佐々木譲のレビュー一覧

  • ユニット

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    久しぶりに本を読む楽しさを思い出した。
    壊れた家族同士が新たな家族を作る。破綻と再生。心がほっこりします。
    一方、犯罪者たちは救いようがない。当然の報いとして、個人的には満足のラストです。

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    2016年03月28日
  • 代官山コールドケース

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    代官山なのに暗い街。シンプルな構図でテンポ良い展開だったと思うけど、私が細切れで読まざるを得ず、ちょっと残念だったかも。エンディングへのスピード感はさすがだけど、映画でもないのに最後どうして線路でアクションシーン?なんかあっさり終了。

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    2016年06月24日
  • 暴雪圏

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    ネタバレ

    このミスベスト10、2010年版8位。北海道を舞台に数十年に1度の豪雪の日に発生する複数の事件が同時に進行していく群像ドラマ。この作者独特の緻密でリアルな表現。面白いんだけどちょっと読みにくいところもあって、ちょっとてこずりました。登場人物多すぎて記憶力が弱ってきてる自分には覚えきれないってとこに起因してるのかも。

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    2016年03月07日
  • 廃墟に乞う

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    佐々木譲さん、久しぶり。そういえば笑う警官しか読んでないかも。

    先が気になって一気に読んでしまう。面白かったです。ただ短編集だったので読みやすい反面、少し物足りなさも…。

    違う作品も読んでみようっと。

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    2016年02月17日
  • 廃墟に乞う

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    とある事件で休職中の刑事が、知り合いに頼まれたりして結局いろんな事件を解決する手助けをする話。
    短編連絡で読みやすいし、まあまあ面白かった。

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    2016年02月13日
  • 憂いなき街

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    道警シリーズの7作目。このシリーズ、順番違えて読んだりしてたけど、去年の夏に出ていたものにここで漸く追いついた。
    今回は、札幌の夏の風物詩として定着したというサッポロ・シティ・ジャズの出演者を巡り、佐伯と津久井がジャズ好きでそれぞれがサックスとピアノを操るという最初の頃の設定を思い返させながらお話は進む。キャラクター設定は既に安定も、佐伯と小島の間には進展があるなど、少しずつの変化が加わり飽きさせない。
    前半、肝になる話が見え辛いものの、今回はいつもと少しパターンが異なり“津久井の純愛”がメインテーマとなってからは、彼が追う事件を中心に一気呵成。相変わらず話の運びは巧い。
    しかし、どんなに惚れ

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    2016年02月07日
  • 廃墟に乞う

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    直木賞受賞作。警察小説ではあるが、主人公は警官を休職中の身。事件捜査に直接関わることのできないハンデの中で、話をどう展開させていくのか非常に気になった。
    そんなハンデを背負いながらも、一粒の光を見つけ出し、そこから穴をこじ開けていく展開力と創造力は流石でした。

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    2016年01月18日
  • 憂いなき街

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    道警シリーズ第7作。

    札幌のジャズ・フェスティバル開催を目前にしたある日、津久井巡査部長は女性ピアニストと出会う。急速に惹かれあうふたりだが、彼女の過去が明らかになって……。

    警察組織の内情を描いた硬派な作風が特徴のシリーズにしてはめずらしく、恋模様がメインになっている。タイトルとは裏腹に憂いに満ちた男の哀感が漂う。佐伯警部補と小島百合巡査部長の関係にも変化が。

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    2015年12月20日
  • 人質

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    道警シリーズ第6作。

    冤罪により4年間も服役させられた過去をもつ男が、警察責任者の謝罪を求めて人質立てこもり事件を起こす。たまたま現場に居合わせた小島百合巡査部長も人質になってしまう。

    警察組織の不条理さを題材にしたこのシリーズ。今回も冤罪と知りながら無実の人間を収監し続けた警察の傲慢ぶり、家族を人質に取られてもまだ組織の都合を優先する非情さなどに驚くばかり。

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    2015年12月20日
  • 警官の血(下)(新潮文庫)

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    テレビでやってたよね。

    まんまや…

    って読みながら、映像が浮かびながら、
    だからなのか、スーって読めた。
    正義で優秀でいられるって難しい、かもって。

    警官やるって、難しそー。

    大学で、わるっぽいのがK4町なんとかの
    お偉いさんとこのって耳にしたけど、
    あれもそのルートなのかなぁ…
    それはそれで世の中不幸だよなぁー。
    それも警官の血、かもなぁ。

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    2015年12月16日
  • 憂いなき街

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    今回はいつものメンバーの恋愛が絡んだ展開。
    恋愛面が絡んでいるせいか、事件事態はあっけなかったきがする。

