佐々木譲のレビュー一覧

  • 鷲と虎

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    最近ノリに乗ってる佐々木譲。『警官の血』で賞を獲ったと思いますが、それまでもいろんな秀作を書いてます。
    第二次世界大戦秘話系と警察小説系が多いですが、この作品は第二次世界大戦の空軍の話です。
    中国で活躍する日本の戦闘機乗りと中華民国軍に雇われたアメリカ人の傭兵の飛行機乗りの話です。

    ハードでキツい話なのですが、主人公、特にアメリカ人の飛行機乗りのキャラのせいか、なんか明るい印象のある作品でした。
    日本人の主人公のことが好きなシンガーの性格もあるかな?

    二人の主人公が、中国上空でそれぞれ戦って、最後は二人で一騎打ちという、飛行機乗りがロマンだったころの話です。
    次々に脇役が死んでいくし、戦況

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    2011年03月13日
  • ベルリン飛行指令

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    ネタバレ

     この手の小説は、先が見えているので読んでいてむなしいやら悲しいやらなのですが、零戦をベルリンへ飛ばすまでの人々の努力、また、それが実りの薄いものであろうことを皆が薄々気づいていながらも挑んでいく姿勢がかっこよかったです。

     難しく時間のかかる小説かと思いましたが、時代よりは人物に焦点を当てたヒューマンドラマで、さくさくっと読めました。
     ただ、話としては単にベルリンへ行く過程があるのみで、物語としてなにを主張したいのかという部分が薄かったかな、と思います。

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    2014年10月01日
  • 仮借なき明日

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    サラリーマンハードボイルドという感じ。田舎に放り込まれた異分子としての主人公という設定が西部劇を彷彿とさせる。

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    2011年01月15日
  • 屈折率

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    本屋で手に取り面白そうだと思い購入。

    うーん
    面白かったけど今一歩何か足りない。


    全く関係ないけれど、
    この話の展開は男性独特のものだと思った。
    事業を起こしたけれど失敗してまた更にチャンスが与えられた主人公、
    チャンスが与えられた仕事は、
    収入はへるもののやりがいはありそうな仕事、
    その仕事についてインスピレーションも与えてくれ、
    かつ、体も温めてくれる若く美しい透子。
    きちんとした家を作り守ってくれるきちんとした妻。
    可愛い娘。


    こんなに男性にとって都合の良い設定があるか!

    だいたい透子のさっぱりとしたアーティスト気質だって
    不倫するのにちょうど良い性格じゃないか!そのオトコに

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    2010年12月28日
  • 仮借なき明日

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    農機メーカータジマ勤務の原田亮平。
    経営企画室のミッションとして、フィリピン工場の実態調査に乗り出す。

    佐々木譲作品らしからぬ作品だったと言える。
    まあ、初期作品であるため、仕方のない面もあろう。

    結局、最後まで原田のキャラクターがよく掴めない。
    頭を使うのか?体を使うのか?
    残忍であるのか?人情に厚いのか?
    同じ主人公でシリーズ化でもされていれば別だが、そうでもない。

    伏線のように見える要素が全く活かされていない内容は残念。

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    2010年09月14日
  • 牙のある時間

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    評価の高い 警察小説 とは異なりますが、
    これはこれで楽しめました。

    頭の悪い私にはもっとすっきりはっきり終わらせて頂けるともっとうれしいのですが、
    普通の読者の方はいろいろ考えることができるし、自分なりの真相に迫るのも悪くないですよね。
    静かなる怖さに乾杯。

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    2010年06月09日
  • 屈折率

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    崖っぷち男の会社復興の話しかと思ったら、人とのつながりによって変化する人間の成長の物語でした。たぶん成長・・・人とのつながりって言ってもほぼ不倫の話だし。嫌いじゃないけど、ちょっと裏切られた感があるので、★三つ

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    2011年07月25日
  • 鉄騎兵、跳んだ

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    長らく絶版となっていた佐々木譲のデビュー作が復刊とな。読み終えて30年前の作品と知るが、そんな古めかしさを感じさせないのが流石。
    短編5編の中にバイクを主題にして3編。
    凝縮したレースの描写がゴールに近づくに従ってどんどん加速する標題作。カワサキの男のニヒルさが渋い「246グランプリ」。ここいらは今に続く佐々木譲の文章や読者に結論を委ねる短編の締め方にもそのまま続いているような。
    3つ目の「パッシング・ポイント」は主人公のぼくの甘さが残念。次にある大学のボート競技を題材にしてストレートな青春を切り取った「ロウアウト」の慎一の潔さと比べると差が歴然(余談ながら、この前、朝日レガッタ見たけど、ボー

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    2015年08月23日
  • 仮借なき明日

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    自社の中国工場での話を思い出した。こんなハードボイルドな主人公はサラリーマンにはいない。途中から「特命係長 只野仁」を思い出し、突っ込みいれながら読みました。

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    2010年05月14日
  • 夜にその名を呼べば

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    親会社のCOCOM違反の輸出を隠すためのダミー会社の社員神埼が、親会社を救うために犠牲にされかけ命からがら東ベルリンに逃げ込み、その何年か後に、関係者に、その神崎からの「小樽にきてくれ」という手紙が届く。。こういう風に終息させるのか、なるほどね。しかし、一番面白かったのは、今野敏の作品群では好意的に描かれている公安捜査員が、この作品では、えらい冷やかな描かれ方してたとこ。視点ひとつで、ここまで印象違ってくるものか^^;

