佐々木譲のレビュー一覧

  • 人質

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    シリーズ6


    ワイン・バーで、立てこもり事件に遭遇の女性刑事

    その裏でもう一つの、脅迫事件。



    囚われの身となった緊迫感をヒリヒリ感じる



    ハードな語り口だが読みやすい。

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    2024年10月05日
  • 冒険者カストロ

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    ネタバレ

    今日の1日で読みきった。
    圧倒的民主主義の日本では共産主義、社会主義が好ましく捉えられていないので、これまで革命について深く知ることがなかった。そんな中でこの本を読んで革命も国のために行うというごく当たり前のことを知った。キューバの腐敗した政府から政権を取るために奔走したフィデル・カストロの物語は、自分に高揚感を抱かせてくれた。何度も頓挫しながら腐敗した政府をあらゆる手段で攻撃し続けて最終的に武力で打破したことが何よりも印象に残った。またキューバ危機についての理解も深まり、社会科の教員になるための知識が得られてとても嬉しい。
    このカストロやヒトラーなど一国を大きく変革する人物は、言葉を巧みに使

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    2024年10月03日
  • 牙のある時間

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    本屋でジャケ買いならぬカバーと題名に惹かれてカバー買いした本です。内容は北海道にゆかりがある自分としては読んでて描写がしやすくそれなりに楽しめた作品でした。

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    2024年09月23日
  • 笑う警官(新装版)道警シリーズ

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    面白い警察小説が読みたいと思い、本作と次作をまとめて購入したものの、古い若者像やアウトロー像にやや冷めてしまった。無理にキャラクター作らなくてもいいのになぁ。独自の捜査本部もリアリティに欠け過ぎてて入り込めず…

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    2024年08月25日
  • 戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー

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    「弁解すれば/佐々木譲」
    「青い背広で/乃南アサ」
    「刑事ヤギノメ/松嶋智左」
    「三十年目の自首/大山誠一郎」
    「嚙みついた沼/長岡弘樹」
    「ルームシェア警視の事件簿/櫛木理宇」
    「ケースオフィサー/今野敏」
    7話収録の警察小説アンソロジーで文庫オリジナル作品。

    一番面白かったのは長岡さんの「嚙みついた沼」
    警察官の夫が特定外来生物のカミツキガメを発見した事から事態は思わぬ方向へ。
    僻地の駐在所に異動になった夫の魂胆とは…。
    行間から沼の悪臭が漂って来る様だった。

    乃南作品にはあの土門功太朗が登場。
    懐かしい人に再会出来て嬉しい。

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    2024年08月13日
  • 北海道警察 11 警官の酒場

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    ネタバレ

    道警・大通警察署シリーズ第11弾でシーズン1完結編。

    いつものように佐伯の盗犯係、津久井の機動捜査隊、小島の生活安全課の各事案が最終的に一つの事件に結びついて解決する。
    今回はラストシーンの舞台がブラックバードということで、まずは全員の進退が改まる感じでエンディングを迎えた。
    とはいえ、佐々木さんも70歳の後半に入るのでシーズン2って本当に描き切れるのか?

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    2024年07月22日
  • 戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー

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    まあ寄せ集め短編なのでクオリティはこんなものだろう。収穫は松嶋智佐氏。「刑事ヤギノメ」は短編とは思えない面白さでこの文量で確り人物が表現されていて出色の出来だった。著者の上梓作も読んでみたい

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    2024年07月05日
  • 廃墟に乞う

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    舞台は北海道。とある事件によってメンタルを病んでしまい休職中の刑事、仙道が主人公。療養中で暇を持て余している彼のもとへ、過去の事件で関わりのあった人々から依頼が舞い込む。休職中で警察権限を使えない仙道だが、警察関係の人脈と地道な調査によって事件を解決に導く…というパターンの連作短編集。

    名前は知ってたけど初めて読む作家さん(多分)
    最初、シリーズものの1冊かなと思ったけど違ったようだ。
    表題作の「廃墟に乞う」は第142回直木賞受賞作。さびれた北海道の町の情景が哀愁を誘う。が、正直なんでこれが直木賞に選ばれたんだろう?と思った。
    仙道は優しい人物なんだろうけど、なんだか人物像がぼんやりしていて

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    2024年06月10日
  • 憂いなき街

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    道警シリーズ第7弾。
    今回は個々の恋愛部分が多く描かれている。
    佐伯と小島はもちろん、意外なところでは津久井の恋愛。密かに新宮も頑張っている。
    小説の設定でいうと津久井はイケメンみたいだけど、あまりその印象が持てていない…
    恋愛ネタはあると言っても、殺人事件は起きている。
    普段は冷静な津久井が垣間見せる私情が、時にハラハラさせる。
    そして、それを補うのはやっぱりチームの面々か。

    2024.6.6

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    2024年06月06日
  • 抵抗都市

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    日露戦争に「負けた」日本。終戦から11年たった大正5年、ロシア統治下の東京で、身元不明の変死体が発見された。警視庁刑事課の特務巡査・新堂は、西神田署の巡査部長・多和田と組んで捜査を開始する。だがその矢先、警視総監直属の高等警察と、ロシア統監府保安課の介入を受ける。どちらも、日本国内における反ロシア活動の情報収集と摘発を任務とする組織だった。
    やがて二人は知る。ひとつの死体の背後に、国を揺るがすほどの陰謀が潜んでいることを。
    警察官の矜持を懸けて、男たちが真相を追う!

