【感想・ネタバレ】仮借なき明日のレビュー

あらすじ

大手農機メーカー勤務の原田亮平は、暴力への衝動を身の内に秘めたタフな男。そんな彼がフィリピン・サンビセンテへの出張を命じられる。現地向上で不良品が異常に発生しており、実情を確かめるためには、どんな手段も厭わないという。現地入りした原田を待っていたのは、総責任者に支配された工場と、やくざと汚職警官の専横を許す壊滅的な状況だった。悪を追いつめ、狩りたてる男を描く長編。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

個人的に、こうゆう男らしい、昭和っぽい、ハードな話は好きですが、果たしてただのサラリーマンが、銃を売ったり喧嘩をしたり、そこまで出来るだろうか?
また、フィリピン現地に問題を解決に赴いたのに、会社が求める解決法が違うのではないか?と謎に煽りまくり殺し合いまくる後半には、もう少し機転の効いたサラリーマンらしい痛快な解決法も欲しかったかなと思う

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2021年10月04日

Posted by ブクログ

久々がっつりハードボイルド!
大手農機メーカーに勤める36歳。デキるから媚びない繕うこともない。そこそこ修羅場を経験し、瞬時の判断は常に冷静で正しい。会社で唯一の理解者である常務から頼まれ、比国に進出した工場での不正や専横を暴くため、秘密裏に派遣される。

エピローグで知れるけど、解決シーンは想像の中で。欲をいえば、そこ、欲しいなあ!

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2014年07月22日

Posted by ブクログ

サラリーマンハードボイルドという感じ。田舎に放り込まれた異分子としての主人公という設定が西部劇を彷彿とさせる。

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2011年01月15日

Posted by ブクログ

農機メーカータジマ勤務の原田亮平。
経営企画室のミッションとして、フィリピン工場の実態調査に乗り出す。

佐々木譲作品らしからぬ作品だったと言える。
まあ、初期作品であるため、仕方のない面もあろう。

結局、最後まで原田のキャラクターがよく掴めない。
頭を使うのか?体を使うのか?
残忍であるのか?人情に厚いのか?
同じ主人公でシリーズ化でもされていれば別だが、そうでもない。

伏線のように見える要素が全く活かされていない内容は残念。

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2010年09月14日

Posted by ブクログ

自社の中国工場での話を思い出した。こんなハードボイルドな主人公はサラリーマンにはいない。途中から「特命係長 只野仁」を思い出し、突っ込みいれながら読みました。

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2010年05月14日

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