佐々木譲のレビュー一覧

  • 秋葉断層

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    警察モノにもいろいろあるなぁと改めて思った。
    本当にそうなの?刑事がストーリーを作り思いこんでない?と突っ込みたくなるところもあった。ベテランというか、場数を踏むと相手の表情の変化などから読める現実があるんだろうと思うし、刑事目線の物語であれば、なお、この人逮捕しようよ、と応援したくなったが…
    結局そうはならなかった歯切れの悪さ、やはり間違いはなかったんだというもう一つの事件の始まり?
    複雑な気持ちで終わりました。

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    2025年05月05日
  • 遥かな夏に

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    あなたは、私の祖父ですか・・・
    女性の祖母は、未婚のまま出産し、何も語らずに亡くなる・・・
    1976年のベルリン国際映画祭での真実とは・・・

    昔の映画好きの方には面白い作品なのですかね。
    昔の映画が詳しくないので話に入るのにかなり苦戦しました。
    また、時代は背景もあんまりしっくりこなかったです。

    それでも人それぞれの生き方があると感じる作品でした。
    もう少し大人になったら読み返してみたら違う視点で読めるのでしょうか?
    僕には早い作品だった気がします。

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    2025年04月29日
  • 遥かな夏に

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    映画好きの団塊世代には、たまらなく楽しい物語なのかなぁ。延々と続く堂々巡りの「誰が祖父か」の推理、退屈。振り返れば、今も続く韓国の混迷の政治は戦後ずっと。それに翻弄されて来た個人の人生、やりきれない思い残った。佐々木さんも幕下ろそうとしているのかなぁ。道警シリーズだけでいいか。

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    2025年04月09日
  • 真夏の雷管

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    北海道警察の第8弾。
    仲間たちが、また動き出す。
    万引きした少年を補導し、署に連れてきて事情を聞いていたが逃げられてしまう。
    一方、園芸店から盗まれた爆弾を作れるという化学肥料や雷管。
    そこから、爆弾事件へと発展する。
    万引き少年を見つけるために、煮え切らない母親に何度も連絡を取る小島百合、窃盗犯を見つけるために奔走する佐伯と新宮コンビ。
    そして、津久井も加われば怖いものなし?
    佐々木さんの刑事ものは会話のテンポが良くて、なんか臨場感がある。

    2025.3.28

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    2025年03月28日
  • 沈黙法廷(新潮文庫)

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    警察モノから、舞台は法廷へ
    女性が、人生を隠すように生きるのは、宮部みゆきの「火車」を連想した。こちらの方が、まだ再生への希望がありそうだった。

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    2025年03月16日
  • 秋葉断層

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    タイトルの意味不明?27年前のこと思い出そうとしても無理!それ疑問に思ってたら、状況証拠はいっぱいあったんだから、お姉さん行動してたんじゃないかなぁ。

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    2025年03月14日
  • 遥かな夏に

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    大宮真紀の祖父探しに協力する本庄裕也。ベルリン国際映画祭や映画製作に熱中したほろ苦い学生時代を回顧する。映画に疎いため、感情がついてゆけず残念。爽やかな大団円でした。

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    2025年03月14日
  • 秋葉断層

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    1997年10月に神田明神下の路地で起こった轢き逃げは、犯人の目星もつかずに未解決のまま27年が経っていた。
    この被害者の姉が、亡くなった弟が身につけていた腕時計が出てきたと…
    そこから警視庁捜査一課特命捜査対策室の刑事・水戸部と地元・万世橋署交通課の柿本が、調べることになる。
    電気街である秋葉原に根を下ろす一族経営の電器店の常務は、轢き逃げだったのか…。

    水戸部と柿本の意思疎通は上手くいくのか…?という危うい2人の捜査に気を揉みながらも地道に捜査を続けていくうちに浮かびあがってきたものは、やはりそういうことかとなるのだが、最後の結末はすっきりしなかった。
    最後まで柿本に好感触を抱けなかった

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    2025年02月13日
  • 遥かな夏に

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    1976年のベルリン国際映画祭が舞台なので、この時代を知っている世代(今の50・60代以上か)か、よほど映画好きでないと全く面白くないと思われる作品。私は当時小学4年生で、時代の雰囲気が何となくわかる程度だが、そこそこ映画は観てるので、70年代の映画事情もそれなりに理解できたし、面白かった。ただ、ストーリは結構ありきたりだし、登場人物もいけ好かないヤツらばかりで、結局映画オタクの自慰行為を読まされている雰囲気ではある。あまりオススメはできないな。。

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    2025年02月07日
  • 遥かな夏に

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    関係者たちの反応や記憶の曖昧さもあったので、実は私が祖父だった的などんでん返しを期待してしまった。やっぱり刑事モノの方が作者の本領発揮される気がする。