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    2024年06月05日
  • 廃墟に乞う

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    任務がもとで心身を耗弱し休職中の刑事仙道のもとにかつての知り合いから連絡が入る。
    殺人事件の容疑をかけられている男性を助けて欲しい。
    北海道を舞台に繰り広げられる6つの連作集。
    休職中の刑事だけに事件に踏み込んでいく訳にもいかないが道警の刑事とのやりとりの中で事件を解決に導いていく。
    連作最後にはその後刑事として復職するであろう仙道の姿が予測できる描写があった。
    彼がここに至るまでの壮絶な体験をした事件の詳細を別な一冊として読みたいと思った。

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    2024年05月09日
  • 北海道警察 11 警官の酒場

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    第1シーズン完ですか、同じフォーマットではマンネリになりやすいので。さらに第2というのは頭が下がります。

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    2024年04月29日
  • 北海道警察 11 警官の酒場

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    道警シリーズ11巻、第1シーズン完結。

    佐伯・新宮は単純な自動車窃盗事件を、小島はスマホ盗難を、津久井は強盗殺人を追っていくと、それらは絡まり合って、1つの事件に結びついていく。
    後半急ぎ過ぎたような感も否めない。
    岩倉牧場がなぜ狙われたのか、なぜ直ぐに警察に連絡しなかったのか、もう少し詰めて欲しかった。

    シリーズ完結とあるように、それぞれの決断が描かれている。次のシリーズはどんな風になるのか楽しみな反面、彼らが揃うこともなくなるのかと寂しさも。

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    2024年04月17日
  • 人質

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    シリーズ第6弾。
    今回も女性警官の小島が奮闘する。
    たまたま誘われたミニ・ピアノコンサートが人質立て籠り事件となったのだ。
    犯人は冤罪で4年も服役していて、コンサートの主役の父親で、当時の警察本部長だった男に謝罪を求めるという中島。
    もう一人は中島の支援者という瀬戸口という男。
    しかし、ただ謝罪を求めているだけというには不可解な部分が多すぎる。
    いつものメンバーが集まって、事件解決に臨むところも頼もしい。

    2024.4.13

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    2024年04月13日
  • 北海道警察 11 警官の酒場

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    佐伯さんや津久井さんなど
    お馴染みのメンバーに変化を感じさせて
    ひと区切りとなりました。

    ビッグバードも次の展開ですね。

    次作を楽しみにしています。

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    2024年03月29日
  • 北海道警察 11 警官の酒場

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    道警シリーズ、第1シーズン完結編。
    「笑う警官」から、どれくらいの年月が経っているのか、もう分からないけど、佐伯、津久井、小島の決断を描いた本作。
    本筋から離れながらも、それぞれの場所で活躍を続ける3人だったが、そろそろ本筋に戻る時が迫る。
    車輌盗難を捜査する佐伯、繁華街でスマホを奪われた少女の対応をする小島、機捜として立てこもり事件をスマートに解決する津久井。
    相変わらず、三者三様活躍を続けているが、札幌近くの厚真で起きた強盗殺人事件が3人の追っている事件を結びつけていく。
    今、警察物と言えばこれ!と言うぐらい出て来る「闇バイト」を扱いながらも、これまでの道警シリーズさもきちんと描かれ、40

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    2024年03月19日
  • 時を追う者

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    太平洋戦争で敗戦を喫した4年後の1949年、GHQの統治が続く東京を舞台にして物語は始まる。
    主人公の藤堂真樹は、陸軍中野学校出身の元破壊工作員、俗に云うところのスパイだった。
    その真樹は、勤め先の労働争議の場で暴力を振るったとして現行犯逮捕され、警察に留置されていた。
    そこに進駐軍の憲兵隊が現れ、真樹は身柄を引き取られる。
    その真樹を、東京帝国大学の歴史学者である守屋淳一郎と理学部の和久田元教授がGHQから解放し、そして元工作員のキャリアを活かしての仕事を依頼する。
    その仕事とは、満州事変が勃発する前の時代に遡り、関東軍の暴走を阻止して太平洋戦争に至らない工作を実行して欲しいと云う内容だった

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    2024年03月03日
  • 地層捜査

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    地層捜査という題名につい惹かれて読んでみた。地層の様に時が重なり、その重なりに埋もれてしまった事件が露わになっていく‥‥昭和の混沌とした夜の街を浮かび上がらせなんともいえない。定年後の相談員の想いと現役捜査員の想いがたまらなく哀愁を感じる。

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    2024年02月25日
  • 密売人

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    道警シリーズ第5弾。
    津久井や佐伯のチームワークと正義感が魅力だと思う。
    今回も北海道で同時に起こった事件に、ある共通点があると気付き、それぞれの役割の中で信頼を通じて情報を共有しながら、事件の本筋へと近付いていく。
    過去に組織へ逆らったと懲罰人事を受けながらも、本来の職務を全うする津久井や佐伯の姿はカッコ良すぎる!

    2024.2.22

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    2024年02月22日
  • 帝国の弔砲

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    日本を出てからどうするのか?って言うのが問題なんだと思ってたら、日本に来るまでの話だった。
    ちょっと私にはややこしすぎたかな
    面白かったけど。

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    2024年01月11日