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Posted by ブクログ 2020年02月05日
(上下巻)
「血」とは三代に亘って、地域警護に勤めた警察官の「血脈」を表す物語である。
第一部 清二
戦後の混乱を警戒して、警視庁は警官の大量募集をした。復員して定職のなかった清二は、それに応募して採用された。
研修中に3人の親友ができ、希望通り谷中の派出所の巡査になる。公園には浮浪者が溢れ、孤...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年11月05日
あらすじ
安城民雄は、駐在として谷中へと還ってきた。心の傷は未だ癒えてはいない。だが清二が愛した町で力を尽くした。ある日、立てこもり事件が発生し、民雄はたったひとりで現場に乗り込んだのだが-。そして、安城和也もまた、祖父、父と同じ道を選んだ。警視庁捜査四課の一員として組織暴力と対峙する彼は、密命を帯...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年09月06日
親子三代に渡る、警察官の物語。
数年前にこのミスに選ばれた作品らしい。
見せ場はそれぞれの時代にある。
特に2代目の民雄がPTSDにかかってしまい、立ち直ったが、またまた発症して、自ら事件に巻き込まれて命を落とす。
そして3代目の和也。現代においての警察官の正義のとらえ方が問われている。
読後、親子...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年06月21日
民雄の、苦しんだ挙句ようやく取り戻した平穏な生活から始まり、やがて和也の章に移る下巻を読み終えて、明かされた事実が重い。
すべての罪は相対的なものだ。いくつもの事件が秤にかけれて処理されている。
そうだとしても、当事者にしてみたら、、、無念。
二人とも、真相に行き着いて父は祖父は立派だったとわかっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月22日
警官の親子三代にわたる大河小説。文庫本で上下900ページ超。
初代は駐在所巡査として不審の死を遂げ、二代目は警官となり父親の死の真相を追うが殉職。三代目も、初代と二代目の死の真相を追う。
戦後すぐに駐在さんになる初代、学生運動が盛んなころに警官になる二代目。それぞれの時代の空気と、初代と二代目が務め...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月10日
警官としての『矜持』とは?
清二、民雄、和也と3代続く警官としての生き様。
それぞれが警官として、さまざまな葛藤を受けながら、任務にあたり、警官としての『使命』を全うする。
清二は、戦後の治安維持のために大量採用された駐在警察官。身近に起こった2つの殺人事件を調べる中で、謎の死を遂げる。
父の死...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月14日
復員した清二は家族を食べさせるため警察官になる。民雄の父であり民雄の長男和也の祖父である。戦後の混乱期で左翼労働組合の過激な運動があったり上野に浮浪者がたくさんいた時代の清二の話しは、人気ないようだが当時の雰囲気が伝わるものだし、後に続く二代、三代の警官に重要な事柄です。清二が死んだ原因、民雄が死ん...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年08月20日
呉服屋が3代続いてても、ふーん、ぼっちゃんか、ってなもんだけども、警察官が3代続けばどんだけおかたい家系なんだって感じに思うわけで。
でも水戸黄門じゃないんだから、警察だからって常に清廉潔白とはいかず、まぁそんな展開は今どき珍しくもないんだけども、3代も追っかけると大河ドラマのようにすっかりこの世界...続きを読む
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