あらすじ
新宿で十年間任された酒場を畳む夜、郷田は血染めのシャツを着た女性を匿う。監禁された女は、地回りの組長を撃っていた。一方、事件を追う新宿署の軍司は、新宿に包囲網を築くが。著者の初期代表作。
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Posted by ブクログ
居酒屋の店長とその店に逃げ込んできた女のお話でした
居酒屋はその夜を最後に店を閉めることになっていた
女は訳あり系でした
そしてその夜の新宿は警察、やくざが入り乱れて
騒々しいことに・・・
居酒屋最後の日に来た客たちも巻き込んで・・・
著者の初期作品とのことでしたがとても楽しめました
Posted by ブクログ
かなり前に読んでいた事を、読み出してから思い出した。
タイトル通り、新宿が舞台の一夜のお話。
氏の初期作品である「振り返れば地平線」などと似たようなテイストを感じる。
主人公が概ねクールで感情の起伏を表に出さないハードボイルド調という共通点を感じるが、それが心地よい。
Posted by ブクログ
警察小説の著書特集の棚で見つけた。著者は良く知られた方ですよね~映画化作品あるし。でもそっちは買う気にならずに、冒頭パラ読みしてすぐ購入決定。設定展開がモロ好み。すらっと読めた。脇を固めるキャラをもっと深くエピソード絡めて書けばもっと面白いんじゃ…と思ってしまう。加筆してくれても全然いいんだけども(笑)
Posted by ブクログ
以前住んでたし、好きな新宿、もう2年も行ってなくて、強烈になつかしかった。スピード感と、小説の世界を展開するのに必要十分な人物描写、バランス良いように感じた。加えて、インドシナ難民や日本の難民受け入れ体制の酷さについても織り込まれ、社会的な背景もきちんと伝わるようにできている。いつもの(サビれた)バーの最後の日に居合わせた人達が、自分のものさしを信じて人助けする姿が清々しい。映画化したら、いいかも。リンはゆきぽよがいいかもしれない、と思いつき。
Posted by ブクログ
警察小説で著名となった佐々木譲の初期の作品。直近の作品のほうがより深みがある感じはするものの情景描写や背景の描き方などはこの時からスタイルは変わっていないと思う。多少、取材して集めた情報を盛り込みすぎているのか、登場人物の描写が冗長なところはあるがストーリーとしての出来過ぎ感はおいておいても秀作でしょう。
Posted by ブクログ
歌舞伎町を舞台にしたお話。
よく知る歌舞伎町の路地とかを頭に浮かべながらドキドキしながらストーリーを追って行くのが楽しかった。
ちょっと大人の青春を感じさせるお話でした。