佐々木譲のレビュー一覧

  • 憂いなき街

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    北海道警シリーズ第7作。
    サッポロシティジャズが開催されるという札幌で事件が発生する。
    機動捜査隊の津久井は、ブラックバードでサッポロシティジャズに出るというピアニストの安西奈津美と知り合が、彼女に覚醒剤での前科があったことがわかるり、彼女のもとから去る。その後、ある殺人事件の容疑者として、彼女が浮上する。

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    2025年10月20日
  • 佐伯警部の推理

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    「北海道警シリーズ」のシーズン2。
    津久井が撃たれた厚岸の事件から一年、警部に昇任し警察大学校での研修を終え、函館方面本部捜査課の課長補佐に配属された佐伯宏一。

    函館の土地勘養うべく日々部下の運転する捜査車両で市内を走っているという設定からか、事件捜査に絡めての函館の道路や街の様子がかなり詳しく描かれる。それはそれで、行ったことがあると風景も浮かんでくるのだが、ちょっとその辺の説明がくどすぎて、肝心の事件が身に入ってこない。
    事件捜査は佐伯が関係者に話を聞いたことが悉く事件の本筋だったりでなかなか都合がいいし、事件そのものも警察ものにありがちなスピード感とかワクワク感がなくて地味な感じ。

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    2025年10月19日
  • 警官の血(下)(新潮文庫)

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    三代に渡る警察官の物語完結編。
    二代目の民雄は父と同じ谷中の駐在として赴任する。そこで父の死の真相、父が追っていた二つの殺人事件について調べていく。そこで父が死亡した当日の火災のときの写真を入手し、そこに知っている顔がある事に気がつく。その頃、立てこもり事件が発生し、ひとり現場に乗り込み、民雄もまた殉職する。
    三代目の和也もまた警察官となる。和也もまた警務部のスパイとして密命をおびて内定を始める。
    和也はついに、父や祖父の死の真相に迫っていく。真実の果てに彼がとった行動は、警察の組織人として、三代に渡り組織に翻弄されてきた末の、正に、しぶといものであった。

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    2025年10月12日
  • 降るがいい

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    初期の短編集に通じる人間関係の機微を描いた物語。
    このようなテイストの作品ももっと書いてほしいと思った。

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    2025年09月02日
  • 秋葉断層

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    作者は、短気なのか?ってくらいポンポン話が進んでいくし、結論に辿りつくのも早い。文章もめっちゃ区切る。これは絶対短気の所業だな。
    最後、江間のお姉さんが入院したあたりで残り3ページくらいになって、ほんまにオチつくんか!?と心配になりました。オチは結構いい感じやな〜と思ったけど、そこに割かれる文章の量がすくなーい!なので結構強引に感じました。

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    2025年07月06日
  • 人質(新装版)

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    北海道警
    冤罪被害者が札幌のバーに人質と立て籠る。要求は当時の県警本部長の謝罪。その裏には、政治家の裏金を身代金として要求するホンモノの狙いがあった。
    面白い

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    2025年06月24日
  • 代官山コールドケース

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     特命捜査対策室シリーズ第2弾。
     今回の舞台は17年前の代官山。そこで起きた殺人事件の現場から採取されたDNAが、17年後の今、川崎で起きた殺人事件の現場から見つかった。しかも17年前の事件は被疑者が変死を遂げたため、被疑者死亡で送検され、警視庁としては肩がついた事件だった。果たして真犯人は誰なのか。
     テレビドラマ化されてはいるが、ドラマとは違う展開で、面白みがあった。

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    2025年06月24日
  • 警察庁から来た男(新装版)道警シリーズ

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    ネタバレ

    藤川なんで来たん?って心でツッコミ入れてしまった。(否定的な話ではない)
    スタバのくだりがいちいち気になるけど嫌いじゃない。
    新宮が被害者の子が好み、で最後を締めちゃうの、いかんな〜。それは最初だけにしておいてくれ。と思いつつ……。

    佐伯新宮の現場組と藤川津久井小島の監察組が直接のやり取りをしないで進むのが面白かった。

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    2025年06月20日
  • 廃墟に乞う

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    3.7/5.0

    ある事件で心に傷を負った刑事が休職中に、様々な依頼を受けて捜査に協力するという設定が面白い。
    ただ、ミステリに疎い自分がこんなことを言うのも恐縮だが、どの短編ももう一捻りあるといいな、と感じた。

