佐々木譲のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
休職中の刑事にプライベートを通じて捜査依頼が来るというのはなかなか考えにくいのですが、日本では不倫調査ぐらいしかしない私立探偵の代わりにと考えれば若干リアリティーは有ったりします。
或る事件に関わってPTSDになってしまい、それを癒すための休職なのですが結構逆効果になりそうな内容も有ったりで、大丈夫か?仙道?と心配になる事もちらほら。
表題作がとにかく面白いのでお勧めではあるのですが、一番PTSDに悪いのではないかと思うような話でもありました。
表題作の題名は本の題名でもあるのである意味リーダートラックなのでさすがの出来で、廃墟と貧困と殺人が絡み合ってやるせない気持ちになりました。
僕にとっ -
Posted by ブクログ
「警官の血」の続編というかスピンオフというか。3部の加賀谷刑事にスポットをあてた「その後」のお話。
作者にとって加賀谷が一作で使い捨てるには魅力的なキャラクターということだったんでしょうか。ひたすら渋くてかっこいい大人の男みたいな描かれ方をしてます。というか、そここそがこの小説の見どころなんじゃないでしょうか。
でも自分からすると、前作のラストで主人公の若い彼女を寝取って覚せい剤キメての情事を想像させ(結局してなかったわけですが)捨て台詞を吐いて物語を退場させられたラストからしてあんまり好感はなかったんですが。主人公からして、そのことも「あれはあれでしょうがなかったんだ」みたいにふわっとした -
Posted by ブクログ
感想は上下合わせてのものです。
3世代にわたる警官の物語。こういう読み応えのある話が結構好きです。それぞれの人物にドラマがありつつも、「初代の死の真相」という共通のテーマもあり縦軸もしっかりしてるし。
で、最終的にはその真相が明らかになるわけなんですが・・・結構早い段階でその真相ってなんとなく想像がついちゃって・・・その点は残念ながらちょっと興ざめ。そしてそれぞれの話とその真相をめぐる話が割と乖離しているようにも感じました。そりゃちょっとは話の接点はあるにせよ。
特に和也の話で顕著に感じました。加賀谷の話とか結構展開がありそうなのに。。
と思ったら続編みたいなのがあるんですね。そっちも読んで