佐々木譲のレビュー一覧

  • 雪に撃つ

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    佐々木譲の小説らしく、複数の事件が時の経過と共に重なっていくという構図で少々難しかった。札幌の土地勘があればさらに面白いと思った。

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    2022年07月09日
  • 真夏の雷管

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    かつての仲間が異なる部署から連携するところはシリーズの読者として読みどころですが、肝心の事件の展開はイマイチ盛り上がらなかったかな。

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    2022年06月05日
  • 暴雪圏

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    頂いた本。ばらばらの事件、ばらばらの人物たちが少しずつ描写されていたのが、猛烈な吹雪によってひとところにあつめられていく。読み進めて「ああ、ここに集約するのだな」と予想がついてまだ終結していないエピソードの人物がどうやってここにくるのか、それともこられないのかと思いながらぐいぐいと読んでしまいました。
    シリーズものだそうですが、頂いたのがこれで初見でしたが、シリーズと知らなくても全く差支えはありません。

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    2022年06月04日
  • 雪に撃つ

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    佐々木譲『雪に撃つ』ハルキ文庫。

    道警シリーズの第9弾。

    幾つかの事件が絡み合いながら、ストーリーは展開していくが、面白さには欠ける。展開が予想通りというか、仕掛けらしい仕掛けが見当たらないのだ。ちょっと残念。

    過酷な労働を強いる職場から逃亡し、追われる2人のベトナム人技能実習生。義父による性的暴力から逃れるために家出した17歳の少女。さっぽろ雪まつり開幕の前日に白昼に発生した自動車窃盗事件。カーチェイスしながらの車の発砲事件。

    外国人技能実習生と非正規雇用という安価な労働力に頼ることで日本の企業は本来の競争を失い、日本という国はどんどんダメになって行くように思う。

    本体価格700円

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    2022年05月24日
  • 雪に撃つ

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    ネタバレ

    道警シリーズ第9弾。

    作者の作品の中ではこのシリーズが安定していて面白い。
    今回もいくつかの事件が一つの案件に収斂していく手法はさすがでした。
    ただ、レギュラーの人間関係がマンネリ化しつつあり、今回も佐伯と百合の関係が後戻りしてしまったのは残念でした。
    次作も期待して待ちたいと思います。

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    2022年05月19日
  • 抵抗都市

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    ネタバレ

    ★3.5

    「もし、あの時こうなっていたら・・・」という設定での小説は、歴史改変歴史小説と言われますが、この作品もその一つ。日露戦争で日本が負けてしまった後の世界を描いています。

    不思議な感じですね。一応、日本の統治機構は生きていて、その上にロシアの統監部がいるという、第二次大戦後の占領期と同じような形態で統治されているという設定。ただし、名目的には、日露同盟という事になっていて、日本軍も縮小されたけど存在しているという事になっています。

    いやぁ、複雑複雑。反ロシア派、ロシア派が、軍や警察の中に入り乱れていて、それが事件に複雑に絡んでくるんですよね。捜査を行うのは、現場の警察官なので、そう

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    2022年05月02日
  • 代官山コールドケース

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    シリーズ2作目。刑事の仕事は想像以上に地味で過酷であると、このシリーズを読んで改めて思う。本来ある刑事たちの過酷な事件捜査のリアリティ性を追及しつつ、エンターテイメント性、ミステリー性をしっかりと含めて展開されていくストーリー。その絶妙なバランス感覚。それこそドラマの醍醐味であり、佐々木さんの腕前。

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    2022年03月22日
  • 真夏の雷管

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    感想書いたような気がしたけど何故か記録されてないので改めて。

    道警シリーズもだいぶ年代が新しくなってきてスマホが活躍したりと。

    だらしない親を登場させるのも常套なので目新しくはないが、最後の時刻表ミステリー感も含めてエンタメ小説としては満足。

    登場人物の安定感もシリーズならでは、かな。

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    2022年03月08日
  • 廃墟に乞う

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    星⭐️⭐️⭐️⭐️4にはチョット足りないかな〜
    RPGでボスに通じる隠し扉を見つけて中に入った! ここでお終い だって後は倒すだけだから
    って感じだな  描き過ぎのお話よりは好き

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    2022年01月11日
  • 地層捜査

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    ネタバレ

    『火刑都市』みたいなのを読みたいなーと思っていて。
    いつだったか、これのドラマを見て意外によかったのを思い出したのがきっかけ。

    読み終わってみると、これはドラマの方がよかったかもなーと。
    ドラマを見たのはずいぶん前だから、うろ覚えのところもあるんだけど、原作よりも小鈴や国枝、そして鈴佳の人となりが描かれていたように思う。
    また、原作には出てこない鈴佳の妹も出てきて、登場人物たちの愛憎や淡い夢、哀しさに味があった。
    一方、原作は場所の匂いこそ濃厚なものの、そこにあった小鈴をめぐる事件がうまくからんでないって言ったらいいのかなー。
    それが過去のことだけに、欲や愛憎のどろどろさが妙にさらっとしすぎ

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    2021年11月13日
  • 廃墟に乞う

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    ネタバレ

    私の好きではない短編集と知らずにbookoffで購入。
    正直、ぼちぼちでした。

    そもそも、短編集が好きではない理由は内容が浅いから。
    起承転結で言えば、それが1サイクルで終わるものが多いし、
    承から転の間が短いので浅く感じてしまいます。

    この方の長編は何冊も読んでいて、重たい空気で起承転承転承転と
    繰り返しながら、捜査が進んでいくのですが、
    やはり短編なので起承転結の1サイクルで事件解決している。

