゃった。

    とは言え、
    この作家の話に出てくる
    警察官は皆誠実だし、
    フォローする女性警察官は
    事務しか出来ないと思ったのに
    女性目線で良い仕事をする!
    と見直されると言うパターンがあって
    事務系女性の
    ある意味シンデレラストーリー仕立てと成っているので
    読んでいて安心感がある。

    0
    2016年09月28日
  • 制服捜査

    Posted by ブクログ

    5つの短編での構成。どの話も短いながらなかなかの秀作。
    特に「割れガラス」と「仮装祭」は良かった。☆4つにしたが、4.5かな。川久保篤巡査部長か…すっかりファンになってしまった。

    0
    2016年09月15日
  • 警官の血(下)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    下巻の3代目和也の話が一番面白かった!特に、最後、早瀬勇三の息子との駆け引きが良かった。こんなしたたかな男だったのか…!そして、ホイッスル!先に「警官の条件」を読んでしまっていたのが悔やまれる!ホイッスルにそんなに深い意味があったとは…。安城和也の今後の活躍が見たいです。

    0
    2016年09月02日
  • エトロフ発緊急電

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    択捉島に着くまでの描写が長く、択捉にたどり着いた時点で、もう残りわずか。
    なので、緊急電を発する場面はさらりと流れたようにも思う。
    日系人・混血児・朝鮮人・クリル人、いわゆるアウトサイダーの人々がどのように考え生きてきたのか。
    そこは丁寧に描かれていた。

    0
    2016年06月30日
  • 警官の血(上)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    祖父・父・そして息子と
    3代に渡り警察官となり
    1つの事件を追い求める。
    そんな話である。

    と有る事件が柱であるが
    その事件だけでは無く
    その時代の主人公を中心とした
    人生が書かれている点で
    戦後段々人々が
    裕福になるそんな
    移り変わる時代背景も
    一緒に読むことが出来る。
    確かにスケールの大きな
    読み応えのある本である。

    「上」は祖父と父の人生の途中まで・・・
    現在「下」のいよいよという所まで来ている。

    勿論未だ犯人の予想も立っていない。

    0
    2016年06月08日
  • 警官の血(下)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ん~ん。
    軸となっていた
    祖父の死の真実が
    あまりにお粗末な理由だったのが
    残念だった。
    物語全体のスケールが大きかった為
    ギャップが・・・。

    しかし、全体を通じて
    3代60年の警官一家
    それぞれの親を理解しながら
    誇りに感じながら
    全うしていく姿がとても良かった。

    0
    2016年06月08日
  • 代官山コールドケース

    Posted by ブクログ

    このシリーズの一作目があんまり面白くなかったから期待してなかったせいか 面白かった。前にドラマになったのを見たので そのときの映像が出てきてしまうけど それはそれで良かったきな。ドラマも面白かったし。

    0
    2016年06月04日
  • 地層捜査

    Posted by ブクログ

    15年前の事件の再捜査は地道な聞き込みや昔の調書を読み直していくところから始まる。まったくドラマチックな展開もなくミステリー小説としてどうなんだろうと思うくらいで、なかなか読み進めなかった。残り4分の1になってもどうやってこの話は終わるのだろうと思っていたが、読み終わってのしみじみ感はどうなんだ。定年になった加納と若き水戸部のコンビはその後姿を思い浮かべたくなる。
    しかしたぶん読み返すことはないだろう。もう一度この何も無いような道筋をたどりたいとも思えない。

    0
    2016年05月30日