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    2011年07月15日
  • 警官の血(上)(新潮文庫)

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    文庫で発売された初日に買いに行ったものの通勤のお供には上下巻だし、重いし…としばらく読むまで時間がかかりました。
    が。読み始めたら一日で読破。やっぱり面白い。

    それぞれの読む方の年代によってどの辺りが面白い、とか感じることも違うかと思います。私は2代の駐在さんとしての生活の辺りが一番面白かったです。
    それにしても登場して2Pぐらいでこの人絶対アヤシイ、と思った人物がやはり色々な意味で黒幕でした。ただの勧善懲悪、正義を振りかざした小説ではないラストは読み終わった後、少し考えさせられました。

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    2019年01月21日
  • 夜にその名を呼べば

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    骨太な作品。
    読み辛さもあるけど一本筋が通っている感じです。

    追記-------------------------------------------------------------------
    最近小樽に行きました。街に降り立ったら
    スーツにコートの強面の男性が無線でなにやら話していて。
    刑事さんかしら?埠頭とかも行ったけどうら寂しくて
    ちょっと怖かった。

    すぐにこの小説を思い出した。

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    2010年03月14日
  • 夜にその名を呼べば

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    前半で掴まれ、あっという間に中盤へ。
    蛇足?な場面もあるけれど、展開は面白い。
    予想はついたが期待は裏切られず、哀しいストーリーは心に残る作品となった。

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    2011年12月02日
  • 制服捜査

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    新潮文庫の新刊で「警官の血」が出たので早速買ってきたけれど、そちらにかかる前に、まずは未読のこの本から。
    「笑う警官」に出てきた“稲葉事件”を背景に、不祥事の再発防止を目指す北海道警の方針で15年勤めた札幌の刑事課から十勝地方の駐在所に配置換えになった川久保巡査部長。
    事件も無い平和な佇まいとは裏腹に、閉鎖的で保守的な町の有力者たちと物言わぬ住民たちの中で、盗犯係や強行犯係を歴任したベテランが、捜査が出来ない制服警官の立場で辛抱強く向き合う5つの事件。
    土地に根付いた事件を炙り出す、駐在の立場での聞き込みと事件を俯瞰する目が冴え渡るが、どの事件もスッキリした解決は見ず、読み味は暗く苦い。

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    2015年08月23日
  • 屈折率

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    企業小説?
    恋愛小説?

    最近お気に入りの佐々木譲さん
    だから、どんなジャンルも読んじゃう!
    ヒロインの性格でストーリーが動く
    ガラス制作(芸術作品です)に心も体も
    奪われるヒロインの決断
    ・・・他に方法なかったのかな(笑)

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    2009年10月17日
  • ユニット

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    犯罪被害者の男性と、刑事の夫のDVから逃れる女性と、両者とあるきっかけで知り合い支援する工務店社長が「良い主役」。で、無期懲役を7年で仮出所してきた殺人犯の元少年と、とてつもなく自己中の刑事が「悪い主役」。この人物たちの視点で描かれるストーリー。良いモンと悪モンが、とてもわかりやすい構図になってます。悪モンはとことん悪印象な表現に終始してます。「ユニット」も、良い方と悪い方が出てくるのですが、悪い方のユニットは偶然にしても都合よすぎというか、なんか出木杉君なカンジです。っていうか、ユニットという言葉を文中に登場させるのも、なんか唐突なかんじで若干違和感あります。タイトルが先にありきだったのか・

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    2011年09月25日
  • 屈折率

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    元商社マンが自分の会社を解散させて
    実家のガラス工場の社長になる。
    当初の目的は工場を売却することだったが、
    ガラス工芸家の野見山透子にであって、気持ちが変わる。
    というもの。



    やり手の商社マンなので、やはり工場の切り盛りも
    うまくやっていく。
    その中で恋や、トラブルなどがあって話は進んでいく。
    先ず思ったのは、
    男性の不倫は結構当たり前のように、美しく描かれているけど、
    もし女性の不倫話だと話がどろどろしちゃうだろうなぁということ。
    小説の本題とは関係ないけど。


    結構はらはらドキドキしておもしろかった。
    一気に読んでしまったし。



    小説中に出てくるガ

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    2009年10月04日
  • 夜にその名を呼べば

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    1).目次
    省略

    2).筆者の主張
    省略

    3).個人的感想
    ちょっと昔の本(90年代前半)、プロット、オチは面白いが、ディティールがイマイチ

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    2009年10月04日
  • 夜にその名を呼べば

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    本屋でよく平積みされている作者なのでどれか読んでみようかな、と思い購入しました。面白かったです。

    冷戦の時代、自分は子供だったのであまり政治的な問題などに興味もなく過ごしておりましたがあの頃のアメリカやソ連の緊張した雰囲気は覚えております。一歩間違えれば核戦争突入などと言われていたあの時代。それが高校時代にベルリンの壁がなくなり、ソビエト連邦もなくなりそして今アメリカでは黒人のオバマ氏が次の大統領に選ばれました。時代は動いているんだなあ、世界は変化していくんだなあとしみじみ思います。

    恥ずかしながらココムの存在を知りませんでした。…そんな条約があったんですね… 自分としては組織ぐるみで

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    2009年10月07日
  • 冒険者カストロ

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    なにしろ、目的は「カストロに会うこと」なのであるから、ある意味面白い。でも、純粋な思いが伝わってきて、けっこう楽しく読みすすめられた。

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    2009年10月04日