    それを除けば、面白かったとは言えると思います。

    備忘録として内容を少し書いておくと、
    メンタルを患ってしまった刑事仙道の休職中の話。
    休職中という曖昧な立場なので、各方面から相談がきて、

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    2021年10月26日
  • 地層捜査

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    未解決事件の再捜査。過去の資料を紐解きながら現場を這う。それはまさに地層を掘り返していくかのような、執念の推理と捜査劇。
    見えてきた一筋の光をこじ開けながら、少しずつ少しずつと真実に近づいていく緊迫感、臨場感は申し分ない。水戸部と加納の絶妙なコンビ。

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    2021年10月03日
  • 夜を急ぐ者よ

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    偶然の出会いから生まれた恋、そして数年後の偶然の再開。ここまではなんだかとてもロマンチックなラブストーリーの予感もあるが、そう簡単にさせないのが佐々木さん(笑)
    そこにハードボイルドストーリーが重なれば、ラブストーリーも雲ゆきが怪しくなってくる。決して叶わぬ恋に終るだろうなと。そしてまた不運な結末になるのだろうなとあらゆる想像が掻き立てられる。結末は読んでからのお楽しみで。
    クライマックスでは謎を残すシーンもあり、更に読者の想像力は膨らむ。

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    2021年09月25日
  • 新宿のありふれた夜

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    以前住んでたし、好きな新宿、もう2年も行ってなくて、強烈になつかしかった。スピード感と、小説の世界を展開するのに必要十分な人物描写、バランス良いように感じた。加えて、インドシナ難民や日本の難民受け入れ体制の酷さについても織り込まれ、社会的な背景もきちんと伝わるようにできている。いつもの(サビれた)バーの最後の日に居合わせた人達が、自分のものさしを信じて人助けする姿が清々しい。映画化したら、いいかも。リンはゆきぽよがいいかもしれない、と思いつき。

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    2021年08月14日
  • 廃墟に乞う

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    1 本書は佐々木讓氏の作品です。佐々木氏は、北海道シリーズや「警察の血」等の警察小説を得意にする作家です。本書は、主人公の仙道刑事が活躍します。6編からなる短編連作の警察小説で、直木賞を受賞してます。
    2 この「廃墟に乞う」の犯人である古川は、極貧の中で育ちました。母親は、体を売って金を稼ぎ、2人の子供を育てるという生活でした。そうした中で、主人公は、“母親が食うに困って、幼い妹をダムに投げ込んで殺そうとする異常な光景”を目撃する。さらには、子供を残したまま、失踪した母親を許せず、同じように体を売って生活している、風俗嬢を殺してしまう。最後は、犯人がダムに投身自殺して、物語は終わります。

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    2021年06月30日
  • 雪に撃つ

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    大通警察署シリーズですね。いくつかの筋が同時に進み、最後の最後で全て重なります。他のシリーズ同様、面白かったですが、もう少し人間関係(佐伯刑事と小島百合)の描写があってほしかったかな。

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    2021年06月13日
  • 廃墟に乞う

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    第142回直木賞受賞作品
    でも、ちょっと物足りない
    短編連作の警察小説です

    ストーリとしては、PTSDとなった刑事の仙道が休職中にプライベートとして携わる6件の事件の物語
    ドンパチはありませんが、一つ一つの事件の裏側にある人間臭さ、どろっとしたところ、ほわほわした仙道が明らかにしていきます。

    ■オージー好みの村
    ニセコで起きた殺人事件。その容疑者としてあるオーストラリア人があげられます。その容疑者の容疑を晴らしてほしいという女性の願い。
    殺人事件の真相と、このオーストラリア人が守ろうとしていたものとは?
    そして依頼人の想いとは?

    ■廃墟に乞う
    13年前の事件と同様の手口でデリヘル嬢が殺害

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    2021年05月29日
  • 廃墟に乞う

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    佐々木譲がこの作品で直木賞を受賞したとき正直今さら感があった。本人も永年勤続表彰の意味もあったのではないかと言ったそうだ。そう、だからこの作品を代表作と勘違いしてはいけない。期待し過ぎてはいけない。心身衰弱で休職中の敏腕刑事仙道が完全プライベートで捜査する、あるいは相談に乗って事件を解決に導く短編集。トリックとか意外な犯人といった話ではない。人生の光と影とか生き様、そしてどこかセンチメンタルな、そんな昭和な短編集である

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    2021年05月21日
  • 雪に撃つ

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    道警シリーズ

    札幌雪祭り前日の慌ただしさの中、佐伯・小島・津久井それぞれが事件に搬送する。
    終盤に向けて、それらが1つの流れにまとまっていくのだが、直接3人が絡むシーンが少なく残念。
    お決まりのブラックバードのシーンも少なく、佐伯・小島の関係も微妙な展開になりそうだし、今後は更に少なくなりそう。

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    2021年04月02日
  • 雪に撃つ

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    北海道警シリーズ第9弾。


    さっぽろ雪まつり前日に起こった車両の盗難事件を追う盗犯係の佐伯と新宮、カーチェイスからの発砲事件を追う機捜津久井、釧路の家出少女の保護に奔走する生安の小島、大通署のいつものメンバーそれぞれの追う事件が次第に一つに集約していく。

    断片情報がパズルのピースのようにはまって、事件の概要が明らかになっていく快感。そして、舞台は大通公園の雪像前。逃げる犯人、追う警察。
    相変わらずいつものメンバーの活躍だけで解決するようなご都合主義は否めないが、シリーズのファントしては満足。

    ただ、札幌周辺や市内の地名の記載が詳しすぎて現地に詳しくない者には臨場感もなければ、スピード感も

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    2021年03月23日