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    2025年02月06日
  • 秋葉断層

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    いつの時代も、秋葉原はオタクの街ですね。私もほぼ同年代なので、現代物はもう…はわかります。歴史や時代小説に逃げないは尊敬できます。

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    2025年03月10日
  • 秋葉断層

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    読み終わった後思わず悲鳴をあげた。うっそ、こんな終わり方があるんだ、ちょっと酷い。
    コールドケースの地層シリーズ第3段、水戸部さんが主人公で、今回は神田の27年前の轢き逃げ事件を再捜査。相変わらず読ませる文章は流石。読者に投げかける終わり方はちょっと頂けない。

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    2025年02月02日
  • 秋葉断層

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    特命捜査対策室シリーズ第3弾。

    27年前秋葉原で起きた轢き逃げ事案に殺人事件の可能性が浮上し、万世橋署の交通課警官と合同捜査をすることになった警視庁特命捜査対策室の水戸部刑事。
    古い轢き逃げ事故を殺人として立件する証拠を上げることができるのか……。

    どことなくチグハグなバディ。やる気があるのかないのかよくわからない柿本と特命のエース水戸部。このページ数でどう決着をつける?と思ったらまさかの……。
    まあ、無理やり決着をつけるよりは現実的なのかもしれないけど、警察小説としてはモヤっとするかな〜。最後に水戸部がつかんだ真実とそれに対する処し方はなかなかにハードボイルドで佐々木譲らしくはあったけど

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    2025年01月23日
  • 地層捜査

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    佐々木譲さん、刑事ものの新シリーズ。所謂、コールドケースもの。時効がなくなった日本でかつて発生した老女殺人事件の真相を追う、というそれだけの話ながら流石に読ませる。東京の荒木町の風土や事件が起こった時の時代背景や登場人物の掘り下げ方などベテランでなければ書けないように丹念に描いていく。佐々木さんは事件と発生した土地との関連性を結びつけるのが上手いように思う。あっさりとした中にも深い余韻が感じられバーで飲んでいるような読書体験が楽しめる。

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    2025年01月18日
  • 戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー

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    ネタバレ

    警察小説アンソロジー
    「オール讀物」2023年6月号掲載(+書下し2)
    佐々木譲の入れ墨問題は最近緊張感を味わったw
    乃南アサの古き良き警察モノは読後感が最高
    松嶋智左の女性刑事モノは秀逸、特殊なヤギノメw
    初めての大山誠一郎、理屈は分かるケド荒唐無稽
    長岡弘樹、秘かな執念、悲惨にならなくて良かった
    櫛木理宇氏は青春作品を引きずるが切れ味は良し
    今野敏、主役をあーだこーだと小さな事で悩ませる
    長岡氏の教場シリーズ借りる事にしたw

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    2025年01月08日
  • 秋葉断層

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    27年前の轢き逃げ事件2人の刑事の追求とその幕引きまでの調査とその結末までだが証拠も無い事件ではたとえ犯人が解っても出来ない!さてどうするのかなと思っていたが---。

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    2024年12月17日
  • 秋葉断層

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    ネタバレ

    こんな風に終わるパターンもあるのね。
    事故なのか事件なのかわからなく、まぁ刑事事件扱いになるのはそーなんだけど、読み進めるほど、これは刑事事件として殺人を立証するのは難しいんだらうなと読者でもわかるほど。
    ラストも今までとちょっと違う展開で面白いんだけど、なんとなく盛り上がり欠けたような気もする。

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    2024年12月05日
  • 代官山コールドケース

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    地層捜査の続編。解決した筈の17年前に代官山で起きた殺人事件。ところが新たな殺人事件で同じDNAが見つかり、水戸部刑事が女性刑事とバディを組んで捜査する。前回も登場した科捜研の中島翔太の活躍が捜査を後押しするのが爽快。相変わらず丁寧に街を描いててリアル。

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    2024年11月26日
  • 戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー

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    初出が古い作品があったり、番外編が多かったりと気になる点もあったが全体的には良かった。
    特に長岡弘樹「噛みついた沼」が良かった。

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    2024年11月08日
  • ユニット

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    まず…序盤で『あぁ〜こんな展開になるんだろうな』と想像がつきます。
    が、!!!安心してください、多分、想像を超えてくれます^ ^

    4人の目線でかなり早いペースで進んでいくので、すいすい読めちゃう。
    途中の思い違いであったり、偶然が重なったり…そして終盤のスピードはすごい!

    で、タイトルにもなってる『ユニット』
    被害者ユニットvs.加害者ユニット
    そんな感じですかね〜。
    楽しく読ませていただきました♪

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    2024年10月29日