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    2015年11月15日
  • 密売人

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    道警シリーズの5作目。東京出張、往復の新幹線の中で読み進む。
    この前7作目が出たけれど、6作目を読んだ時にこの本を読んでいないことに気がつき、その内読むわと思っていたのが今になる。
    晩秋の釧路、函館、小樽で3つの死体があがるプロローグ。
    その内、小樽の事件に機捜の応援で津久井が借り出される一方、佐伯+新宮は路上荒し、小島は少女連れ去りといういつもの日常の小事件に取り掛かる。
    4人がランチを一緒にする中で、それぞれが担当する事件とプロローグの死体がつながりを見せ、そこからはそれぞれが並行する事件にあたりながら、最後はひとつに収斂するいつもの流れ。
    相変わらずのテンポの良さで、それぞれの個性も最早

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    2015年10月31日
  • 廃墟に乞う

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    休職中の刑事にプライベートを通じて捜査依頼が来るというのはなかなか考えにくいのですが、日本では不倫調査ぐらいしかしない私立探偵の代わりにと考えれば若干リアリティーは有ったりします。
    或る事件に関わってPTSDになってしまい、それを癒すための休職なのですが結構逆効果になりそうな内容も有ったりで、大丈夫か?仙道?と心配になる事もちらほら。
    表題作がとにかく面白いのでお勧めではあるのですが、一番PTSDに悪いのではないかと思うような話でもありました。
    表題作の題名は本の題名でもあるのである意味リーダートラックなのでさすがの出来で、廃墟と貧困と殺人が絡み合ってやるせない気持ちになりました。

    僕にとっ

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    2015年09月21日
  • 暴雪圏

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    次から次へと新しい登場人物が現れて、一体どう収拾つけるんだと、一気に読んでしまった。
    最後は、ここで終わるのかーという終わり方ですが、次から次へと場面が変わり、飽きさせない展開で面白い。
    もう少し評価上げても良かったけど、最後が何となく。

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    2015年08月30日
  • 警官の条件

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    前作から間が空いてしまったので、読みながら関係性が蘇ってきた。
    先日TVでこのシリーズがドラマ化されたものが再放送していたのをたまたま見掛けて、慌ててチャンネル変えた。
    ラストでジーンと来た。

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    2015年07月16日
  • 警官の条件

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    「警官の血」の続編というかスピンオフというか。3部の加賀谷刑事にスポットをあてた「その後」のお話。

    作者にとって加賀谷が一作で使い捨てるには魅力的なキャラクターということだったんでしょうか。ひたすら渋くてかっこいい大人の男みたいな描かれ方をしてます。というか、そここそがこの小説の見どころなんじゃないでしょうか。
    でも自分からすると、前作のラストで主人公の若い彼女を寝取って覚せい剤キメての情事を想像させ(結局してなかったわけですが)捨て台詞を吐いて物語を退場させられたラストからしてあんまり好感はなかったんですが。主人公からして、そのことも「あれはあれでしょうがなかったんだ」みたいにふわっとした

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    2015年06月05日
  • 五稜郭残党伝

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    渋い!!そして、男同士の友情が素敵だ~。

    ストーリーは、五稜郭の戦争が終わるあたりからのはじまりで、そうだよな~。こういう人たちっていたんだろうな~と思ったりしてしまいました。

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    2015年05月26日
  • 警官の条件

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    ネタバレ

    長編 加賀谷=佐藤浩市 安城=伊藤英明をイメージして読み進めた(前作のドラマ版)
    もっとお互いが直接対立するのかと思ったけど、最後までそれはなし。しかも和解してくれるのかとも思ったけどそれもなしか。。。最後はスピード感あったが、黒幕も中途半端な形に思えた。。。結構期待して読んだので。。。

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    2015年05月06日
  • 警官の血(下)(新潮文庫)

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    感想は上下合わせてのものです。

    3世代にわたる警官の物語。こういう読み応えのある話が結構好きです。それぞれの人物にドラマがありつつも、「初代の死の真相」という共通のテーマもあり縦軸もしっかりしてるし。
    で、最終的にはその真相が明らかになるわけなんですが・・・結構早い段階でその真相ってなんとなく想像がついちゃって・・・その点は残念ながらちょっと興ざめ。そしてそれぞれの話とその真相をめぐる話が割と乖離しているようにも感じました。そりゃちょっとは話の接点はあるにせよ。
    特に和也の話で顕著に感じました。加賀谷の話とか結構展開がありそうなのに。。
    と思ったら続編みたいなのがあるんですね。そっちも読んで

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    2015年04月24日
  • 警官の血(下)(新潮文庫)

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    前二代の事件の人物、事件の真相は今ひとつで拍子抜けするような結末だけれども、人間の心理描写、どうあるべきかという倫理観に関しては激しく訴えかけるものがあった。読み応え十分。

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    2015年03月07日