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    2025年06月18日
  • 地層捜査

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     時効事件を再捜査する「特命捜査対策室」シリーズ第一作。
     今回の舞台は荒木町。非常に狭い地域で起きた殺人事件の再捜査。被疑者が全く浮かんでいない中の捜査ということもあり、最初から難航する。地上げ絡みか、はたまた怨恨か。いろいろな可能性が考えられる中、当時は見えていなかった人間関係も見えてくる。様変わりしたから、かえって見えてくるものもある。そうしたことに気付かされる作品。

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    2025年06月17日
  • 左太夫伝

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    ネタバレ

    「武揚伝」「英龍伝」に続く幕末人物伝です。

    玉虫左太夫?お恥ずかしながら全く知りませんでした。
    仙台藩出身で蝦夷地調査や遣米使節団に同行して記録を残した人で、奥州戦争で非業の死を遂げた人でした。
    先見の明がありながら、時代に翻弄された人物を知ることができてよかったです。

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    2025年06月07日
  • 巡査の休日(新装版)道警シリーズ

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    章と章に脈略が薄く読み難さを感じた。最終章辺りで作者がこのような設定にしたのか理解出来た。警察と言う職務に向かい合う姿勢はそれぞれではあるが、共通点もある生き方をしているように感じた。最後は、「皆さんお疲れ様でした」って言いたくなリました。

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    2025年06月03日
  • 秋葉断層

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    このところちょっと鬱々とした物語を読んできたので、刑事物は単純に推理にのめりこめるかなと思って読み始めた。
    27年も前の未解決の交通事故案件に特命が挑むといった内容。秋葉原のいわば電気屋さんのお家騒動みたいなものだった。解決したのかと言えば、中途半端な結末で、全体に今一つの印象。

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    2025年05月18日
  • 秋葉断層

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    警察モノにもいろいろあるなぁと改めて思った。
    本当にそうなの?刑事がストーリーを作り思いこんでない?と突っ込みたくなるところもあった。ベテランというか、場数を踏むと相手の表情の変化などから読める現実があるんだろうと思うし、刑事目線の物語であれば、なお、この人逮捕しようよ、と応援したくなったが…
    結局そうはならなかった歯切れの悪さ、やはり間違いはなかったんだというもう一つの事件の始まり?
    複雑な気持ちで終わりました。

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    2025年05月05日
  • 遥かな夏に

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    あなたは、私の祖父ですか・・・
    女性の祖母は、未婚のまま出産し、何も語らずに亡くなる・・・
    1976年のベルリン国際映画祭での真実とは・・・

    昔の映画好きの方には面白い作品なのですかね。
    昔の映画が詳しくないので話に入るのにかなり苦戦しました。
    また、時代は背景もあんまりしっくりこなかったです。

    それでも人それぞれの生き方があると感じる作品でした。
    もう少し大人になったら読み返してみたら違う視点で読めるのでしょうか?
    僕には早い作品だった気がします。

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    2025年04月29日
  • 遥かな夏に

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    映画好きの団塊世代には、たまらなく楽しい物語なのかなぁ。延々と続く堂々巡りの「誰が祖父か」の推理、退屈。振り返れば、今も続く韓国の混迷の政治は戦後ずっと。それに翻弄されて来た個人の人生、やりきれない思い残った。佐々木さんも幕下ろそうとしているのかなぁ。道警シリーズだけでいいか。

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    2025年04月09日
  • 真夏の雷管

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    北海道警察の第8弾。
    仲間たちが、また動き出す。
    万引きした少年を補導し、署に連れてきて事情を聞いていたが逃げられてしまう。
    一方、園芸店から盗まれた爆弾を作れるという化学肥料や雷管。
    そこから、爆弾事件へと発展する。
    万引き少年を見つけるために、煮え切らない母親に何度も連絡を取る小島百合、窃盗犯を見つけるために奔走する佐伯と新宮コンビ。
    そして、津久井も加われば怖いものなし?
    佐々木さんの刑事ものは会話のテンポが良くて、なんか臨場感がある。

    2025.3.28

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    2025年03月28日
  • 沈黙法廷(新潮文庫)

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    警察モノから、舞台は法廷へ
    女性が、人生を隠すように生きるのは、宮部みゆきの「火車」を連想した。こちらの方が、まだ再生への希望がありそうだった。

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    2025年03月16日
  • 秋葉断層

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    タイトルの意味不明?27年前のこと思い出そうとしても無理!それ疑問に思ってたら、状況証拠はいっぱいあったんだから、お姉さん行動してたんじゃないかなぁ。

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    2025年03月14日
  • 遥かな夏に

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    大宮真紀の祖父探しに協力する本庄裕也。ベルリン国際映画祭や映画製作に熱中したほろ苦い学生時代を回顧する。映画に疎いため、感情がついてゆけず残念。爽やかな大団円でした。

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    2025年03月14日